76年のアルバムで彼らの代表作であり、最高傑作と呼ばれる作品です。組曲風のメドレー形式になっていたり、トータルコンセプトサウンドにより、アルバムとしての統一感を創りだしています。ギターサウンドもマイルドになり、よりポップで、後のニューウェイヴに繋がるようなコンパクトなアレンジも作られています。それでいてクィーンのようなドラマティックな展開によってポッププログレッシヴなスタイルになっています。
1. Orphans Of Babylon
2. Twilight Capers
3. Kiss Of Light
4. The Bird Charmers Destiny
5. The Gold At The End Of My Rainbow
6. Bring Back The Spark
7. Modern Music
8. Dancing In The Moonlight (All Alone)
9. Honeymoon On Mars
10. Lost In The Neon World
11. Dance Of The Uncle Sam Humanoids
12. Forbidden Lovers
13. Modern Music (Reprise)
14. Down On Terminal Street
15. Make The Music Magic
16. Futurist Manifesto
17. Quest For The Harvest Of The Stars
18. Autosexual
キーボードの占める部分も多くなり、雰囲気はグラムロックの流れを汲んでいますが、あくまでもポストグラムロックであり、グラムロックとニューウェイヴの間の過渡期に当たるサウンドになっています。類似しているのは当時のWingsだと思います。もしくは10ccのようなひねくれポップの一つと考えても良いと思います。プログレ的なアイデアを持っていながらもポップであるという玄人好みのサウンドです。
程よくポップであるにもかかわらず日本ではシングルヒットがありませんでしたので、このアルバムは話題になりましたが人気は今ひとつでした。ファッション的にも地味でしたので、イギリスでは人気があっても世界的にアピールするには弱かったのだと思います。1曲でもシングルヒット出来るような曲があれば事態は違っていたと思います。ラフな感じは無くなりましたが、より
音楽的完成度を高めた名盤です。
Full Album