

83年のアルバムです。サウンドは完全に80年代ポップスになっています。ゲートリバーブのドラム、デジタルシンセ。MTV受けする曲ばかりです。しかし、まだ
テクノポップ的なアレンジも残っています。ほんの少しだけ近未来的なサウンドであります。前作は凝り過ぎていたので、又ポップ色を強めた感じです。
1. Cool Places
2. Popularity
3. Prayin For A Party
4. All You Ever Think About Is Sex
5. Please Baby Please
6. Rockin Girls
7. I Wish I Looked A Little Better
8. Lucky Me Lucky You
9. A Fun Bunck Of Guys From Outer Space
10. Dance Godammit
The Go-Go'sのJane WiedlinがゲストでCool PlacesとLucky Me, Lucky Youでデュエットで歌っています。これは話題になりますし、ディスコ向けのダンスナンバーになっていますので、それなりにヒットしそうなのですが、どうしても変態的なイメージが強いのか、大きなヒットにはなっていません。アレンジも二、三年古い感じがします。Giorgio Moroder とつるんでいるから時代が読めなくなっているのかもしれません。
シーケンサーもデジタルの時代になっていますが、ヴェロシティーのかけ方はセンスを感じます。この辺は後に出てくる打ち込み主体の
音楽に比べるとプロフェッショナルな編集をしています。音のチープさも彼らのイメージには合っているので問題ありません。ただし、前作のような凝ったアレンジこそがSparksらしいと思いますので、物足りなさはあります。
Full Album