

89年のアルバムです。前作、ジェネシスのアルバムとヒットを続けてきて、このアルバムもヒットしています。もはや売れる曲を作る事に躊躇は無いです。しっかり売れる為の作品を作っています。いつものバンドメンバーとPhoenix Hornsによるファンクスタイルの所謂典型的な80年代サウンドになっています。打ち込み、サンプラーも使っていますが、生演奏がしっかりしているので、軽薄になる寸前に留まっています。
1. Hang In Long Enough
2. That's Just The Way It Is
3. Do You Remember?
4. Something Happened On The Way To Heaven
5. Colours
6. I Wish It Would Rain Down
7. Another Day In Paradise
8. Heat On The Street
9. All Of My Life
10. Saturday Night And Sunday Morning
11. Father To Son
12. Find A Way To My Heart
豪華ゲストも参加していて、David Crosby、Nathan East 、Pino Palladino、Stephen Bishop、Eric Clapton 、Steve Winwoodがなどが参加しています。クラプトンのアルバムをプロデュースしたりしていますが、クラプトンは人の作品ではあまり冴えた演奏しない傾向があります。それでもやり直しとは言えないのでしょうね。誰かがもうお前は神ではないと言ってあげないといけないと思います。
顔面ジャケットシリーズになっていますが、その御陰で顔も名前も
音楽も定着するようになりました。Hugh Padghamのサウンドプロダクションも派手さは無くなってきましたが、細かい部分での目配りが行き届いているのもあって、他のあまたある80年代サウンドとは違って、一つ一つの音が活きていますので、平坦な感じがしません。ここが売れる作品と、売れなかった作品の違いがあると思います。思いっきり80年代サウンドなのに嫌みがありません。
Full Album