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[20141130]

Bitter StreetsBitter Streets
(2011/06/20)
Mr Big

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2011年、ついにこのバンドが再結成されてリリースされたアルバムです。ほぼDICKENのソロアルバムに近い感じですが、切ないほどの青春真っ盛りのポップ感覚満載で、本当にMr.Bigが蘇ってきたと感じさせてくれます。時代を経て聴いてみるとブリットポップそのものであり、こんなにもロマンティックな気分にさせてくれるロックは久しくありませんでした。素晴らしい音楽です。

1. Come And Dance
2. Georgia
3. Die In Love
4. Bitter Streets
5. Chance Intrigue
6. My Sweet Medicine
7. Baby Come Around
8. Sandy
9. God Save Me From The Blues
10. Why Wait For Love
11. I Am Here For You
12. It's Over
13. Something Special
14. Romeo

シンセや打ち込みなどもありますので、昔のようなグラムロック的な雰囲気は無く、純粋にポップなブリットロックになっています。Mr.Bigというとヘヴィメタ、ハードロックの別のバンドを連想してしまうので、このバンド名では誤解を受けてしまいますが、これほど純粋に美しくも切ないポップロックは他にはありません。実に素晴らしい作品です。嬉しい限りです。

昔のヒット曲Romeoもリメイクしてくれています。歌声も衰えていないし、逆に若々しくも聴こえます。激しいだけがロックではないのです。70年代の青春時代に気持ちよく戻れるような、そんな忘れかけていたトキメキを蘇らせてくれる素晴らしい曲ばかりです。素晴らしい。私はやっぱりこのバンドが好きであります。一度きりの再結成ではもったいないほどの名盤であります。音楽はこうでなくっちゃ。

Come And Dance
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[20141130]

SeppukuSeppuku
(2009/06/16)
Mr Big

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78年のサードアルバムにしてラストアルバムとなった作品です。短命のバンドだったのです。プロデューサーはIan Hunterです。グラムロックの先輩格Mott the Hoopleの中心人物を起用した事で、より彼らのやりたい音楽に近づいたはずでしたが、この後バンドは解散してしまいました。ヒット曲を出していたにもかかわらず、いつしかこのバンドの存在は人々の記憶から忘れ去られてしまいました。私にとってのMr.Bigはこのバンドなのです。80年代に出てきたMr.Bigには全く興味がありません。

1. Senora
2. Woman
3. Place Your Bets
4. Here It Comes Again
5. Tonight
6. Lucy
7. Goosestep
8. You Won't See Me
9. Behind Enemy Lines
10. Come Rock With Me
11. Seppuku
12. Death Boy

Mott the Hoopleのような切ない青春を感じさせてくれるポップな音楽性で、大好きなバンドでしたが、イギリスではパンクロックが全盛となり、ポップロックの需要が減ってきました。ロックファンにはポップロックをもっと聴きたいと思っている人が沢山取り残されていましたので、このバンドにはもっと活躍して欲しかった。アルバムタイトルも日本の切腹という身もふたもないようなタイトルになっています。

パンクロックもグラムロックの影響を受けていますので、彼らも適応出来たと思いますが、彼らはグラムロックのポップな部分の特長を持っていますので、そこも難しい所です。バンドは解散してリードボーカルのDickenはソロ活動に入りますが、全く売れませんでした。私好みの音楽だったので大好きでしたが、これ以降まったく音沙汰が無くなってしまいました。忘れ去られたバンドとなってしまったのです。

Senora
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[20141130]

フォトグラフィック・スマイルフォトグラフィック・スマイル
(1998/06/24)
MR.BIG(UK)

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76年のセカンドアルバムです。アメリカのロスに出向いてレコーディングされています。ハードロック路線よりもポップな方向性になっています。今で言うパワーポップの元祖と言えるでしょう。コーラスのハーモニーも武器にしています。同時期のグラムロック崩れのヘヴィーメタルキッズなどに共通する演劇性も感じさせる表現力は見事です。

1. Photographic Smile
2. Romeo
3. What Colour Is The Wind
4. Louisiana Street
5. Feel Like Calling Home
6. Goodbye World
7. Vampire
8. Hold Me
9. Can We Live Angel Of My Life
10. Easy

シングルカットされたRomeoはBBCで放送禁止になりになりましたが、全英4位という大ヒットとなりました。日本でもヒットしました。当時の日本では結構好意的に評価されていましたが、今では80年代に出てきた同名バンドの方が有名になってしまって、どれくらいのロックファンが彼らを覚えているのでしょうか。結構音楽性も幅広く、アジアっぽい感じを出すのも得意としています。アジアっぽいと言ってもインドではなく中国っぽい感じです。

後はイギリスのバンドらしい牧歌的な雰囲気も持っています。クィーンもグラムロック崩れですが、独自の音楽性で成功しました。彼らはクィーンに比べるとスケールが違うと思いますが、ポップ性に関しては共通するような部分があると思います。と言うよりアレックスハーヴェイの方が近いかもしれません。ブリティッシュロックファンにはたまらない魅力を持ったバンドだったと思います。

Photographic Smile
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[20141130]

Sweet SilenceSweet Silence
(2002/03/09)
Cmr Big

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Mr.Bigと言えば80年代に出てきたアメリカのバンドの方が有名ですが、こちらは70年代に出てきたイギリスのバンドです。私たち世代にとってはMr.Bigと言えばこちらになります。どちらもフリーの名曲Mr.Bigからバンド名がつけられています。75年のデビューアルバムです。EMIからのリリースと言う事もあってプロモーションがしっかりしていたので日本でも売れました。

1. Time Base
2. Wonderful Creation
3. Golden Lights
4. Uncle John 'B'
5. I Ain't Bin A Man
6. Sweet Silence
7. Zambia
8. Enjoy It
9. Violet May
10. For The Fun To Find
11. Appeared A Shining Throne
12. Throne Second Amendment

スタイル的になグラムロックです。既にグラムロックブームは終焉していましたが、デビューが間に合わなかったグラムロック崩れのバンドがイギリスには多くありました。彼らもその一つで、この時点で第二期ハードロックブームになっていましたので、新しいイギリスからのハードロックバンドとして紹介されていました。グラムロックスタイルなので曲はポップで、イギリスらしい情緒性を持っていて、アレックスハーヴェイのような演劇性も持っています。Zambiaでのオリエンタルポップな感覚はスパークスっぽいです。

フリーのMr.Bigの曲のイメージとは違っていますが、Mr.Bigはあだ名みたいなものですから大きいんでしょう。同時期にデビューしたストラップス辺りと同じで、グラムロックっぽいポップさを持っていながら、ハードロックバンドとしてやっていこうとしてうまい事いかなかった不運なバンドでもあります。イギリスではまだグラムロック調の曲は売れましたので、シングルヒットも多く出しています。日本でも好意的に迎えられました。とても70年代らしいバンドで、私はこちらのMr.Bigの方が大好きです。

Time Base
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[20141129]

Curse of the Hidden MirrorCurse of the Hidden Mirror
(2001/06/05)
Blue Oyster Cult

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2001年のアルバムです。これが彼らの最新作となっています。これ以降のアルバムリリースはありません。しかし、バンドは解散しておらず、ライブ活動を続けています。前作同様ヘヴィメタ、ハードロックサウンドになっていますが、多少ポップな部分も復活しています。ハードロックよりのアメリカンプログレと言うのが的確な彼らの表現だったと思いますので、サウンドが重厚になっただけで、自分達のスタイルを取り戻したような内容になっています。

1. Dance On Stilts
2. Showtime
3. The Old Gods Return
4. Pocket
5. One Step Ahead Of The Devil
6. I Just Like To Be Bad
7. Here Comes That Feeling
8. Out Of The Darkness
9. Stone Of Love
10. Eye Of The Hurricane
11. Good To Feel Hungry

70年代に比べたら演奏も充実していますし、表現の幅も広がってより良い作品に仕上がっていると思います。しかし、インディーズレーベルでは知名度の下がったバンドを売り込む力は無く、素晴らしい作品を創ってもファンじゃない人にまで届けるのは難しく、売り上げも上がらず、レコードリリースはこれ以降断念されているみたいです。大ベテランバンドでありますから、ライブでは客は入りますので、細々とライブ活動をやっています。

ネームバリューはありますので、後は売り方だと思います。解散はしていないので、又新作を創る可能性もあります。レコード会社次第なのでしょう。CDが売れない時代ですから、ネット販売でも良いのではないでしょうか。回りのスタッフも商売が下手みたいです。そういう意味では恵まれなかったバンドだと思います。内容がよいものを残しているので、もったいない話です。

Dance On Stilts
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[20141129]

Heaven ForbidHeaven Forbid
(2001/01/26)
Blue Oyster Cult

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98年のアルバムです。解散していた訳ではなく、レコード会社との契約が結べないまま時間が経っていました。やとインディーズレーベルから作品を出す事が出来ました。完全にヘヴィメタ、スラッシュメタルな演奏になっています。この時期にヘヴィメタやってみても時代遅れではありますが、純粋にヘヴィメタな作品を創ったのは今回が初めてです。

1. See You in Black
2. Harvest Moon
3. Power Underneath Despair
4. X-Ray Eyes
5. Hammer Back
6. Damaged
7. Cold Gray Light of Dawn
8. Real World
9. Live for Me
10. Still Burnin'
11. In Thee

オカルトなイメージからヘヴィメタバンドだと思われ続けて、ヒットシングルはポップな曲だったりしていますから、ポップな曲も演奏するのだと思われていましたが、本来はアメリカンプログレポップバンドでした。それがやっとファンのイメージ通りのヘヴィメタサウンドになっていますが、今更こういう80年代的なヘヴィメタを聴かされても何も面白くないのですが、ファンは大喜びのようです。

流石に曲の構成は流れるような展開になっていますので、普通にヘヴィメタ作品としては高水準のアルバムになっていると思います。メンバーの入れ替えもあり、演奏も巧みになっています。ポップな曲も入っていて、それは見事な出来映えです。こういう作品を80年代に出せればもっと人気が出ていた事でしょう。しかし、このアルバムのリリースもほとんど認識されていないくらい売れていません。

See You in Black
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[20141129]

Bad ChannelsBad Channels
(2009/06/16)
Blue Oyster Cult

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92年の映画のサウンドトラックになります。Blue Öyster Cultは2曲のみの提供になっていますが、映画用のインスト曲を創っていて、それも入っています。歌入りの曲はヘヴィメタ使用で、メンバーチェンジしていますので、かなり普通のHM/HDになっています。インスト曲はDTMで制作されていてバンド演奏は上からかぶせているような感じになっています。

1. Demon's Kiss-blue Oyster Cult
2. The Horsemen Arrive-Blue Oyster Cult
3. That's How It Is-Joker
4. Jane Jane (The Hurricane)-Joker
5. Somewhere In The Night-Fair Game
6. Blind Faith-Fair Game
7. Manic Depresso-Sykotik Sinfoney
8. Mr Cool-Sykotik Sinfoney
9. Myth Of Freedom-DMT
10. Touching Myself Again-DMT
11. Little Old Lady Polka-The Ukelaliens
12. Bad Channels Overture
13. Power Station
14. Power Station II
15. Shadow
16. VU
17. Cosmo Rules But Lump Controls
18. Battering Ram
19. This Dude Is Fucked
20. Pick Up Her Feed
21. Spray That Scumbag
22. Out Of Station
23. Tree Full Of Owis
24. Cookie In Bootle
25. Corky Gets It
26. Eulogy For Corky
27. Spore Bomb
28. Remodeling
29. Ginger Snaps
30. Moon Gets It

レコード会社の契約がとれていなかった時期でしたので、サントラでも参加できて頑張っていたようです。DTM環境で制作されている部分も、経費節約の為でしょうか、サウンド的にはほとんど80年代のものであり、レコード会社を見つけるまでは、レコードをリリースする事無く活動していたようです。ほとんどこの時期の彼らの動向は日本には伝えられていません。

メンバーも出入りがあって方向性も定まらず、レコード会社の契約が更新出来ずにライブ活動だけやっていたようです。この時期は完全にヘヴィメタ使用の演奏になっていて、彼らのイメージにはあっていますが、本来の彼らの姿では無くなっています。映画の内容はほとんど分かっていません。

Demon's Kiss
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[20141129]

ImaginosImaginos
(2013/04/30)
Blue Oyster Cult

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88年のアルバムです。このバンドはSandy Pearlmanの詩の世界を表現する為に集められたメンバーで結成されていました。しかし、バンドはSandy Pearlmanと決別してポップ路線に進んでいましたが、ここにきて再びSandy Pearlmanの創りたかったコンセプトを形にする為に制作されたアルバムです。オリジナルメンバーが集められ Albert Bouchardプロデュースの元、完成されたサウンドは必然とヘヴィメタのようなサウンドになっています。

1. I Am the One You Warned Me of
2. Les Invisibles
3. In the Presence of Another World
4. Del Rio's Song
5. The Siege and Investiture of Baron von Frankenstein's Castle At Weisseria
6. Astronomy
7. Magna of Illusion
8. Blue Oyster Cult
9. Imaginos

80年代以降のヘヴィメタファンはコアなファンが多く、頑固なまでのマンネリズムを受け入れられる人ばかりなので、人気が衰える事がありません。このバンドのイメージ通りの内容に仕上がっているので、このアルバムは気持ちよくファンに受け入れられました。70年代から活動しているスコーピオンズもそうですが、若手には無い貫禄がある曲を演奏してくれます。彼らも昔からヘヴィメタな演奏も可能だったのに、ポップな曲を創っていましたので、ヘヴィメタを演奏させるとこのような結果になりました。

70年代には表現しきれていなかった時の世界も時を経て、やっとSandy Pearlmanの求めているサウンドになったのではないでしょうか。このバンドは本来こういう音楽をやる為に結成されていたのですから、やっとあるべき姿になったと思います。70年代にこういう作品をつくっていればもっとビッグな扱いになっていた事でしょう。しかし、ポップな彼らの曲を好きなファンにもいますので、時は遅く、あまり大きく評価はされていません。というか、まだ活動していた事も知らない人が多かったと思います。名盤ではあります。

I Am the One You Warned Me of
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[20141128]

Club NinjaClub Ninja
(2009/03/10)
Blue Oyster Cult

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85年のアルバムです。プロデューサーはSandy Pearlmanに交代。80年代らしいポップなアメリカンロックになっています。当時のレインボーなどはアメリカ市場を狙っていたので、同じようなサウンドになっていました。レインボーと同じだと思えば良いのです。レインb−が好きで、このアルバムがダメだと言うのはおかしな話だと思います。

1. White Flags
2. Dancin' in the Ruins
3. Make Rock Not War
4. Perfect Water
5. Spy in the House of the Night
6. Beat 'Em Up
7. When the War Comes
8. Shadow Warrior
9. Madness to the Method

ポップになっていますからシングルのDancin' in the Ruinsはヒットしています。しかしアルバムの売り上げまでには影響いたしませんでした。彼らはあくまでもポップバンドであり、ヘヴィメタやハードロックサウンドは威を借りているだけなので、とても彼ららしい作品になっています。それが分かっていなければ、ただ80年代ポップスになってしまったと嘆く事になってしまいます。アメリカのバンドなので、ごく自然なサウンドなのです。

こういうサウンドで売れるバンドもいるのに、彼らが売れなかったのは、一般的なイメージと違い過ぎているからです。80年代に聴く価値のあるヘヴィメタ、ハードロックはございません。これは単なる80年代ポップスなのです。それは彼らのスタイルととてもシンクロしている雑多なものであり、内容的には良く出来ているアルバムだと思います。

White Flags
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[20141127]

Revolution By NightRevolution By Night
(1990/10/25)
Blue Oyster Cult

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83年のアルバムです。プロデューサーは80年代のアメリカンロックサウンドを創ってきたBruce Fairbairnです。その為、80年代サウンドたっぷりのポップなアルバムになっています。本来ポップなプログレが彼らのスタイルですから、この路線も不自然ではありませんが、一般的なイメージとは違っているので、ヒット狙いの作品だと言う印象を与えています。

1. Take Me Away
2. Eyes On Fire
3. Shooting Shark
4. Veins
5. Shadow Of California
6. Feel The Thunder
7. Let Go
8. Dragon Lady
9. Light Years Of Love

Shooting Shark、Take Me Awayとシングルヒットを出していますが、アルバムとしてはあまり売れませんでした。あまりにも爽やか過ぎるアメリカンロックになっているので、これまでのヘヴィメタイメージが失われているからでしょう。しかし、本来はこういうサウンドを得意とするバンドなのです。それが分かっていないとつらいでしょうね。

当時のアメリカはバブル真っ盛りですから、こういうチャラい音楽が溢れていました。ですからアメリカでは売れても世界的には売れなくなっていきます。せっかく前作でバカ売れしたので、その路線で良かったのに、よりソフトな方向に行っているので、ファンには受け入れにくかったようです。しかし、彼らがやりたい事と時代がシンクロしているのですから、これは自然な結果であり、このバンドの本質が分かっていないとつまらないでしょう。

Take Me Away
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[20141126]

Fire of Unknown OriginFire of Unknown Origin
(2008/02/01)
Blue Oyster Cult

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81年のアルバムです。プロデュースは再びMartin Birchでハードロック色を打ち出していますが、80年代サウンドを取り入れていて、シンセのバッキングがあったりと、これはハードロックではありません。70年代にヒット曲を出していた頃と変わらないのです。80年代ポップスであり、新しい時代に適合しながらも自分達らしい作品を創り上げたのだと言えるでしょう。

1. Fire of Unknown Origin
2. Burnin' for You
3. Veteran of the Psychic Wars
4. Sole Survivor
5. Heavy Metal: The Black and Silver
6. Vengeance (The Pact)
7. After Dark
8. Joan Crawford
9. Don't Turn Your Back

シングルカットされたBurnin' for Youが大ヒットして、Joan Crawford、Veteran of the Psychic Wars、Vengeance、Fire of Unknown Originと立て続けにシングルヒットを出しています。MTVも活用して70年代の頃以上の売り上げを上げました。アメリカンプログレのようだった頃に近い感じなので、これこそが彼らのスタイルなのだと思います。アメリカのバンドらしいポップ感覚はヘヴィメタでもハードロックでもありません。だからこそのヒットなのです。

HM/HDブームも利用しながら自分達のスタイルを貫いた内容はしたたかでありながらも見事な成果だと思います。スティックスのようなものだと思えば分かり易いと思います。勝手にイメージされているものを戦略的に使いながらも自分達のやりたい音楽をやっています。それが80年代ポップスとして成り立ったのですから、時代がやっと追いついてきたと言うべきでしょう。ポップである事を前面に出していけばもっと売れていたでしょう。日本でも人気が出たはずです。しかし日本で人気が出なかったのはイメージとのギャップが激し過ぎたからです。

Fire of Unknown Origin
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[20141125]

Cultosaurus ErectusCultosaurus Erectus
(1990/10/25)
Blue Oyster Cult

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80年のアルバムです。プロデューサーはMartin Birch。ディープパープルを手がけた人ですが、この HM/HD時代はアイアンメイデンなどを手がけています。完全にHM/HDに活路を見出し、やっと彼らのイメージであったヘヴィメタサウンドになりました。アイアンメイデンのファーストは素晴らしい出来でしたが、それ以降出されたHM/HDは形式にばっかりこだわった面白みの無いものばかりになっていました。その中で、多彩な変化を見せるこのアルバムは素晴らしい出来映えだと思います。

1. Black Blade
2. Monsters
3. Divine Wind
4. Deadline
5. The Marshall Plan
6. Hungry Boys
7. Fallen Angel
8. Lips In The Hills
9. Unknown Tongue

単純にハードロック、ヘヴィメタしている訳ではなく、彼ららしいプログレ的な展開にも発展しているので、昔からのファンも楽しめると思いますが、ギタープレイなどはありきたりで面白みがありません。非ロックになっていく所だけが面白いです。この頃のHV/HDファンはギターはこうでならなければならない、ベースはこうでなければならないなどの固定概念にとらわれ、ヘッドバンギングのし過ぎで頭がいかれていました。

本当のハードロックファンにはこの時期にハードロックは存在しない事になっています。ほとんど聴く価値が無いものばかりばかりだったのです。ただ形式的な部分に惹かれていた人にとっては全盛期だったかもしれません。その形式的な部分も感じつつも、まだ昔ながらのドラマティックな展開があるので、彼らのイメージを具現化出来た素晴らしいアルバムだと思います。

Black Blade
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[20141124]

MirrorsMirrors
(2013/07/16)
Blue Oyster Cult

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79年のアルバムで、プロデュースをTom Wermanに一任して新しい方向性を模索しています。当時はパンク、ニューウェイヴの時代ですが、イギリスではヘヴィメタの復興が興り、HM/HRブームが始まります。それに乗っかろうとしていたのかもしれません。このブームは失われたハードロック、ヘヴィメタを惜しむファン達に支えられて、新しいバンドが誕生してきましたが、既成のスタイルに固執した詰まらない形骸化した作品しかありません。それに同調すれば火傷してしまうのでありました。

1. Dr. Music
2. The Great Sun Jester
3. In Thee
4. Mirrors
5. Moon Crazy
6. The Vigil
7. I Am the Storm
8. You're Not the One (I Was Looking For)
9. Lonely Teardrops

ハードロックな部分もサウンドが軽めで、A.O.R.な部分が強調されて、アメリカンプログレバンドだと宣言すれば売れていたかもしれませんが、レコード会社はあくまでもハードロック、ヘヴィメタだと言って売り出していたので、日本ではどんどん人気が落ちてきていました。それでも西洋では形骸化していてもハードロックが恋しいファンが多いのでそこそこ売れています。スティックスやフォリナー、カンサスのようにポップな部分を強調して売り込めばもっと売れていたと思いますが、あくまでもバンドのコンセプトがオカルトなので、ギャップがでてきてしまいます。

曲はメロディアスで良い曲も多いので、爽やかなアメリカンロックで良かったと思います。その需要はありますし、表現力もあるし、実力もついていいバンドになっていますので、スティックスファンやフォリナーファンならきっと気に入ってくれます。最初のコンセプトに固執しなければ良かったのですが、その為にSandy Pearlman,を決別しているようですが、それがファンまで伝わっていないのでうまい事いっていません。音楽的には良いと思います。

Dr. Music
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[20141124]

SpectresSpectres
(2007/02/13)
Blue Oyster Cult

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77年のアルバムです。日本で一番有名なGodzillaが入っているアルバムです。日本映画のゴジラのファンである彼らが創った曲で、これはヘヴィメタと呼べる曲です。途中で出てくる日本語により退避命令が笑えますが、オクターバーを使ったりと、かなり凝ったアレンジになっています。ゴジラによるイマジネーションが生み出した名曲です。

1. Godzilla
2. Golden Age Of Leather
3. Death Valley Nights
4. Searchin' For Celine
5. Fireworks
6. R. U. Ready 2 Rock
7. Celestial The Queen
8. Goin' Through The Motions
9. I Love The Night
10. Nosferatu
11. Night Flyer
12. Dial M For Murder
13. Please Hold
14. Be My Baby

日本ではいまいち人気がなったのですが、このアルバムから人気が高まったと言えます。ギター雑誌にもGodzillaの楽譜が載るほど注目度はアップしました。それ以外の曲は前作同様アメリカンプログレのような作風です。より濃密なアレンジになっています。彼らのスタイルが完全に出来上がっていると言えます。キッスの方は売れ過ぎて原点回帰しようとして迷いが生じていましたが、彼らはマイペースに自分達のサウンドを追求しています。

A.O.R.っぽいアレンジとハードロックを融合しようとしている、この時期のアメリカのバンドにありがちな方向に向かっていますが、それがアメリカンプログレっぽいイメージを創りだしています。最初からその方向性は持っていましたので、これが彼のスタイルだと思います。レコード会社が押し付けているヘヴィメタのイメージとは違うのです。それが分かっていればこのバンドが好きになれるはずです。名盤です。

Godzilla
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[20141124]

Agents of FortuneAgents of Fortune
(2001/06/25)
Blue Oyster Cult

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76年のアルバムです。キッスも4枚目からブレイクしましたが、彼らもこのアルバムから大きくブレイクしていきました。エフェクト処理をしっかりやる事で重厚なサウンドになりながらもポップになった事でヒットに結びつきました。ヘヴィメタと言うよりアメリカンプログレみたいですが、ハードロックよりなので、ヘヴィメタと言う事で良いのでしょう。

1. This Ain't The Summer Of Love
2. True Confessions
3. (Don't Fear) The Reaper
4. E.T.I. (Extra Terrestrial Intelligence)
5. The Revenge Of Vera Gemini
6. Sinful Love
7. Tattoo Vampire
8. Morning Final
9. Tenderloin
10. Debbie Denise
11. Fire Of Unknown Origin
12. Sally
13. (Don't Fear) The Reaper
14. Dance The Night Away

シングル曲(Don't Fear) The Reaperが大ヒットして、アルバムも売れました。70年代ロックファンなら誰でも聴いた事がある曲でしょう。でも彼らの曲だと知っている人は少ないはずです。Brecker Brothers、そしてPatti Smithがボーカルで参加しています。結構ジャズ系、パンク系と交流があるようです。初期の頃はエフェクト処理が下手だったのでちゃっちい音でしたが、ここからサウンド面も彼らのイメージに近づいています。

オカルトのイメージを持っているバンドですが、イギリスのバンドのように悪魔的では無く、アメリカンハードロックの枠は超えていません。ですからブリティッシュロックファンには親しまれていないと思います。アメリカンロックファン向けなのです。第二期ハードロックブームの主役はエアロスミス、キッス、クィーンでしたが、彼らも遅れる事無く仲間に入っています。名盤です。

This Ain't The Summer Of Love
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[20141124]

九州場所は白鵬が大鵬に並ぶ32回の優勝で幕を閉じました。千代の富士でも成し遂げられなかった偉業です。バランスの良い横綱ですが、長く勝ち続けていく事は並大抵のものではありません、宿敵朝青龍がいなくなったとしても、この記録は素晴らしいものです。豪栄道と琴奨菊の2大関は負け越して来場所は角番となります。二人とも軽量力士なので、勢いがある時と無い時の差が激し過ぎます。

上位の成績
白鵬 14勝1敗 優勝
鶴竜 12勝3敗
日馬富士 11勝4敗
琴奨菊 6勝9敗
稀勢の里 11勝4敗
豪栄道 5勝10敗
逸ノ城 8勝7敗
碧山 8勝7敗
豪風 2勝13敗
勢 6勝9敗
安美錦 6勝9敗
栃煌山 8勝7敗
宝富士 8勝7敗
豊響 5勝10敗


逸ノ城は勝ち越しました。勝負勘はありますが、相撲感がまだ無いので、負けて相撲を覚える段階です。まだ入門して1年経っていませんので、当たり前の事ですが、これから相撲を覚えていくと恐ろしい存在となっていきます。遠藤は終盤、前に出て、引かない相撲を心がけた結果10勝しました。引いて勝つ相撲は大学時代までで卒業すべきでした。これからの課題は出稽古に専念して力をつける必要があると思います。

納得いかないのが蒼国来が三賞から外れている事です。技能賞をあげてもいい活躍だったと思いますが、白星が足りなかったのでしょうか。栃ノ心は11勝しましたので、今後の活躍が期待出来ます。白鵬を脅かす力士がどんどん育ってきていますので、来年からも盛り上がる事でしょう。

九州場所 2014年 千秋楽
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[20141123]

Secret TreatiesSecret Treaties
(2001/06/26)
Blue Oyster Cult

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74年のサードアルバムです。ある程度彼らのスタイルが固められてきて世界的にも知れ渡るようになっていました。ライバルのキッスもサードアルバムから日本で売られるようになりましたので、いよいよ第二期ハードロックブームの主役達が揃い始めてきました。これまで通り前半はハードロック調で後半にヘヴィメタっぽい展開になっていくパターンですが、このアルバムは最初から良い雰囲気を創っています。

1. Career Of Evil
2. Subhuman
3. Dominance And Submission
4. ME 262
5. Cagey Cretins
6. Harvester Of Eyes
7. Flaming Telepaths
8. Astronomy
9. Boorman The Chauffer
10. Mommy
11. Mes Dames Sarat
12. Born To Be Wild
13. Career Of Evil

どちらかと言うとアメリカンプログレのカンサスとかスティックスのような雰囲気があるのですが、あくまでもオカルティックなヘヴィメタのイメージが売りですので、奇抜なコスチュームで売り出していたキッスと人気を二分していました。エアロスミスは最初から別格でした。若いロックファンにとっては難解になっていく古いはdーロックバンドよりもコンパクトで分かり易い彼らの方が人気が出始めていました。

アルバムとしてはメドレー形式のように曲がつながっていきますので、コンセプトアルバムのような雰囲気もあり、売り上げも伸びてきました。Columbiaレーベルだったのでソニーが配信していたので、彼らは早くから日本で知られるようになっていました。キッスよりも彼らの方が有利な環境にあったのです。しかし、キッスの方がもっと分かり易かった。ステージパフォーマンスも派手だったので、キッスの方が人気が爆発していきます。こちらはどちらかと言うと凝り過ぎている所もあります。しかし、それでこそのブルーオイスターカルトなのです。

Career Of Evil
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[20141123]

Tyranny & MutationTyranny & Mutation
(2001/07/09)
Blue Oyster Cult

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73年のセカンドアルバムです。少しずつヘヴィメタっぽい感じも出てきますが、ハードロックの軽快な曲が多いので、どちらとも言いがたい。まだ彼らが主役になる第二期ハードロックブーム前で、第一期ハードロックに変革期が訪れた時期でした。多くのハードロックバンドがストレートなハードロックから多様性を取り込む事で進化しようとしていました。この若手バンドは始めから多用なスタイルを発揮していました。

1. The Red & The Black
2. O.D.'d On Life Itself
3. Hot Rails To Hell
4. 7 Screaming Diz-Busters
5. Baby Ice Dog
6. Wings Wetted Down
7. Teen Archer
8. Mistress Of The Salmon Salt (Quicklime Girl)
9. Cities On Flame With Rock And Roll
10. Buck's Boogie
11. 7 Screaming Diz-Busters
12. O.D.'d On Life Itself

ライバルのキッスが軽快なロックンロールで人気を高めていた事に刺激されたのか、ロックンロール調の曲が多くなっています。それでも彼らにはプロデューサーであるSandy Pearlmanのコンセプトがついてまわってきますので、彼ら独自のスタイルへ向かっています。それでもアメリカのバンドですからどこか明るいところがあり、オカルティックになりきれていません。アメリカンハードロックなんですね。

キッスより演奏は巧いですが、ブリティッシュ勢にくらべると軽い感じがあります。まだアメリカには重厚なサウンドメイキングのセンスが無かったのです。もしくは彼らのスタッフにそういうセンスが無かったと言うのが正解かもしれません。だからこそ独自のサウンドになっていると思います。軽いなりに頑張っていろんな展開を見せてプログレッシヴでもあります。

The Red & The Black
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[20141123]

Blue Öyster CultBlue Öyster Cult
()
不明

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ブルーオイスターカルトの72年のデビューアルバムです。プロデューサーであるSandy Pearlmanが自作の詩The Soft Doctrines Of Imaginosの世界観を表現する為に結成されたバンドです。ですから最初からしっかりとしたコンセプトを持ったバンドでした。レコード会社はアメリカのブラックサバスとして売り出そうとしていましたので、ヘヴィメタのイメージを持たせていましたが、ファーストではハードロックサウンドであり、重厚さはありません。

1. Transmaniacon MC
2. I'm on the Lamb But I Ain't No Sheep
3. Then Came the Last Days of May
4. Stairway to the Stars
5. Before the Kiss, A Redcap
6. Screams
7. She's as Beautiful as a Foot
8. Cities on Flame With Rock and Roll
9. Workshop of the Telescopes
10. Redeemed
11. Donovan's Monkey[Demo Version]
12. What Is Quicksand [Demo Version]
13. A Fact About Sneakers [Demo Version]
14. Betty Lou's Got a New Pair of Shoes [Demo Version]

メンバーはリードボーカル、ギター、キーボードのEric Bloom、ドラムのAlbert Bouchard 、ベースのJoe Bouchard、ギターはDonald "Buck Dharma" RoeserとAllen Lanierですが、Allen Lanierはキーボードも担当します。ギターを演奏するのが三人も居るのでトリプルリードギターになる事もあります。オカルトなイメージがあり、キッスとはライバル関係にあり、対バンなどで競い合っていました。当時の音楽雑誌では喧嘩するほど仲が悪かったと書いてありました。

Sandy Pearlmanの世界観を表現していますので、プログレッシヴな展開にもなるハードロックです。当時のヘヴィメタバンドはブラックサバスとバッジーくらいしかいませんでしたので、はっきりとした定義もありませんでした。ですから彼らも普通にハードロックを演奏しています。デビュー当時から注目はされていましたが、まだまだローカルな人気であり、キッスと競いながら人気を高めていきます。

Transmaniacon MC
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[20141123]

You\'re Gettin\' Even While I\'m Gettin\' Odd - Ex-RentalYou\'re Gettin\' Even While I\'m Gettin\' Odd - Ex-Rental
(1984/01/01)
The J. Geils Band

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84年のラストアルバムです。82年のShowtime!と言うライブアルバムを出してその絶頂期を収めました。このバンドはライブアルバムがいつも好評です。そして大ヒットした前作から3年もかけて久々にリリースされた作品でしたが、ほぼ同時期に脱退したPeter Wolf のソロアルバムもリリースされて、ファンはどっちを聴けば良いんだと困惑したものです。このアルバムではドラムのStephen Jo Bladdがボーカルをとっています。

1. Concealed Weapons
2. Heavy Petting
3. Wasted Youth
4. Eenie Meenie Minie Moe
5. Tell 'Em, Jonesy
6. You're Gettin' Even While I'm Gettin' Odd
7. The Bite From Inside
8. Californicatin'
9. I Will Carry You Home

Seth Justmanのプロデュースで、これまでと同じように80年代ポップとしてヒットしそうな曲を創っていますが、看板ボーカリストのPeter Wolfが抜けて、Peter Wolfのソロアルバムの方が良かったりして、このアルバムはあんまり売れませんでした。限界を感じた彼らはバンドの解散を決意します。せっかく頂点に上り詰めながらもバンド内でのもめ事から終焉を迎える事となりました。

ボーカルは弱いですが曲は悪くありません。Peter Wolfが残っていればもっと売れていた事でしょう。演奏しているメンバーも、アイデアを出しているメンバーも残っている訳ですから悪い訳がありません。しかし、昔からのファンにとってはスタイルも変わっているのに ボーカルも代わってしまえば、もはや別のバンドのように聴こえるのです。ストーンズのように長く続くバンドはまれであり、いつかは終焉が訪れるものですが、売れていただけにもったいない感じはあります。以外にも良い作品であります。

Concealed Weapons
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[20141122]

Freeze FrameFreeze Frame
(1990/10/25)
J. Geils

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81年のアルバムです。プロデュースは再びSeth Justmanで、唯一のNo.1を獲得した最大にヒットしたアルバムです。MTVを利用して、80年代ならではのアレンジでありながらも、彼ららしいロックンロールのニューウェイヴ的なスタイルが受けて彼らの音楽がお茶の間にまで入ってきて耳馴染みなヒット曲が満載のアルバムです。Randy BreckerやLuther Vandross などの豪華ゲストも再び参加しています。

1. Freeze-Frame
2. Rage In The Cage
3. Centerfold
4. Do You Remember When
5. Insane, Insane Again
6. Flamethrower
7. River Blindness
8. Angel In Blue
9. Piss On The Wall

80年代はファンクはソウルミュージックがキーワードになっていますが、彼らは早くからソウルミュージック、ファンクを導入していたので、そのスタイルに80年代ならではのポップ感覚を織交ぜて見事なヒット作品を創り上げました。完璧に世界中でメジャーなバンドとして親しまれるようになりました。No.1ヒットのCenterfoldを始め、Angel in Blue、Flamethrower、Freeze-Frameのシングルヒットを生み出し、アルバムは4週も1位を記録しました。80年代を代表するヒットアルバムになりました。

フライングVをトレードマークにしたJ. Geils 、ブルースハープのMagic Dickの出番も勿論ありますが、このヒットによってPeter Wolfの存在が肥大してソロ活動に入り、バンドの終焉を迎えるきっかけになった事は皮肉ですが、70年代に地味に活動していたバンドがやっと陽の目を見たような報われた結果を生み出しました。あまりにヒットしたので逆にひいてしまったファンもいたようですが、リズム&ブルーススタイルで創りだしたヒット曲は見事な出来映えであり、彼の実力がやっと実を結んだものだと思います。80年代ならではの名盤です。

Freeze-Frame
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[20141122]

Love StinksLove Stinks
(1992/05/01)
J Geils

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80年のアルバムです。プロデュースはキーボードのSeth Justmanです。時代はパンクからニューウェイヴの時代になっていて、ニューウェイヴ感覚を取り入れた作品になっています。アメリカではMTVも始まり出していて、PVも創るようになっています。曲自体は軽快なロックンロールなのですが、チープなオルガンの単音演奏など、ニューウェイヴの手法を使っています。このポップ路線が受け入れられて大ヒットしました。

1. Just Can't Wait
2. Come Back
3. Takin' You Down
4. Night Time
5. No Anchovies, Please
6. Love Stinks
7. Tryin' Not to Think About It
8. Desire (Please Don't Turn Away)
9. Till the Walls Come Tumblin' Down

ディスコブームもありましたが、テクノも流行り出していて、テクノディスコのようなアレンジのCome Backの他にJust Can't WaitとLove Stinksがシングルヒットして、アルバムもこれまでで最高の売り上げを記録しました。テクノもニューウェイヴも古いロックファンにとっては馴染めないものでしたが、こういうバンドが取り入れる事で多少免疫になって、やがて80年代の新しい時代を受け入れるようになっていきました。

Seth Justmanがプロデュースした意義は、シンセサイザーの導入でしょう。ギターが主役のバンドにシンセサイザーを持ち込んだのですから、大きな変化であります。曲もよりシンプルにポップになっていますが、単純な曲調ではなく、しっかりと練り込まれたアレンジになっています。彼らならではのスタイルも失われた訳ではないのですが、このポップ路線で離れていったファンもいました。それでも多くの新しいファンを獲得する事に成功し、彼らは絶頂期を迎えようとします。

Just Can't Wait
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[20141122]

サンクチュアリサンクチュアリ
(1999/08/25)
J.ガイルズ・バンド

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78年のアルバムです。プロデュースはSeth JustmanとJoseph Wissertです。ストーンズやボブディランを意識した曲作りになっています。これまではステージアクションがストーンズっぽかっただけで曲はハードロックでしたが、ここでは曲自体もストーンズのように間合いを大事にした曲作りになっています。その為彼らの持ち味であったドライブ感が後退してサザンロックのようになっています。

1. I Could Hurt You
2. One Last Kiss
3. Take It Back
4. Sanctuary
5. Teresa
6. Wild Man
7. I Can't Believe You
8. I Don't Hang Around Much Anymore
9. Jus' Can't Stop Me

One Last KissとTake It Backのシングルヒットがあって、アルバムもヒットしています。益々イギリスで嫌われるようなストーンズの模倣を堂々とやっています。と言っても70年代のストーンズであって、それはカントリーロック、サザンロックっぽい感じなので、アメリカのバンドがこういう音楽をやっても少しもおかしくありません。本場アメリカのバンドだからこそ出来る料理法で創り上げているので、模倣だけで終わっていません。

曲をミドルテンポにした事で色気を表現しようともしています。これまでは男気溢れる演奏でしたが、色気を醸し出す事でより魅力的なロックになっています。Peter Wolfは女優のFaye Dunawayと結婚していて、正にセックスシンボルになろうとしている意気込みを感じます。日本ではまだ中堅クラスの扱いで下gあ、アメリカでは絶大な人気を誇っていました。

I Could Hurt You
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[20141122]

モンキー・アイランド噴火モンキー・アイランド噴火
(1990/10/25)
J.ガイルズ・バンド

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77年のアルバムです。76年にライブアルバム、Blow Your Face Outをリリースして更に人気を高めて、自信に満ちた作品を創り上げました。プロデュースはバンド自身で、このアルバムだけJ. Geils Band 改めGeilsにバンド名を変更しています。サウンド的にはファンキー路線を洗練させたA.O.R.色をハードロックにミックスさせたポップな内容になっています。

1. Surrender
2. You're The Only One
3. I Do
4. Somebody
5. I'm Falling
6. Monkey Island
7. I'm Not Rough
8. So Good
9. Wreckage

シングルカットされたYou're The Only Oneがヒットし、アルバムも売れました。世界が認めるバンドへと成長していきました。Brecker Brothersが参加していたり、Luther Vandross がバックコーラスを務めていたり、Arif Mardinによるオーケストラがあったりと話題性も満載。時代的にトロピカルなアレンジがあったりと、かなりポップな曲が多いのですが、バンドの勢いのあるロックンロールが中心になっています。

J. Geils のギターもフェイザーをかけたりとカラフルになっています。この頃のハードロックはヘヴィーさよりも軽さがあるのが特長で、コンパクトにまとめられていたり、仰々しい大作志向が押さえられていましたので、彼らのスタイルもこの第二期ハードロックブームに適していました。パンクも登場し始めていますが、まだまだハードロック全盛時代です。アルバムにバラードが入っているのも定番で、70年代後半のハードロックアルバムらしい作品です。

Surrender
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[20141121]

HotlineHotline
(2004/08/24)
J. Geils

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75年のアルバムです。第二期ハードロックブームが始まった事が影響したのか、ファンク色よりもロックンロール色が強くなっています。その為か、少し軽い感じがしますが、ライブパフォーマンスに向いている曲ばかりなので、安定した人気を維持するようになっています。日本でも徐々に人気が高まってきていました。第二期ハードロックブームはアメリカが中心でしたので、彼らの方向性も明確になってきました。

1. Love-Itis
2. Easy way Out
3. Think It Over
4. Be Careful (What You Do)
5. Jealous Love
6. Mean Love
7. Orange Driver
8. Believe in Me
9. Fancy Footwork

ストーンズを模倣したバンドは多く、ニューヨークドールズなどのパンクの元祖もそうですが、エアロスミスと共にストーンズよりも演奏が巧いバンドとして日本では人気があったと思います。しかし、イギリスでは反感を買っていました。ストーンズというよりニューヨークドールズっぽいと言った方が良いと思います。アメリカンハードロックなのです。アメリカではハードロックは不毛だと言われていた時代は終わったのです。

多くのハードロックバンドが次々に登場してきました。バンドはいたけど市場が狭かったと言うのが本当でしょう。実力も必要だったと思います。しかし、このバンドの演奏力は折り紙付きです。Peter Wolf のステージアクションもスティーブンタイラーのお手本になるくらいセクシャルであります。軽やかになった事でファンは戸惑ったと思いますが、次のステージに進むべき起点となったアルバムだと思います。

Love-Itis
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[20141120]

NightmaresNightmares
(1996/02/23)
J Geils

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74年のアルバムです。プロデュースはBill Szymczykに定着しています。ファンキーな要素とブルースロックがバランスよくミックスされたアメリカンハードロックになっています。初期を代表する名作です。この時期はストレートなハードロックよりも少し変化のあるスタイルが多く出てきており、ソウルミュージックの要素、A.O.R.になりかけの時期ですから、アメリカではこのスタイルが新しかったのですが、それをハードロックとして表現している所がカッコいいのです。

1. Detroit Breakdown
2. Givin' It All Up
3. Must Of Got Lost
4. Look Me In The Eye
5. Nightmares
6. Stoop Down #39
7. I'll Be Coming Home
8. Funky Judge
9. Gettin' Out

シングルカットされたMust Of Got Lostが大ヒットして、アルバムもこれまでの最高の売り上げをあげました。日本ではまだ地味な存在でしたが、アメリカでは絶大な人気を獲得するようになりました。ライブステージでのパフォーマンスは最初から定評がありましたが、作品の完成度も上がってきたら鬼に金棒です。下手にポップを意識せずに、ハードなままでポップになっています。ここに彼らならではのスタイルが確立されたと言っても良いです。

最初はむさい男達でしたが、この頃になるとファンション面も様になってきてルックスも伴うバンドになり、第二期ハードロックブームに先駆けて時代を暖めてきました。ツェッペリンもファンクを取り入れるようになり、ファンクにロックファンも注目し始めたのもこの頃で、すぐにはブームにはなりませんでしたが、70年代ファンクロックは黎明期でありながらも素晴らしい名曲が沢山誕生してきています。その基礎を創ってきたバンドだとも言えるJ. Geils Bandの名盤です。

Detroit Breakdown
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[20141119]

Ladies InvitedLadies Invited
(2004/08/24)
J Geils Band

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73年のアルバムです。プロデュースはBill Szymczyk。かなりポップ色を前面に出すようになっています。ロックンロールとファンク、ソウルなどの要素を取り入れる事でファンキーなブルースを創りだして、よりストーンズっぽくなっています。アメリカや日本ではストーンズっぽいのは売れる要素になるのですが、イギリスでは模倣だと批判的になってしまいます。エアロスミスもイギリスではブーイングの嵐でしたが、最近は変わっています。

1. Did You No Wrong
2. I Can't Go On
3. Lay Your Good Thing Down
4. That's Why I'm Thinking of You
5. No Doubt About It
6. The Lady Makes Demands
7. My Baby Don't Love Me
8. DiddyBoppin'
9. Take a Chance (On Romance)
10. Chimes

ポップになっていますが、シングルヒットが出ていなくてアルバムも前作ほど売れていません。あからさまにヒット狙いにいったのが裏目に出た形ですが、知名度は上がってきていました。ジャケットデザインは80年代っぽいので、かなり先見の明はあるようです。Peter Wolf の歌い方も益々ミックジャガーに似てきています。はっきりとした手本があればやり易いですが、模倣の枠を抜け出すのは至難の技です。

しかし、このバンドはストーンズよりも演奏は巧いし、ハードで独自のスタイルを持っていると思います。ストーンズは現在に至るまで演奏力が向上した事はありませんが、それでも帝王なのです。しかし、この時期のストーンズは飽きられていたのが正直な所です。パンクが出てきた頃になるとストーンズはマンネリに聴こえましたし、もっと良いバンドが出てきて欲しいと思っていたものです。しかし彼らを超えるバンドは出てきませんでした。唯一無二なのです。なのでこのバンドも独自の道を進むしかないのです。

Did You No Wrong
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[20141118]

BloodshotBloodshot
(1996/02/23)
J Geils

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73年のアルバムです。72年のライブアルバムFull Houseで確固たる人気を獲得して、世界的にも注目されるバンドになりました。プロデュースはBill Szymczykで、ソウルやリズム&ブルースの要素を取り入れてポップになった事によって、エアロスミスが登場するまではアメリカのストーンズと呼ばれていました。時代はギターヒーローを求められていた時代でしたからJ. Geilsの人気もありましたが、ステージでのパフォーマンスからPeter Wolf の人気もうなぎ上りになっていきます

1. [It Ain't Nothin' But A] House Party
2. Make Up Your Mind
3. Back To Get Ya
4. Struttin' With My Baby
5. Don't Try To Hide It
6. Southside Shuffle
7. Hold Your Loving
8. Start All Over Again
9. Give It To Me

レゲエのリズムを取り入れたGive It To MeとファンキーなMake Up Your Mindのシングルヒットを生み出し、アルバムも売り上げが上がっています。アメリカンハードロックバンドだと言っても良いくらいドライヴ感のある演奏、ハードエッジなサウンドなど、やっと実力に見合った評価を獲得していきます。ライブのどさ回りで確実に人気を集めていった努力が実を結びました。

ブルース一辺倒ではなく、ソウルなどのポップ要素を取り入れる事はストーンズと言うお手本がありますので、彼らはそれをよりハードに演奏出来る強みを持っていました。日本でも徐々に人気が高まっていましたが、どうしてもマイナーな扱いになっておりました。時代の主役はハードロック、プログレバンドですから、この路線で売れるには、より様々な要素を取り入れて独自のスタイルをつくりが上げる必要がありました。

[It Ain't Nothin' But A] House Party
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[20141117]

連日熱い戦いが繰り広げられている九州場所。白鵬が不覚にも高安負けてしまう波乱がありましたが、1敗ならまだ挽回出来る星勘定です。期待の逸ノ城は負ける事で相撲を覚える場所になっているでしょう。何をやるべきか、何をやったらダメなのか、これから覚えていく事で更に強くなっていくでしょう。鶴竜は取りこぼし無く勝ち越しました。

中日までの上位の成績
白鵬 7勝1敗
鶴竜 8勝0敗
日馬富士 6勝2敗
琴奨菊 3勝5敗
稀勢の里 7勝1敗
豪栄道 4勝4敗
碧山 5勝3敗
逸ノ城 4勝4敗
勢 1勝7敗
豪風 1勝7敗
栃煌山 3勝5敗
安美錦 3勝5敗


中堅所の碧山、栃ノ心、蒼国来が頑張っています。特に蒼国来は巧い取り口が光ります。力もついているようです。遠藤は完璧に稽古不足です。足腰がついていっていません。基本をしっかり人より倍の練習が必要です。稽古は嘘をつきません。ご当地出身の千代丸と千代鳳の兄弟も調子が良いです。新入幕の阿夢露は足が悪いのか、なかなか白星を増やせていません。一年締めくくりの場所は、果たして誰が優勝するのでしょうか。

白鵬 vs 照ノ富士

[20141116]

Morning AfterMorning After
(1995/10/31)
J Geils

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71年のセカンドアルバムです。プロデュースはSeth JustmanとBill Szymczykに代わっています。男気溢れるブルースロックだけでは売れないと思ったのか、ロックンロール調のポップさも出すようになっています。そうなると益々ストーンズを模倣しているよな印象をイギリスのロックファンにもたれるようになっていきます。それでも黒っぽい本格的なブルースロックであります。

1. I Don't Need You No More
2. Whammer Jammer
3. So Sharp
4. The Usual Place
5. Gotta Have Your Love
6. Looking For A Love
7. Gonna Find Me A New Love
8. Cry One More Time
9. Floyd's Hotel
10. It Ain't What You Do [It's How You Do It !]

無名のバンドがアメリカで売れるにはどさ回りするしかありません。実力のあるバンドですからライブに来てもらえばその実力を認めさせる事が出来ます。そうやって前作よりも売り上げを伸ばしています。シングルカットされたLooking for a Loveが多少ヒットしていますので、徐々に人気を高めています。日本ではまだまだ知られていませんでしたが、次に出すライブアルバムのFull Houseで人気が出てきます。

実力派のバンドはライブでこそ真価を発揮するもので、硬派なハードロックがうけていた時期でしたので、徐々に世界的に知られるようになっていきますが、まだまだ売れない時代であります。演奏力はあっても、まだまだバンドとしてのスタイルは固まっておらず、ブルースをかっこ良く演奏出来るバンドである事に間違いはありませんが、売れるのには時間がかかっています。それでも大きな期待が持てるバンドでありました。

I Don't Need You No More
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