

81年のアルバムです。パンクニューウェイヴと共にヘヴィメタが再興していた時期でもあり、サザン色よりもハードロック色を前面に出すようになっています。Long Tall Sallyのカバーがあったり、ロックンロール曲が増えています。
サザンロックの特色でもあるシャッフル気味のブギースタイルではありますが、
サザンロックというよりも70年代のハードロックのようなアレンジになっています。
1. Bloody Reunion
2. Respect Me in the Morning
3. Long Tall Sally
4. Loss of Control
5. All Mine
6. Lady Luck
7. Power Play
8. Don't Mess Around
9. Don't Leave Me Lonely
10. Dead Giveaway
前作は新しいボーカリストのJimmy Farrar によるソウルフルな感じが良かったのですが、ロックンロール曲が増えているので、ソウルフルな良さは薄れています。時代も新しい時代に入っている事も合って、このオールドウェイヴなサウンドは注目度が落ちてきて、デビュー当時から人気があったバンドでしたが、徐々に売り上げは落ちていきます。
イギリスのバンド、例えばレインボーなどがアメリカをターゲットにしたサウンドになっていますので、このバンドのやっている事も受け入れられても良いはずですが、
サザンロックファンにとってはハード過ぎるし、ハードロックファンにとっては物足りないと言う微妙な所にいると思います。そこが日本まで進出出来ていないのだと思います。アメリカンハードロックとしては申し分ありません。
Bloody Reunion