

75年のアルバムです。前作の成功でバンドとしても全盛期に入りました。新たにキーボードのRobert Jan Stipsが加わり7人組になりました。これによりよりライブでの役割が分担されました。完全にハードロック色に統一され、ゴスペルコーラスを加えたりと、ポップチャート向けのスタイルになっていて、バンドの個性は失っていませんが、聴き易くなっています。
1. Intro: Plus Minus Absurdio
2. Love Is A Rodeo
3. the switch
4. Kill Me (Ce Soir)
5. Tons Of Time
6. Daddy's Gonna Save My Soul
7. Troubles And Hassles
8. Lonesome D.J.
キーボードもオルガンを使ってパープルのようなアレンジになっていたり、やっとハードロックバンドとしてやっていこうと言う決意が伺えます。しかし、この時期はハードロックも
プログレも失速し始めていて、第二世代のハードロックバンドが出始めていた頃で、彼らも第二世代のバンドと頑張る事になります。日本でも知られるようになっていますが、過去の経歴は知られていないので、新しいバンドのようなイメージでした。
Radar Loveのヒットがあったので、シャッフル調のハードロックが多くなっています。それでもエレキシタールを使ったり、昔からの手法も残っていたり、彼らの個性を残しながら世界的に通用するバンドに成長しました。こうなってくると彼らの作曲能力の高さが活きてきて、より完成度の他高い作品を創り上げています。ただ、Radar Loveだけがヒットしていたので、注目していない人にとっては一発屋的なイメージになっていました。それでもこの時期にも関わらず、サイケなハードロックというユニークなバンドであります。
Intro Plus Minus Absurdio