

71年のアルバムです。トラディショナルフォークも含んだハンードロックと言う事ではツェッペリンが第一人者ですが、ジェスロタルもそうであり、又
プログレッシヴだったりします。ちょうどジェスロタルのようなハードロックになっています。ただし、このバンド特有のスタイルと言うのも確立されつつありますので、当時の重要なバンドである事は間違いありません。
1. Silver Ships
2. The Road Swallowed Her Name
3. Hope
4. Dont Worry
5. She Flies On Strange Wings
6. This Is The Other Side Of Life
7. Youre Better Off Free
オランダのバンドと言う事で、日本まで知れ渡るのは時間がかかっていましたが、これだけ独創的なサウンドを持っているバンドは少なかったので、当時のヨーロッパ圏では重要な役割を持ったバンドだったと思います。オランダではトップグループですからB級にはしにくく、演奏力、曲の構成などはA級品であります。それでもプロデュース力に差があるように思います。もっとギターを重厚に出来ると思いますし、ドラムももっと残響音を大事に録音した方が迫力があると思います。
そこはジェスロタル的だと思えばこれでいいのかもしれません。ボーカルがどうしてもアメリカンな感じがしますし、そういうこのバンドならではの環境が独創的なバンドに育てています。アドリブをたっぷりとっているのも当時の流行りでありますし、実にユニークなサウンドになっています。どこかB級ですが、B級でかたづけるのはもったいないバンドなのであります。
Silver Ships