

81年のアルバムです。この頃になるとピコピコサウンドの
テクノポップから80年代的なシンセポップへと変貌しています。ギターを弾いて攻撃的な演奏をやったりと、新しい試みが加わっています。単純化した
テクノからポップソングに必要な部分は省かない作風になって、シングルヒットを連発しています。力の抜けた歌い方など、後のネオアコへと継承されるようなスタイルを確立しています。
1. The New Stone Age
2. She's Leaving
3. Souvenir
4. Sealand
5. Joan Of Arc
6. Joan Of Arc (Maid Of Orleans)
7. Architecture And Morality
8. Georgia
9. The Beginning And The End
10. Extended Souvenir
11. Motion And Heart (Amazon Version)
12. Sacred Hear
13. The Romance Of The Telescope
14. Navigation
15. Of All The Things We've Made
16. Gravity Never Failed
それまでのロックは力まかせに歌い上げる事で自己顕示欲を発散させていましたが、そんな暑苦しい事を避け、クールに、退廃的な雰囲気を生み出す為に歌唱力にものを言わせないスタイルが確立されていきます。これにアクのある歌い方をすればJAPANみたいになりますが、アクを無くし、もっと細く、弱く歌う事で、過渡期のJAPANとは違う事をアピールしているように思います。
本能のままに叫ぶパンクとは違うクールさが
テクノには合っていたのです。Souvenir、Joan of Arc、Maid of Orleans (The Waltz Joan of Arc)、She's Leavingのシングルヒットを生み出し、より確固たる地位を固めた作品になります。より流麗な
テクノサウンドは、それまでの
テクノポップとは違い、情緒性も表現するようになっています。日本から見るとこれがシンセポップであり、
テクノポップとは分けて聴く事が出来ます。
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