オランダのポップロックバンド、ゴールデンイアリングです。結成は61年なので、ほぼビートルズと同期ですが、このデビューアルバムは65年ですから、ビートルズの影響を受けたビートポップのアレンジになっています。プロデュースはFred Haayenです。ビートルズがデビューするまではヴェンチャーズやシャドウズのようなバンドしかいませんでした。そのビートルズもドイツに出稼ぎに行くなど、ヨーロッパの方がロックバンドに飢えていました。オランダも早くからそういう
音楽に目覚めていたのです。
1. NOBODY BUT YOU
2. I HATE SAYING THESE WORDS
3. SHE MAY BE
4. HOLY WITNESS
5. NO NEED TO WORRY
6. PLEASE GO
7. STICKS AND STONES
8. I AM A FOOL
9. DON'T STAY AWAY
10. LONELY EVERYDAY
11. WHEN PEOPLE TALK
12. NOW I HAVE
13. CHUNK OF STEEL
14. THAT DAY
15. THE WORDS I NEED
16. IF YOU LEAVE ME
17. WAITING FOR YOU
メンバーはギターのGeorge KooymansとPeter de Ronde、ベースとキーボードのRinus Gerritsen、ドラムのJaap Eggermont 、ボーカルのFrans Krassenburgの5人組です。メンバーはちょこちょこ代わっていきますが、バンドとしては停滞する事無く長く活動していく事になります。時代的にビートルズのヘルプ辺りのサウンドに似ています。ストーンズの影響も感じます。ブリティッシュインヴェンション真っ直中ですから、他の国々はイギリスのロックに近づこうとしています。
単なる真似事で終わらずに、しっかりと考え込まれたアレンジは見事です。ヨーロッパ圏では売れていましたが、日本まで届くようなマネージメントになっていませんでしたので、名前が知られるようになるのは後の事になります。何せイギリスではビートロックブームで次から次にバンドが出てきますから、アメリカとか以外からのバンドが名前を売り出すには大ヒット曲が必要でした。そこまでのヒットはありませんが、どれも素晴らしい曲ばかりです。
Full Album