88年のアルバムです。シンセも多用して80年代ポップスそのものなサウンドを構築していますが、今回は
サザンロック的な要素も復活して、何とかバランスを保っています。新加入したキーボードのMax Carl がほとんどの曲に関わっていて、その分シンセアレンジも増えていますが、
サザンロックのソウルフルな感じを巧くポップすとして表現しています。
1. Rock & Roll Strategy
2. What's It To Ya?
3. Little Sheba
4. Comin' Down Tonight
5. Midnight Magic
6. Second Chance
7. Hot 'Lanta
8. Never Be Lonely
9. Chattahoochee
10. Innocent Eyes
11. Love Strikes
サウンドは80年代ポップスですが、曲やアレンジは
サザンロックらしいもので、80年代サウンドと
サザンロックが巧く融合した作品になっています。売り上げとしては落ち始めていますが、Little Sheba、Rock & Roll Strategy、Comin' Down Tonight、Second Chanceと4曲もシングルカットして、ヒットさせています。いくらヒット曲を出してもライブで盛り上がらなければならない事を意識しているように感じます。ライブ受けするようなスタイルに変わり始めています。
80年代のスタイルはコンパクトにスタイリッシュにまとめあげられたアレンジが特長で、その分、無駄が無いのですが、トラック数が60トラックを超えるようになり、音数を多く詰め込む傾向になりました。この作品も必要以上に音数が盛り込まれています。シンプルなフレーズを埋める音が必要に感じられていたのです。ですからバンド以上の音になってしまっていますが、ライブでも演奏し易いような方向に変わりつつあります。
Rock & roll strategy