今度はアメリカのひねくれポップバンド、スパークスです。最初はHalfnelsonと名乗っていて、Todd RundgrenのプロデュースでBearsvilleから71年にHalfnelsonをリリースしました。後にSparksと名乗って、メジャーレーベルから72年にファーストを再リリースしています。そして73年のA Woofer in Tweeter's ClothingとがカップリングされたCDになります。
Disk 11. Wonder Girl
2. Fa La Fa Lee
3. Roger
4. High C
5. Fletcher Honorama
6. Simple Ballet
7. Slowboat
8. Biology 2
9. Saccharin and the War
10. Big Bands
11. (No More) Mr. Nice Guys
Disk 21. Girl from Germany
2. Beaver O' Lindy
3. Nothing Is Sacred
4. Here Comes Bob
5. Moon Over Kentucky
6. Do-Re-Mi
7. Angus Desire
8. Underground
9. The Louvre
10. Batteries Not Included
11. Whippings and Apologies
ボーカルのRussell MaelとキーボードのRon Maelを中心に、ギターのEarle Mankey、ベースのJim Mankey、ドラムのHarley Feinsteinというメンバーになります。アメリカではひねくれポップというのは珍しく、彼らが出現した事によって後のゼイマイトビージャイアンツなどに繋がっていきます。彼らの幸運はTodd Rundgrenの目に留まった事で、Todd Rundgrenの助言からBearsvilleからデビューしています。
本来はトッドの方がひねくれポップの元祖でありますが、それだけにそういった曲の扱いになれていて、オーヴァープロデュースを感じさせないくらいマッチした組み合わせになっています。セカンドのプロデュースはThaddeus James Loweですが、彼らの持ち味はそのまま表現されていて、派手なアクションのRussell MaeとむっつりしたRon Maelのパフォーマンスも受けて人気バンドになっていきます。記念すべき変態ポップの歴史的名盤です。
Halfnelson Full Album