
ソウル、
ファンクバンドのVinegar Joeの72年のファーストアルバムです。このバンドは当時の日本ではほとんど話題になっていませんが、Robert Palmerが在籍していたバンドとして、今では再評価されています。元々はDada というバンド名で活動していましたが、Robert Palmerが参加したあたりからVinegar Joeへ変更しています。イギリスのバンドですが、当時ブルーアイド
ソウルが少し流行っていて、白人による
ソウルバンドとして活動していました。
1. Rusty Red Armour
2. Early Monday Morning
3. Ride Me Easy Rider
4. Circles
5. Leg Up
6. See the World (Through My Eyes)
7. Never Met a Dog (That Took to Me)
8. Avinu Malkenu
9. Gettin' Out
10. Live a Little, Get Somewhere
11. Speed Queen of Ventura
Robert Palmerはサイドボーカルであり、主役のリードボーカルはElkie Brooks嬢であり、この人のパワフルなダイナマイト
ソウルな歌が目玉です。メンバーはボーカルのElkie BrooksとRobert Palmer、ギターがPete Gage、ベースがSteve York、ドラムがRob Tait、キーボードがTim Hinkley になっています。当時のイギリスでは
ソウルミュージックをやるバンドがいくつかありましたが、どれも時期が早過ぎた為か、成功していません。
ソウルミュージックや
ファンクがロックファンにも浸透するのは80年代を待たなければなりませんでした。
ですから報われていないバンドではありますが、その
音楽性は現在でも通用するようなパワフルでエネルギッシュなものであり、熱いバンドが少なくなっている今こそ再評価されるべきバンドだと思います。Robert Palmerも既にソウルフルな歌を聴かせていますが、それでもElkie Brooksの存在感には負けてしまうので、サイドボーカルに甘んじています。それほどElkie Brooksの歌はずば抜けているのです。それだけ才能が集結していたバンドであり、演奏もかっこいいです。名盤ですね。
Rusty Red Armour