

81年のアルバムです。既に数回のメンバーチェンジをしていますが、キーボードにPaul Carrack が加入したこのアルバムからより自分達のスタイルを完成させています。In QuintessenceだけDave Edmundsがプロデュースして、ボーナストラックのLookin' for a LoveはNick Lowe、他はElvis Costelloがプロデュースしています。つまり、パブロックの息がかかったアルバムになっています。
1. Heaven
2. Woman's World
3. Is That Love?
4. F-Hole
5. Labelled With Love
6. Someone Else's Bell
7. Mumbo Jumbo
8. Vanity Fair
9. Messed Around
10. The Axe Has Now Fallen
11. Looking For A Love
12. In Quintssence
13. Someone Else's Heart
14. Tempted
15. Picadilly
16. There's No Tomorrow
サウンド的にはニューウェイヴスタイルを復活させながら、ひねくれポップ度をアップさせています。前作のように素直なポップスでは無くなっています。まだストレートな
ブリットポップをやるには早過ぎたので、少しひねってくるようになりました。コステロもデビューした頃は話題になっていましたが、多作故に地味な活動をしていました。その頃のコステロの影響が強く出ています。
コステロもバックコーラスで数曲参加しています。コステロとはほぼ同期になりますが、お互いに影響しあっているように感じます。素直に
ブリットポップみたいな事をやりたいのに流行のサウンドも取り入れなければならない激動の時代でありますので、そのバランスをとる事に心を砕いています。In QuintessenceとTemptedがシングルヒットした事でアルバムも売り上げが伸びました。プロデュース陣が話題になった事もあります。
Heaven