 | Crush (2000/04/04) Omd、Orchestral Manoeuvres in the Dark 他
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85年のアルバムです。プロデュースはStephen Hagueで、80年代ポップスの要素の一つであるモータウンスタイルも取り入れて、よりポップになった作品です。もはや
テクノポップだった頃の面影はありません。完全にMTVに流す為に創ったような曲ばかりです。実験性は影を潜め、普通のロック、ポップスを生み出すバンドへと変身しています。
1. So In Love
2. Secret
3. Bloc Bloc Bloc
4. Women III
5. Crush
6. 88 Seconds In Greensboro
7. The Native Daughters Of The Golden West
8. La Femme Accident
9. Hold You
10. The Lights Are Going Out
シンセもサンプラーもアレンジの中の一つの歯車でしか無く、バンド形態で演奏しているので打ち込みもシーケンス部分だけです。シンセポップという形容も似合わないくらいに普通の80年代ポップスになっています。So in Love、Secret、La Femme Accidentの3曲のシングルヒットを生み出し、産業ロックと呼ばれてもおかしくないような内容になっています。
勿論ポップになってもそのセンスは抜群で、これぞイギリスらしいポップソングであり、80年代ポップスを代表するような存在になっています。それは
テクノポップと呼ばれていたスタイルの終焉を物語るようなものであり、
テクノポップ、シンセポップも淘汰されて80年代ポップスへと昇華していったのです。パンクもニューウェイヴも70年代までの既成概念を破壊する事は出来ましたが、より巨大な産業ロックの方法論への踏み台になってしまっています。
So In Love