Phil Collinsがジェネシスに加入する前に参加していたバンド、Flaming Youthの69年の唯一のアルバムです。サイケからプログレへと移行する間のアートロック的なサウンドで、
ブリットポップな曲もあります。メンバーはドラムのPhil Collins、ギターがRonnie CarylとGordon Smithでベースも担当、キーボードのBrian Chattonの四人です。
1. Guide Me, Orion
2. Earthglow
3. Weightlessness
4. The Planets A. - Bringer Of War
5. The Planets B. Venus - Bringer Of Peace
6. The Planets C. Mercury - The Winged Messenger
7. The Planets D. Jupiter - Bringer Of Jollity
8. Planets E. Saturn - Bringer Of Old Age
9. The Planets F. Uranus - The Magician
10. The Planets G. Neptune - The Mystic
11. Changes
12. Pulsar
13. Spacechild
14. In The Light Of Love
15. From Now On (Immortal Invisible)
16. Man, Woman And Child (Bonus Track)
17. Drifting (Bonus Track)
発売当時は全く話題にもなっていませんし、廃盤になっていましたが、Phil Collins人気にあやかって再発されています。私もCDの時代になって入手出来ました。The Planetsは組曲になっていて、プログレ志向ありありなのですが、まだこの時点ではどう表現していいのか分からないバンドが多くいました。彼らもその一つです。サージェントペッパーの影響を受けているのでしょうが、イギリス的なポップソング寄せ集められたようなアヴァンギャルドポップのようでもあり、これがマニアにはたまらない内容になっています。
サイケ時代の隠れた名作としてス骨子再評価されています。ただ、まだまだ完成度が低く、散漫な感じもします。全員がボーカルをとっていて、早くもこの時点でPhil Collinshe Planetsの歌が聴けます。アヴァンギャルドポップでありながらPhil Collinsはジャズ的なドラミングをしていて、ソフトマシーンの初期の頃の作品に近いものになっています。Phil Collinsファンじゃなくてもブリティッシュロックファンならコレクトしておきたい作品です。
Full Album