

94年のアルバムです。しばらく映画の方面への活動をしていましたが、結局映画製作は実現出来ず、再び
音楽シーンに戻ってきてからのアルバムになります。スタイル的にはシンセポップを通り越してユーロビートになっています。90年代に入ってシンセポップも復興しましたが長くは続かず、デトロイト
テクノから派生したサウンドが広がっていきます。その中でもダンスフォロアーではユーロポップが人気がありました。
1. Gratuitous Sax
2. When Do I Get To Sing 'My Way'
3. (When I Kiss You) I Hear Charlie Parker Playing
4. Frankly, Scarlett, I Don't Give A Damn
5. I Thought I Told You To Wait In The Car
6. Hear No Evil, See No Evil, Speak No Evil
7. Now That I Own The BBC
8. Tsui Hark (Featuring Tsui Hark & Bill Kong)
9. The Ghost Of Liberace
10. Let's Go Surfing
11. Senseless Violins
ほとんどの演奏をRussell MaelとRon Maelで創り上げています。パソコンによるプログラミングが発展した事によって、特に
テクノ系の
音楽はパソコン処理されたものだけで創りだす事が容易な時代になりました。昔のシーケンサーと違って、より複雑なプログラミングが可能になった事で、これまで以上に緻密なアレンジを構築しています。ビートがダンスビートなので、複雑な楽曲でもポップに聴かせる事に成功しています。
エスニック
テクノと言うのも流行り始めていましたので、少しばかりの民族
音楽のエッセンスも含まれています。それらのダンスチューンをオペラティックに、スパークスらしいとぼけた感じで仕上げています。サンプラーの使い方も80年代とは違った90年代らしい使用法に変化しています。ただ、これも彼ら特有のパロディー精神で創られていますので、主流の
音楽とは違った印象を受けます。
Gratuitous Sax /When Do I Get To Sing 'My Way