

95年のアルバムです。前作が思わぬ大ヒットとなった為にすぐ次回作を創りたかったのですが、Jim Steinmanの作業ペースが遅く、数曲しか創っていないので、他のソングライターに依頼して曲を埋めた為に、前作のようなトータル感はありませんが、その分、違う要素が入って、聴き易くなっています。どうも私はJim Steinmanの仰々しい作風はしつこい感じがして気に入っていません。しかし、Jim Steinmanの作風があってこそのミートローフなので、前作ほどのヒットにはなっていません。
1. Where The Rubber Meets The Road
2. I'd Lie For You (And That's The Truth)
3. Original Sin
4. 45 Seconds Of Ecstasy
5. Runnin' For The Red Light (I Gotta Life)
6. Fiesta De Las Almas Perdidas
7. Left In The Dark
8. Not A Dry Eye In The House
9. Amnesty Is Granted
10. If This Is The Last Kiss (Let's Make It Last All Night)
11. Martha
12. Where Angels Sing
13. Come Together
14. Let It Be
15. Oh What A Beautiful Mornin'
16. Is Nothing Sacred (Full Version)
曲を提供しているのはSammy Hagar、Tom Waits、Jeff Bovaなどで、アメリカンハードロック風になっています。しかし80年代のちゃっちい装飾がない分、かっこ良くなっています。Jim Steinmanの作風の方がヒットする事が分かった為か、Jim Steinman風の曲調が多くなっています。しかし、アレンジがハードなサウンドになっていて、前作のような滑らかさがない分、力み過ぎな所が戻っています。ミートローフだけにまかせるとそうなる傾向があるようです。
今回はPatti Russoと言う女性シンガーとデュエットしています。45 Seconds Of Ecstasy ではSusan Woodと言う女性シンガーだけに歌わせると言う掟破りもやっています。女性シンガーも合った方が売れると言うジンクスを守っているようです。全体的にはすっきりしたアレンジのアメリカンハードロックであり、しつこさが無い分、私は聴き易いです。しかし、ファンが求めているのはどうしても Jim Steinmanの世界観のようです。
Where The Rubber Meets The Road