88年のアルバムです。前作同様
テクノディスコミュージックであり、この時期においては時代遅れのサウンドですが、ダンスフロアーではまだ需要があり、そこをターゲットにしています。ですから大きなヒットには結びつきませんが、ダンスフロアーでの需要は90年代になっても不動のもので、ある程度の固定客が見込める状態でした。
1. So Important
2. Just Got Back From Heaven
3. Lots Of Reasons
4. You Got A Hold Of My Heart
5. Love-O-Rama
6. Toughest Girl In Town
7. Let's Make Love
8. Stop Me If You've Heard This Before
9. Walk Down Memory Lane
10. Madonna
80年代後半から90年代初頭にかけてはシンセポップが再び脚光を浴びるようになりますので、狙い目としては悪くないのですが、時代をリードしていた彼ららしくない選択になっていると思います。それでも曲の良さが際立っていて、ポップで売れ線志向ですが、ポップソングとしては素晴らしいソングライティングが成されています。これまでもポップな曲がありましたが、曲いいと思えるのは初めてかも知れません。
それだけ彼らもベテランになってきたと言う事でしょう。ひねくれ度は思いっきり減っていますが、普通に曲で勝負出来るようになっています。そこは評価すべきで、このチープなサウンドは彼らのキャラクターに合っています。しかし、流石にベテランですから、結構細部では豪華なアレンジが成されています。この微妙な感じは聴き込んでいるファンにしか伝わらないと思いますが、軟派な感じ以外は評価出来ます。
So Important