

85年のアルバムで、最大のヒット作品となりました。今回もHugh Padghamとタッグを組んで製作されています。Sting やPeter Gabriel にバックコーラスをさせるという贅沢ぶりです。You Can't Hurry Loveのヒットが契機になったと思われますが、よりポップ感覚が開花しています。このヒットのノウハウが後のジェネシスのInvisible Touchに反映されていきます。
1. Sussudio
2. Only You Know And I Know
3. Long Long Way To Go
4. I Don't Wanna Know
5. One More Night
6. Don't Lose My Number
7. Who Said I Would
8. Doesn't Anybody Stay Together Anymore
9. Inside Out
10. Take Me Home
11. We Said Hello Goodbye
作品を出すたびにヒットする神状態になっていて、MTVを活用した戦略は見事に的中し、One More Night、Sussudio、Don't Lose My Number、Take Me Homeのシングルヒットをもたらしています。打ち込み、シンセベース、所謂80年代サウンドを取り入れたポップな内容になっています。バラードもありますが、これまでのダークなイメージは払拭して、よりリスナーの幅を広げたサウンドになっています。
Roland 808やRoland 909 などのシーケンス、Linn drumを使ったりして、90年代のテクノへと繋がるサウンドが聴かれます。シーケンスに生ドラムというリズム構成、80年代らしい白玉コード、テンションを動かしていくコード進行、全てが真似されていき、80年代のスタイルが固まっていきます。モータウンスタイルを取り入れる事で明るくなり、それは後のジェネシスにも反映されていきます。Peter Gabrielもヒット作品を作るようになり、ジェネシスファミリーが報われる時代となりました。
Full Album