

80年のアルバムです。プロデュースはOMDとMike Howlett。この時点でPaul Humphreys とAndy McCluskeyの他にドラム、パーカッションでMalcolm Holmes もオリジナルメンバーに加わっています。しかし、前作同様リズムボックスを使っている曲が多く、このリズムボックスのスネアのリリースタイムの短さが後のゲートリバーブサウンドのヒントになっていると思います。
1. Enola Gay
2. 2nd Thought
3. VCL XI
4. Motion And Heart
5. Statues
6. The Misunderstanding
7. The More I See You
8. Promise
9. Stanlow
シンセポップと言うだけあって、ダークなシンセサウンドですが、歌はかなりポップです。Enola Gayがシングルカットされて大ヒットしています。シンセアレンジも複雑に構成されていますが、
音楽的には非常にシンプルで難しい事は一切やっていません。シンセ以外にもオルガンやエレピを加工して多重録音されています。
テクノの登場で既成のバンドフォーマットで無くてもバンドとして成り立つようになっていきます。
一発録音ではなく、多重録音で音を重ねていきますから、音数も自然と増えてきます。しかし、ここが80年代サウンドの凄い所で、音数が増えても同時に発音する事を可能な限り避け。各音源が編み重なるように繋がっていきます。ですからうるさくなく、それでいて音数が多いので豪華に聴こえます。しかも当時は耳新しいシンセサウンドの様々な音色をちりばめているので刺激的です。
Full Album