

97年のアルバムです。前作の大成功で一気にビッグネームの仲間入りを果たしましたが、バンド内はメンバーの自殺未遂、ドラッグ依存など、様々な問題に直面していました。それでも
音楽面ではビッグビートを取り入れた90年代らしい内容になっています。プロデュースはTim Simenonで、ギターもサンプリングでなく、生演奏で録音されています。BJ Coleがスチールギターで参加していたり、ロック色が強くなっています。
1. Barrel of a Gun
2. The Love Thieves
3. Home
4. It's No Good
5. Uselink
6. Useless
7. Sister of Night
8. Jazz Thieves
9. Freestate
10. The Bottom Line
11. Insight
12. Junior Painkiller
前作に近い売り上げで、Barrel of a Gun、It's No Good、HomeとUselessの4曲のシングルヒットを生み出しています。ハウス的な手法でデジタル感も満載ですが、生演奏の部分もミックスされて、より歌を主役に添えたアレンジになっています。時代はダウナー全盛期でありますが、元祖である彼らもゆうつな感じを出していますが、洗練された優雅さもともなっています。
日本ではそれほど人気は出ませんでしたが、それなりに売れています。90年代らしくなってはいますが、少し流行遅れな感じもあって、斬新さはありませんが、
音楽的な完成度は更に増しています。70年代はアナログモノシンセだったからこそのピコピコサウンドでしたが、コンピューター制御される時代になって、このスタイルは自然な流れだと思います。
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