

93年のアルバムです。低迷していたので、挽回しようと大ヒット作Bat Out of Hell の第二作を創り上げました。仲違いしていたJim Steinmanが全曲書き上げ、プロデュースまでしていますので、Bat Out of Hell のタイトルをつけるのにふさわしい内容ですが、なかなか二匹目のどじょうはおりません。しかしです。どういう訳かこれがアメリカでは大ヒットして以前の作品に迫る売り上げを記録しました。
1. I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That)
2. Life Is A Lemon And I Want My Money Back
3. Rock And Roll Dreams Come Through
4. It Just Won't Quit
5. Out Of The Frying Pan (And Into The Fire)
6. Objects In The Rear View Mirror May Appear Closer Than They Are
7. Wasted Youth
8. Everything Louder Than Everything Else
9. Good Girls Go To Heaven (Bad Girls Go Everywhere)
10. Back Into Hell
11. Lost Boys And Golden Girls
80年代も終わった事で、80年代サウンドにこだわらなくて良くなった事で、昔と同じようなロックオペラ的なドラマティックな展開になっていて、それこそファンが永らく求めていたサウンドに戻った事が成功しました。Ellen Foleyとのデュエットがあったり、昔のまんまやっているのですが、これが古くさく感じません。良いものは時代を超えるのです。歌い方も無理して力みまくっていませんので、一番ナチュラルな歌になっていると思います。ミートローフにはこのスタイルが一番あっているのです。
初期のスプリングスティーンのような感じも蘇っています。第一弾とまったく同じ事をやっていますが、80年代にあまりにもつまらない事をやっていましたので、このスタイルが良く聴こえてしまうのです。このスタイルを崩してはいけなかったのかもしれません。結果的に再び栄光を取り戻しました。アメリカにミートローフ有りという存在感が戻ってきました。それでも日本では一度もブレイクしていませんので、今回もあまり売れませんでした。
I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That)