96年のアルバムです。リミックズ作品で、この後解散してしまいますので、前作のTrip Reset でやり尽くしたと言う事になるのでしょうか。Trip Resetの曲のリミックスですが、テクノビート、ドラムンベースのリズムになるだけでクラブ受けするサウンドに早変わりです。アナログ感が強かった曲がいっきにデジタルサウンドになっています。
1. Wrongs Of Spring (Paul Raven Mix)
2. Fire Woman (cEvin Key Mix)
3. Lady Maybe (Dub Me Maybe Mix)
4. I Believe What You Said (Laether Strip Version)
5. Suspicious (Unfaithful Mix)
6. Fire Woman (Fabrique Club Mix By Martin Atkins)
7. I Believe What You Said (Spahn Ranch Mix)
8. I Believe What You Said (Oneiroid Psychosis Mix)
Trip Resetはサイケ、特にピンクフロイドへのオマージュ作品になっていましたが、リミックスしただけで90年代でも通用するようなサウンドになっています。80年代もリズムの時代でしたが、90年代はより複雑なリズムの追求が成されています。リズムを入れ替えるだけで曲の表情が一変してしまいます。
けだるい感じの曲が16ビートによって活気溢れる曲に変身しています。
インダストリアルだけではなく、後半はアシッドハウスの先頭に立ってきた彼らを象徴するようなアルバムになっています。まるでPrimal Screamのような70年代と90年代が混ぜ合わさったような雰囲気になっています。
Wrongs Of Spring (Paul Raven Mix)