96年の作品です。ビッグバンドシリーズで、フランキーゴーズトゥみたいなタイトルですが、ビッグバンドでゴスペルを演奏しています。ゴスペルジャズです。それはまるでファンキージャズのようにソウルフルです。歌は入っていませんが、ゴスペルのノリをジャズとして演奏しています。ブルースもソウルもジャズから派生したと考えれば不自然ではありません。
1. Setting Calvin's Waltz
2. Exaltation / Religious Experience / Major
3. One Way
4. Beads
5. Permanent Wave
6. Who Will Rescue You?
Setting Calvin's Waltzはワルツなので3拍子ですので、スウィング感があります。レイチャールズがやりそうな曲をビッグバンドで気持ちよく演奏しています。カーラブレイがやっている
音楽はジャズと言うより、アメリカの
音楽そのものだと思います。黒人も居て、イタリア人も居て、スパニッシュも居て、南米からの移民も居て、チャイニーズは含まれていないようですが、様々な人種がランダムに生活しているアメリカそのものだと思います。
音楽と言う面では黒人、とくにジャズの影響力が大きく、それが後のポップスへと繋がっていきますから、基本はジャズでありながら、様々な要素を含めて独特な表現になっている
音楽だと思います。今回のテーマは教会に行こうですから、ゴスペルという事になっているようです。多少ヨーロッパ系の教会
音楽的な部分もみうけられますが、実際にこの
音楽が教会で演奏されるのに適しているかは別として、又してもユニークな作品に仕上げています。
Setting Calvin's Waltz