

2008年のアルバムで、カバー曲集になっていますが、バッハ、ザゴヴィア、ウイリアム・バードなどのクラシックギター曲としてカバーしています。オリジナル曲も入っていますが、これまでのアコースティックギター作品と違うのはカバーになっている事です。それだけ誰でも知っている曲なので、ギターの演奏が評価される事になります。それだけ気持ちが入っている曲なのでありましょう。
. Gavottes BWV 1012 (Bach)
2. Courante BWV 1009 (Bach)
3. Jesu Joy BWV 147 (Bach)
4. The Fountain Suite (Hackett)
5. The Earle of Salisbury (Byrd)
6. La Catedral (Barrios)
7. El Noy de la Mare
8. Cascada (Hackett)
9. Sapphires (Hackett)
10. Prelude in D, BWV 998 (Bach)
11. Prelude in C min, BWV 999 (Bach)
12. Chaconne BWV 1004 (Bach)
13. La Maja de Goya (Granados)
クラシックギターも学んでいたのでしょうし、ロックと同じように耳コピーしたりもしていたのでしょう。ロックギターと違うのは、一本のギターで伴奏と旋律を同時に演奏するのがクラシックギターであり、その為運指というか、演奏するポジションが限定される事になりますので、自分で探るのは時間がかかるので、学びにいっていたと推測されます。ロバートフィリップもアンソニーフィリップスもクラシックギター教室に通っていました。
クラシックギターを習得するとロックギターを演奏する時も独自の奏法を編み出せるようになりますので、クラシックギターを学ぶ事は良い事だと思います。しかし、チョーキングとかありませんので、ロックギターは別に練習する必要があります。そうした経歴の中で、彼にとってクラシックギターがどれほど重要な位置を占めているのかは、これまでの作品も聴いても分かりますが、これはその最もたるアルバムであります。
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