

82年のアルバムです。プロデュースはShell Schellekensに依頼しています。MTVの時代と言う事もあって、このバンドもPVを活用しています。それによりTwilight Zoneがバンド初のNo.1ヒットとり、アルバムも最高のセールスをあげました。元々作曲能力が高いポップグループでしたので、このニューウェイヴ時代にも適した曲を作る上でもその能力を発揮しています。本来はポップな曲が得意のはずです。
1. The Devil Made Me Do It
2. Future
3. Baby Dynamite
4. Last Of The Mohicans
5. Lost And Found
6. Twilight Zone
7. Chargin Up My Batteries
8. Secrets
Twilight ZoneとThe Devil Made Me Do Itがシングルヒットし、MTVによりバンドの名前も広く知れ渡る事になります。曲はコンパクトになりながらも作曲の巧みさが光ります。やはりターゲットはアメリカのようですが、ヨーロッパのグループらしい部分も所々感じます。ギターサウンドも80年代っぽい感じにしていますが、弾きまくりたいGeorge Kooymansのギターアレンジは巧妙です。
デジタルシンセの音は80年代を感じさせますが、打ち込みが無いので、80年代の軽薄な感じはかろうじて回避しています。あくあまでもロックバンドたらんとしています。ただしこのヒットを昔からのファンが喜んでいるのかどうかは定かではありません。それでも新しいファンを獲得した事は確実であり、長く活動していた彼らが報われたアルバムであります。演奏力もあり、作曲能力も高い彼らが実力を押さえながらも時代に合わせた意欲作であります。
The Devil Made Me Do It