82年のアルバムです。自分でプロデュースした、ニューウェイヴ感覚のポップアルバムに仕上がっています。ジェネシスではアバカブによりポップな
プログレの新しい形が見えてきた頃で、彼もポップな作品でも売れると判断したのでしょうが、彼自身で歌っていた為か、前作が素晴らし過ぎて、比べられて売れませんでした。
1 . Acting Very Strange
2 . A Day to Remember
3 . Maxine
4 . Halfway There
5 . Who's Fooling Who
6 . Couldn't Get Arrested
7 . I Don't Wanna Know
8 . Hideaway
ソロアルバムですから自分で歌っても良いと思います。それほど巧くなくても、そんなに悪くありません。テクノの感覚も入っていて、ポップセンスはトニーバンクスに比べれば雲泥の差があります。Mike + The Mechanicsにも通じるポップセンスは既に芽生えています。アレンジも斬新ですし、これはこれで素晴らしいアルバムです。
ただ、前作があまりにも
プログレファンを虜にしてしまったので、
プログレファンにとっては響かなかったようです。それでも当時の80年代においては素晴らしい内容の作品に仕上がっています。これも売り方次第だったのでしょうが、今なら再評価されても良いアルバムです。隠れた名盤であります。
Acting Very Strange