

2010年、期間限定で再結成した時にリリースされたアルバムです。全編セルフカバーになっており、新曲はありませんが、新しいアレンジで、曲の良さを再確認させてくれます。再結成と言っても中心人物のChris DiffordとGlenn Tilbrook 、ベースのJohn Bentley以外は新しいメンバーになっています。ドラムがSimon Hanson、キーボードがStephen Largeになります。Paul Carrackはゲスト扱いで参加しています。
1. Take Me I'm Yours
2. Slap And Tickle
3. Up The Junction
4. Goodbye Girl
5. Cool For Cats
6. Pulling Mussels (From The Shell)
7. Another Nail In My Heart
8. Tempted
9. Is That Love
10. Labelled With Love
11. Black Coffee In Bed
12. Hourglass
13. Some Fantastic Place
14. Loving You Tonight
ベストな選曲で、このバンドがいかに優れたソングライティングをしていたかを物語っています。新曲がないところをみると、このまま再活動する事はないようですが、このメンバーでライブ活動も行っています。地元やヨーロッパ圏では人気は衰えておらず、良い小遣い稼ぎになっているようです。現在ではベテランバンドがライブだけでの活動をする事が多く、若い頃から
音楽しかやってこなかったミュージシャンにとっては、
音楽をやり続ける以外金を稼げないのだと思います。
彼らの代表曲が集められていますが、これだけの名曲が時代の中に埋もれているのはもったいないと思います。ニューウェイヴ、テクノから
ブリットポップまで、イギリスならではの粋なポップロックがずらり、いかに質の高いバンドであったかを思い知らされます。この後も新作が登場するのかは分かりませんが、再評価するに値する重要なバンドであったと思います。
Take Me I'm Yours