

74年のアルバムで、Polydorに移籍しての第一弾になります。独自のサウンドを確立し始めていて、ここから知名度が上がっていきます。プロデューサーはBlack SabbathやBudgieなどのヘヴィメタ系を手がけていたRodger Bainが担当しています。オーケストラを利用するのはお金がかかりますし、シンセが普及した事でシンセによるオーケストレーションになっています。
1. Child Of The Universe
2. Negative Earth
3. Paper Wings
4. The Great 1974 Mining Disaster
5. Crazy City
6. See Me See You
7. Poor Boy Blues
8. Mill Boys
9. For No One
10. Child Of The Universe (US Single version)
11. The Great 1974 Mining Disaster (Original Mix)
12. Maestoso (A Hymn In The Roof Of The World)
13. Negative Earth (Original Mix)
14. Child Of The Universe (Alternate Recording)
シンセでオーケストレーションを施す事で、シンフォニックロックと言う形で
プログレの形が完成されていて、彼らもシンフォニックロック路線に行きますが、ピンクフロイドの影響が有り、フォークロック調の
プログレで独自のスタイルを確立し始めています。ただし、ピンクフロイドスタイルで売れているのはフロイドだけであり、追従しているバンドも少なかったのですが、売れているバンドはほとんどいません。
このバンドもこの作品で売り上げは伸びますが、まだまだB級のレベルであり、その後に再評価されるものの、大きな成功は手にしていません。サバスやバッジーはヘヴィメタ系ですが、
プログレ的な展開の多い曲想が特長であり、その辺りの構成は反映しています。しかし、このバンドはあくまでも
プログレとして演奏しています。ポップな曲調を活かしながら
プログレとして完成させるという手法が独自のサウンドに昇華されている名盤です。
Full Album