

2011年のアルバムです。プロデュースはPaul CrookとLil Jon。今回もJim Steinmanは蚊帳の外です。若手のソングライターの方が勢いが合って、ミートローフらしい曲をわきまえていて尚、新しい感性ももたらしてくれますから、より強力な作品を作れる環境になった事で、仕事の遅いJim Steinmanは必要無くなったようです。そして作品を重ねるごとに完成度を増していっています。
1. All of Me
2. The Giving Tree
3. Live or Die
4. Blue Sky/Mad Mad World/The Good God is a Woman and She Don't Like Ugly (featuring Chuck D)
5. California Dreamin' (featuring Patti Russo)
6. Party of One
7. Another Day
8. 40 Days
9. Our Love and Our Souls (featuring Patti Russo)
10. Stand in the Storm (featuring Trace Adkins, Lil Jon and Mark McGrath)
11. Blue Sky
12. Fall From Grace
ラップでChuck DとLil Jonが参加したり、新しい要素も吸収しながらも70年代っぽさが残っていてミートローフのイメージを崩す事無く、フレッシュなサウンドを創りだしています。ポップなアメリカンハードロックと言う事で、ヒット性もありますし、もっとヒットしても良いようですが、Jim Steinmanと創り上げた作品ほど売れていません。日本でも受けそうですし、日本でももっと売り込んでいいと思いますが、誰がそれを躊躇しているのか分かりませんが、いまだにミートローフはブレイクしてくれません。
もう過去の人と言うイメージがしますが、いまだに進化した作品を生み続けています。回りのスタッフが優秀である限り、この男は素晴らしい作品を創りだせるのです。才能はありませんが、それだけのカリスマ性は持っています。California Dreamin'のカバーはサイケテクノからソウルフルになったりして面白いです。スタッフに恵まれるようになれば怖いもの無しです。来年は新作も出る予定のようですが、今の所、これが最新作になっています。
All of Me