

81年のアルバムで大ヒットしました。プロデューサーがRodney MillsになってからはL.A.サウンドになって、徐々に売れ始め、ついにはこのアルバムで80年代のMTV世代へ対応出来るヒットを飛ばす事が出来ました。時代のニーズにうまくかみ合った事が勝因でしょう。日本では大きなヒットはしていませんが、日本でも知られるようになりました。
1. Hold On Loosely
2. First Time Around
3. Wild-Eyed Southern Boys
4. Back Alley Sally
5. Fantasy Girl
6. Hittin' And Runnin'
7. Honky Tonk Dancer
8. Throw Out The Bottle
9. Bring It On
Fantasy Girl、Hold On Loosely、Wild-Eyed Southern Boysの3曲をシングルヒットさせた事によって、アルバムも順調に売り上げを伸ばしていきました。A.O.R.とポップスの融合によるコンパクトで洗練されたアレンジと
サザンロックを旨くミックスした事によって、ヒット性の曲を創れるようになった事が大きいと思います。フォリナーの初期の頃のようなサウンドです。
打ち込みではなく、生演奏で洗練された曲を演奏しているので、
サザンロックバンドとしても恥じる事無い内容になっています。不況のイギリスとは違って、バブルに湧こうかと言うアメリカにおいては、パンクやニューウェイヴよりもゴージャスでおしゃれな
音楽が流行っていましたので、ロックも商業化されたようなフォーマットがなされるようになっていきます。それがL.A.サウンドであり、それだけでは軽薄な感じになるところですが、なんとか
サザンロック色も発揮して好感が持てる作品に仕上げています。
Hold On Loosely