

76年のアルバムです。プロデュースはJohn Leckieに代わりましたが、前作同様クィーンのようなドラマティックな展開に発展するパワーポップ全開になっています。Roy Thomas Bakerほどオーバープロデュースになっていないので、ソリッドなロックを楽しめます。ポストグラムロックといった感じで、グラムロックをよりポップにしたサウンドになっています。
1. Fair Exchange
2. Heavenly Homes
3. Ships in the Night
4. Crying To The Sky
5. Sleep That Burns
6. Beauty Secrets
7. Life In The Air-Age
8. Like An Old Blues
9. Crystal Gazing
10. Blazing Apostles
11. Shine
12. Speed Of The Wind
13. Blue As A Jewel
トリオ編成になっていたバンドにキーボードのAndy Clark が加わり四人組になりました。ですからピアノやシンセの出番が増えて更にポップに聴こえます。それでもギターはハードロックっぽい演奏で弾きまくっています。Bill Nelsonもギターに専念出来るのでライブでも楽になったと思います。歌はやっぱりグラムロック時代のボウイのようであり、売れる要素はたっぷりありますが、日本ではどうしても今ひとつでありました。
名前は覚え易いバンドなので、名前は浸透していましたが、実際どういうサウンドなのかは進んで聴かないと伝わらないような状況でした。イギリスではレゲエ調のShips in the Nightがシングルヒットしていましたが、日本ではシングルヒットが無かったのです。シングルヒットがあればラジオでお馴染みになりますので、日本でも売れていたと思いますが、パワーポップに馴染むにはチープトリックの登場を待たなければなりませんでした。それでもよくまとまった完成度の高いアルバムになっています。
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