ミートローフはアメリカのシンガーで、ミュージカルのヘアーなどに出演していましたが、売れない若い日々を過ごしていました。後にアメリカで一番レコードを売り上げた男にのし上がっていくのですが、これはまだ売れない頃にレコーディングされたStoney Murphyとのデュエットアルバムで、71年の作品です。
音楽的には
ソウル系のアメリカンポップスになっています。
1. As Heavy As Jesus
2. She Waits By The Window
3. It Takes All Kinds Of People
4. Game Of Love
5. Kiss Me Again
6. What You See Is What You Get
7. Sunshine
8. Jimmy Bell
9. Lady Be Mine
10. Jessica White
プロデューサー陣はRalph Terrana, Russ Terrana, Mike Valvanoで、バックの演奏はモータウンのスタジオミュージシャン集団Funk Brothersです。ですからファンキーで
ソウルフルな演奏になっています。
ソウル系ですから曲はどれも素晴らしいものばかりです。しかし、まだまだ無名時代ですから売れていません。モータウン系のRare Earthレーベルからリリースされていて、かなりお金をかけて制作されているようですが、成功しなかった事で、又不遇の時代を過ごす事になります。
ミュージカルをやっていましたので歌唱力はあります。二人ともヘアーでの競演から意気投合して制作されたようですが、二人のアルバムはこれが唯一の作品になっています。完全な
ソウルミュージックではなく、ポップ感覚のある曲を選択しているので、内容的には素晴らしい出来映えです。アレンジも工夫されていてFunk Brothersも頑張っています。隠れた名盤ですね。
As Heavy As Jesus