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[20141231]

AnywayAnyway
(2004/02/17)
Family

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これも70年のアルバムでA面に当たる前半の4曲がFairfield Halls,でのライブで、それ以降の後半はOlympic Studiosでのスタジオ録音になっています。ライブの方も新曲なので、ライブパフォーマンスに優れている所をアピールした作品になっています。当時はよくこうした形式のアルバムがリリースされていました。ギターだったJohn Weiderがベースを専属して演奏するようになっています。

1. Good News-Bad News
2. Willow Tree
3. Holding The Compass
4. Strange Band
5. Part Of The Load
6. Anyway
7. Normans
8. Lives And Ladies
9. Today (Single Release, 1970)
10. Song For Lots
11. Today (Edited Version)

ハードロックのような動とプログレのような静の対比を持ったダイナミックな演奏はジェスロタルのいようであり、ハードロックともプログレとも区別がつけにくいサウンドであります。プログレが本格的に形になっていくのはこの後であり、先にハードロックの方がスタイルが固まっていたので、ハードロック寄りのサウンドですが、やっている事はプログレのような壮大なものであり、当時はポストサイケであり、どちらとも捉えにくいものです。

ライブならではの迫力はスタジオでも出せたかもしれませんが、ライブならではの緊張感と言うものがあり、ましてや新曲をライブで演奏するのですから、張りつめた感じがあります。それでもこの演奏しなれたような風格はどうでしょう。並のバンドには真似出来ないようなパフォーマンスであります。このバンドのポテンシャルは計り知れないものがあります。惜しむべきはヒットシングルさえあればもっとメジャーな扱いになっていたはずです。今となっては玄人好みのバンドでしかありません。

Good News-Bad News
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[20141231]

A Song For MeA Song For Me
(1970/01/01)
Family

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70年のアルバムで、プロデュースはバンドでやっています。ベースのRic GrechとサックスのJim Kingが脱退してギターとバイオリンのJohn Weiderとキーボード、フルートのJohn "Poli" Palmerが参加しています。これでベースレスになっています。Ric Grechは脱退してBlind Faithに参加しました。それによりFamilyと言うバンドがイギリスにいる事が世界的に知れ渡るようになります。

1. Drowned In Wine
2. Some Poor Soul
3. Love Is A Sleeper
4. Stop For The Traffic-Through The Heart Of Me
5. Wheels
6. Song For Sinking Lovers
7. Hey-Let It Rock
8. The Cat And The Rat
9. 93's Ok J
10. A Song For Me
11. No Mule's Fool
12. Good Friend Of Mine

イギリスでは既に絶大な人気を獲得しており、ロック寄りのプログレで、ジェスロタルのような演劇性を持った展開はジェネシスそのものであり、まだプログレ三種の神器を使っていないのでロック色が強い感じがしますが、これがハモンド、シンセ、メロトロンが使われていたらそのままシンフォニックロックになっています。しかし、ベースが入っていないアレンジは独自の世界観を生み出しています。

当時はまだハードロックとプログレの区別が無く、どちらともとれるバンドが多く存在していましたが、彼らもどちらともとれるようなサウンドになっています。そしてイギリスではトラッドフォークも流行っていたので、その要素もあります。ツェッペリンだけではないのです。ですから簡単にかれらをプログレバンドとは呼びにくい部分があります。まだ彼らはその完成形を知らずにサイケの延長線上でロックしているのです。

Drowned In Wine
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[20141231]

EntertainmentEntertainment
(2003/08/05)
Family

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69年のセカンドアルバムです。プロデュースはGlyn JohnsとJohn Gilbertで、サイケな部分が後退してプログレ色が強くなっています。Roger Chapman:の歌い方は演劇的であり、ピーターガブリエルに多大な影響を与えていた事が推測されます。アコースティックギターにサックスがメロトロンのような役割を果たして、プログレの原型となるスタイルが既に確立されています。

1. The Weavers Answer
2. Observations From A Hill
3. Hung Up Down
4. Summer 67
5. How Hi The Li
6. Second Generation Woman
7. From Past Archives
8. Dim
9. Processions
10. Face In The Cloud
11. Emotions

ファーストとメンバーは同じですが、ピアノでNicky Hopkins:が参加しています。当時5人目のビートルスと呼ばれるくらいでしたので、よくのセッションに参加出来たと思いますが、当時のイギリスでは引っ張りだこだったようです。サイケな雰囲気も残っていますが、トラディショナルやシンフォニックなアレンジによって独自の進化を果たしています。クリムゾンの登場でシーンは一変しますが、こちらの方が風格のようなものを感じます。

69年というのはサイケデリックブームは既に終焉を迎えていて、クリムゾン、ツェッペリンが登場して新しい時代が始まった年であり、ウッドストックはサマーオブラブの終わりを象徴しており、ビートルズだけに引っ張られていたロックシーンの世代交代の年であります。プログレと言ってもピンクフロイドはまだサイケをやっていますし、シンフォニックロックもまだ登場していません。それなのにこの完成度であります。どれだけのアイデアを秘めたバンドだったのでありましょうか。文句無しの名盤です。

The Weavers Answer
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[20141231]

Music in a Doll\'s HouseMusic in a Doll\'s House
(2003/08/05)
Family

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ファミリーはサイケからプログレへと進化していったイギリスのバンドで、68年のデビューアルバムです。この時点でのメンバーはボーカルのRoger Chapman、ギターがJohn "Charlie" Whitney 、サックスのJim King、ベースがRic Grech、ドラムがRob Townsend の5人組です。プロデューサーは既にTrafficでサイケな作品をリリースしていたDave Masonです。Jimmy Millerもプロデュースに参加していて、エンジニアはEddie Kramer です。これだけでも凄い作品である事が分かります。

1. The Chase
2. Mellowing Grey
3. Never Like This
4. Me My Friend
5. Variation On A Theme Of Hey Mr Policeman
6. Winter
7. Old Songs For New Songs
8. Variation On A Theme Of The Breeze
9. Hey Mr Policman
10. See Through Windows
11. Variation On A Theme Of Me My Friend
12. Peace Of Mind
13. Voyage
14. The Breeze
15. 3 X Time

Roger Chapmanのビブラートをかけまくった歌い方が特徴的で、音楽的にはジェネシスに近いと思います。ジェネシスはまだビージーズみたいな曲を創っていた頃ですから、ジェネシスがこのバンドを手本としていた事が分かります。サイケなギミックを多く含んでいますが、曲の荘厳さは既にプログレらしき形になり始めています。後にJohn Wettonが在籍していた事で注目されるようになりましたが、当時は単なるサイケバンドの中の一つでしかありませんでした。

ブルース曲もあったり、60年代後半らしいサウンドがひしめき合っていますが、68年というまだクリムゾンも登場していない時期にこの完成度は凄いです。ジェネシスの創世記から侵入者までの間に存在するようなサウンドです。サイケによりクラシック、ジャズ要素を取り込んでいったのがプログレだとすればその原型のようなもので、ムーディーブルースやプロコルハルムと同じ時期に既にプログレの基盤を創り上げている偉業者であります。サイケな感じにも風格を感じさせる歴史的名盤です。

Full Album
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[20141230]

Happy BlueHappy Blue
()
Billy Squier

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98年のアルバムです。これ以降新作は出ていませんので、これがラストアルバムとなっています。プロデュースはBilly Squier自身で、アコースティックギターによる弾き語りが中心でブルースフォークロックアルバムになっています。フォークロックやカントリーロックをベースにしていたところがありましたが、そうしたルーツミュージックに特化した作品になっています。

1. Happy Blues
2. The Pursuit Of Happiness
3. She Will
4. Grasping For Oblivian
5. If You Would Hate Me Less, I'd Love You More
6. Stroke Me Blues
7. More Than Words Can Say
8. Inferno (Everybody Cries Sometimes)
9. Long Way To Fall
10. River
11. Two

ブルースフォークロックですが、カバー曲はJoni MitchellのRiveだけです。前作である程度の完成度を高めましたので、それ以上のものは創れないと思ったのでしょうか、ここにきてギター1本と歌だけと言う基本、ルーツに立ち返った作品を創り、それ以降作品を出していませんので、本人も前作の出来映えに満足してしまったのかもしれません、これだけの曲をかけるのですから、まだまだやれそうですが、現在はライブ活動は行っているようです。

やはりアメリカの人ですから、こうした音楽がルーツとして流れていたのは不思議でも無く、これまでの曲にもそうした風情を感じさせていました。これらの曲をロックアレンジすればいつもの作品に仕上がりそうですが、余計な装飾を取り除いて、歌というものに焦点を集める事で、シンガーとしてのBilly Squierの魅力を充分に伝えられるだけの作品になっていると思います。

Happy Blues
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[20141230]

Tell the TruthTell the Truth
(1993/04/27)
Billy Squier

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93年のアルバムでMike Chapmanがプロデュースしています。ハードロック色が蘇っています。ソリッドなロックアレンジは初心に帰ったような潔ささえ感じさせます。オルタナに対抗している訳でもなく、あくまでもオールドウェイヴとしてのハードロックなのです。ですから時代にはあっていませんが、こちらの方がカッコいいです。オルタナは音圧だけで曲自体は良いものは少ないですから、断然こちらの方が音楽的にも優れていると思います。

1. Angry
2. Tryin' To Walk A Straight Line
3. Rhythm/(A Bridge So Far)
4. Hercules
5. Lovin' You Ain't So Hard
6. Time Bomb
7. Stranger To Myself
8. The Girl's All Right
9. Break Down
10. Not A Color
11. Mind-Machine
12. Shocked Straight

Mike Chapmanのサウンドメイキングも的確で、意表をついてアナログシンセによるソロが出てきたり、オーケストラのようなシンセサウンドは明らかに80年代のものとは違っています。そうした工夫も凝らしながらもソリッドなハードロックとして成り立っていると言う、これこそがBilly Squierの凄い所で、その魅力を久々に全開にした名盤に仕上がっています。サイケ的なお遊びをする余裕すらあります。

売れなくなっても全く創作意欲は失われていません。昔みたいに枠からは見出したような存在感は無くなっていますが、程よく歳を取って程よい塩梅が出せるミュージシャンに成長しています。アルバムがリリースされた事すら知られていないようなアルバムですが、これまでの作品の中では一番完成度が高いです。Mike Chapmanの功績でありましょう。アメリカンロックの中でもかなり質の高いアルバムだと思います。名盤です。

Angry
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[20141230]

Creatures of HabitCreatures of Habit
(1991/04/09)
Billy Squier

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91年のアルバムです。プロデュースはGodfrey Diamondとビリーです。オルタナの時代になりましたので、初期の頃からやっているフォークロック調の曲が時代に合ってきました。それにより、80年代的なシンセの装飾が減って、バンドサウンドを強調しているので、ビリーの歌もいい感じで活かされるようになっています。しかし、既に過去の人になっているので、売り上げは落ちるばかりです。

1. Young At Heart
2. She Goes Down
3. Lover
4. Hollywood
5. Conscience Point
6. Nerves On Ice
7. Hands Of Seduction
8. Facts Of Life
9. Four Letter Word (L.O.V.E.)
10. Strange Fire
11. Alone In Your Dreams (Don't Say Goodbye)

シンセアレンジが無くなっている訳ではなく、控えめになっているのでセンスの良いアレンジに聴こえます。曲の良さはデビュー当時から続いていますので、後はどう表現するかで売れたり売れなかったりするのですが、既に落ちた人気を盛り返すほどのインパクトはありません。それでもアレンジをシンプルにしている分、曲の良さがストレートに伝わってきます。

歌唱力ははっきり言って昔より落ちています。それでもそれがフォークロック調の曲にマッチしていていい感じです。ただしオルタナのダウナーな感じがありませんので、時代には合っていないようです。それでも自分の進むべき道を進んでいるので、ファンとしては問題ありません。曲の良さを伝える為にはヒット曲を出してアルバムを聴いてもらうしかないのですが、そこまでアピール出来るまでの威力はありません。間違いなく優れたロックボーカリストの一人ですから、この頃の作品も聴いてもらいたいものです。

She Goes Down
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[20141230]

Hear & NowHear & Now
(1989/06/09)
Billy Squier

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89年のアルバムです。今回はプロデュースにGodfrey DiamondとJason Corsaroを起用しています。毎回プロデューサーを変えていますが、どうもしっくりくるプロデューサーに恵まれていないように感じます。80年代のスタイルとアメリカンロックの折り合いをつけているようなアレンジですが、どうしても初期の頃のようなBilly Squierのはみ出すくらいのパワフルなボーカルがコンプレッサーによって規格内に収められているように感じます。

1. Rock Out/Punch Somebody
2. Stronger
3. Don't Say You Love Me
4. Don't Let Me Go
5. Tied Up
6. (I Put A) Spell On You
7. G.O.D.
8. Mine Tonite
9. The Work Song
10. Your Love Is My Life

規格からはみ出すような彼のボーカルこそが魅力だったのに、規格の中で馴染ませようとするミキシングによって、普通の80年代ポップスに聴こえてしまいます。曲の工夫などはどんどん良くなっているのに、はみ出さないように丁寧にミキシングされている事が彼の魅力を失わせているという、ジレンマに陥っています。この辺が音楽の難しい所で、常識の範囲内でまとめようとすると聴き易くはなりますが、面白みが半減するという、この境界線がロックとポップスの分け目であります。

理論も何も知らない者が本能のままにやっていたのがロックだとすると、理論を知っているからこそ禁猟区には立ち入らない分別を持ってします。これがロックを衰退させた根源であります。この分別から逸脱していたのが初期の頃のBilly Squierでありました。80年代サウンドでありながらも面白かったのはその為でした。そのはみ出しているBilly Squierを分別の範囲内でまとめてしまった事で、良い曲を書いても報われない結果となっていると思います。曲は良いのです。

Stronger
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[20141229]

イナフ・イズ・イナフイナフ・イズ・イナフ
(1987)
ビリー・スクワイア

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86年のアルバムです。全盛期は過ぎてしまって、売り上げはいきなりがた落ちしてしまいます。プロデュースはPeter Collinsになり、彼もA.O.R.系のプロデューサーなのでメローなハードロックになっています。リズムよりも歌に重点が置かれ、自分のやりたい音楽を追求していて、かなり意欲的に制作されていますが、いつしか新作がリリースされても話題にならないくらいに過去の人になってしまいました。

1. Shot O' Love
2. Love Is The Hero
3. Lady With A Tenor Sax
4. All We Have To Give
5. Come Home
6. Break The Silence
7. Powerhouse
8. Lonely One
9. Til It's Over
10. Wink Of An Eye

前作ではBrian Mayが参加していましたが、今作ではLady with a Tenor SaxをFreddie Mercuryと競作しています。Freddie MercuryはLove Is the Heroでも歌っています。かなりシンセなどのギミックが多く、そういう意味では80年代らしい作品でありますが、異端児としてのいけない感じかっこ良かったので、その良さが失われています。T.M. StevensやSteve Ferrone なども参加していますので話題性はあったのですが売り上げには影響しませんでした。

控えめだった80年代サウンドが前面に出ている事で売れなくなったと言うのも面白い結果であり、80年代から逸脱していたのが良かったのなら、当時のリスナーもまんざらhじゃなかったと思います。それでもBilly Squierらしさはしっかりと出していますので、ファンならこれでも満足出来ると思いますが、プロデューサーとの相性がうまく作用していなかったと言うしかありません。

Shot O' Love
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[20141229]

Signs of LifeSigns of Life
(1990/10/25)
Billy Squier

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84年のアルバムです。前作の成功に気を良くして同じような作品を創るのかと思いきや、プロデューサーをJim Steinman に変更し、A.O.R.なメロウな雰囲気を持たせるようになっています。これまで通りリズムを強調していますが、歌に重きを置くようになっています。デビュー当時から作曲能力は高かったので、そこを活かすようになっています。なので、前作に比べるとパンチが弱い感じがしますが、少し売り上げが落ちたくらいでまだ人気は絶大でした。

1. All Night Long
2. Rock Me Tonite
3. Eye On You
4. Take A Look Behind You
5. Reach For The Sky
6. (Another) 1984
7. Fall For Love
8. Can't Get Next To You
9. Hand-Me-Downs
10. Sweet Release

Rock Me Tonite、All Night Long、Eye on Youの3曲のシングルヒットを出していますが、もっとパワフルな曲を期待しているファンにとっては大人しくなった感じがします。何を作れば売れるのか分かっていたはずですが、成功したので自分のやりたい事をやり始めています。それでもこれまでのスタイルを残しながら新しい事をやっているので、その辺の作曲テクニックはかなり優れています。ギターでBrian Mayが参加している曲もあります。

それだけ工夫を凝らして創り上げた作品でありますが、にわか仕立てのファンには理解されにくい部分であり、この後は徐々に人気が衰えていきます。やはり彼は80年代においては異端児だったのです。前作はやりたい事がストレートに伝わった事による成功だったと思いますが、それに比べると凝り過ぎた作品になっています。Jim Steinmanによるミックスは彼の色気を押さえているようにも感じますし、凝っている割には迫力不足です。

All Night Long
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[20141229]

Emotions In MotionEmotions In Motion
(1988/08/24)
Billy Squier

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82年のアルバムです。この作品で世界的にも成功を収めるようになります。ジャケットデザインはアンディーウォーホール。これまでのリズム重視、コンパクトにまとめあげた80年代らしいアレンジで70年代ハードロックを感じさせてくれる手法の極みとも言うべき名盤であります。日本でも大ヒットしましたが、アメリカではそれ以上に絶大な人気を獲得し、パーティーにはオリビアニュートンジョンとシーナイーストンを両脇に抱えながらの浮き世を送っておりました。

1. Everybody Wants You
2. Emotions In Motion
3. Learn How To Live
4. In Your Eyes
5. Keep Me Satisfied
6. It Keeps You Rockin'
7. One Good Woman
8. She's A Runner
9. Catch 22
10. Listen To The Heartbeat

Everybody Wants You、Emotions in Motion、Learn How to Live、Keep Me Satisfied、She's a Runnerの5曲のシングルヒットを生み出しています。80年代を代表する名盤であります。しっかり80年代テイストを出しながらも70年代ハードロックファンをも魅了する数少ないミュージシャンでした。他のミュージシャンには無い独自の美学を既にこの時に完成させています。つまり80年代に置いては異色の存在だったと思います。

よくぞ売れてくれたと思います。この80年代独特のリズム重視のスタイルでロックを感じさせてくれたのは他にオーストラリアのINXSくらいだったと思います。どちらも異色だたtので現在はあまり話題にされていませんが、当時の食傷気味だった80年代サウンドの中ではオールドウェイヴファンの私を楽しませてくれました。70年代からやりたいと思っていた音楽をやれない時代になっていましたので、彼らは良いお手本となりました。HM/HR方面よりもこちらの方がしっかりハードロックしていると思います。歴史的名盤です。

Everybody Wants You
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[20141229]

Don\'t Say NoDon\'t Say No
(1990/10/25)
Billy Squier

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81年のセカンドアルバムです。この作品から一気にブレイクしていきます。初めてヒットチャートに入りました。曲の出来映えはファーストと変わりませんが、違いがあるとすればギターロックでありますが、シンセサイザーが全編にフューチャーされるようになっています。一番の大きな要因はMTVの影響だと思います。軽く80年代ポップスが入っていますが、それでもロックを感じさせるセクシャリティーはかっこ良いものであります。

1. In The Dark
2. The Stroke
3. My Kinda Lover
4. You Know What I Like
5. Too Daze Gone
6. Lonely Is The Night
7. Whadda You Want From Me
8. Nobody Knows
9. I Need You
10. Don't Say No

The Stroke、In the Dark、Lonely Is the NightそしてMy Kinda Loverと4曲ものシングルヒットを生み出しています。ロバートプラント並みの歌唱力で、本格的なロックボーカリストは80年代には似合わないと思いますが、それと80年代サウンドを見事に融合させています。ロバートプラントもソロで80年代サウンドを取り入れようとしていましたが、うまくいっていないと思います。それに比べてこちらは見事に80年代サウンドでありながらもロックを感じさせる出来映えであります。

曲も良いですが、普通の曲でも歌が巧いと良い曲に聴こえるものです。それだけの力量を持ったボーカリストであります。80年代にセックスシンボルは存在していなかったと思いますが、間違いなく彼こそが80年代のセックスシンボルであります。ただ、そういう生々しいものには蓋をしたがったのが80年代でありますから、そこは強調されませんでしたが、アメリカの女性の本能には確実に伝わっています。見事な名盤です。

In The Dark
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[20141228]

Tale of the TapeTale of the Tape
(2006/01/24)
Billy Squier

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Billy Squierの80年のソロデビューアルバムです。バンドは解散しましたが、彼の歌をそのままにしておく分けにはいきません。ソロで心機一転出直しです。プロデュースは彼自身とEddy Offordで行っています。Piperがさほど成功していなかった為に、このファーストアルバムもほとんど注目されていませんでした。しかし、次の作品からブレイクする為に、後のこのアルバムの曲もサンプリングネタにされるほど知れ渡りました。

1. Big Beat
2. Calley Oh
3. Rich Kid
4. Like I'm Lovin' You
5. Who Knows What A Love Can Do
6. You Should Be So High Love
7. Who's Your Boyfriend
8. Music's All Right
9. Young Girls

80年代になっていますので、リズムを重視した曲作りになっています。それでいてハードロックらしいビリーの規格外のアクの強い謡がからんだ独特のスタイルを既に創り上げています。MTVやライブ活動でs徐々に人気を高めていきます。ギターには後にKISSに参加する事になるBruce Kulickがいます。トレードマークのテレキャスターでフォークロック調の優れた曲作りをリズム重視によるコンパクトにまとめる80年代ならではの手法で既に自分のスタイルを生み出しています。

後に成功するスタイルが既に表れているので、売れなかったアルバムではありますが、ほぼ全盛期と代わらない彼の世界観が漲っています。枠組みに規格化しようとする80年代サウンドに規格からはみ出そうとする彼の歌声が80年代ポップスの作為的な感じを付記としそうな勢いがかっこ良い音楽になっていると思います。何と言っても曲が良いですから、後はこのアクの強い歌を受け入れさえすれば、この作品がどれほど素晴らしい名盤なのか体験出来ると思います。

Big Beat
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[20141228]

Piper / Can\'t WaitPiper / Can\'t Wait
(2008/05/21)
Piper

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Piperはアメリカンのバンドで第二期ハードロックブームの時に登場しました。2枚のアルバムを残していますが、現在はその2枚をカップリングしたCDのみが残されています。当時は少し注目されましたがほとんど成功しませんでした。後にソロで成功したBilly Squierが在籍していたバンドとして再評価されるようになりました。そのBilly Squierのボーカルが中心のバンドでありました。

1. Out of Control
2. Whatcha Gonna Do
3. Road
4. Sail Away
5. Who's Your Boyfriend (I Got a Feelin')
6. Telephone Relation
7. Last Time
8. 42nd Street
9. Can't Live With Ya/Can't Live Without Ya
10. Can't Wait
11. Drop by and Stay
12. See Me Throught
13. Little Miss Intent
14. Now Ain't the Time
15. Bad Boy
16. Comin' Down Off Your Love
17. Anyday
18. Blues for the Common Man

ファーストは76年、セカンドのCan't Waitは78年にリリースされています。アコースティックギターを使った曲があったり、結構作り込まれたロックンロールを演奏しています。アメリカンハードロックとしては100点満点の出来映えでありますが、この時点ではBilly Squierのアクの強い歌い方が受け入れられるかどうかがポイントだったと思います。ソロで成功してからのBilly Squierを知っていいれば問題ありませんが、新人バンドでこれだけアクが強いと大物になるか、拒否されるかのどちらかでしょう。

KISSなどの前座を務めて頑張っていましたが、バンドとして成功する事は無く、このバンドも歴史から忘れ去られています。しかし、そのアクの強いBilly Squierがその特長を活かしきり、ソロで大成功していったので、何とか覚えているファンも残されています。結構泣きの入った曲が多く、フォークロック調のハードロックが多いアメリカらしいバンドでありました。泣きの入れ方はブリティッシュロックファンや日本人にも親しみ易く、成功しなかったのが嘘のようです。かなり良いバンドだったと思います。

Out of Control
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[20141228]

キリング・タイムキリング・タイム
(1998/06/24)
ガール

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97年にリリースされたアルバムで、解散前に録音されていた、本来はサードアルバムになるはずだった音源と未発表音源を合わせた作品になっています。再結成している訳ではなく、当時の音源だから粋が良いです。全体的にハードロック曲が多いですが、このバンドならではのエロティズムが漂っています。ジャケットもセンスがいいです。Def Leppard.とかL.A. Gunsにはいかずにこのバンドでやっていた方が絶対面白かったと思います。

1. Juliet
2. Nut Bush City Limits
3. Mad For It
4. White Prophet
5. Green Light
6. This Town
7. Aeroplane Food
8. Make It Medical
9. Nothing But The Night
10. Big Night Out
11. I Got Love
12. Lucky
13. Killing Time
14. Naughty Boy
15. King Rat
16. Mogal
17. Love Is A Game
18. Black Max
19. The Sound of Cars
20. You Really Got Me

今となっては伝説のバンドになっていますので、需要もあったようです。Ike & Tina やKinksのカバーがあったりと、カバーのセンスも抜群です。演奏面ではツィンリードギターの絡みが目立っており、このバンドで進んでいてもハードロック路線として進化していたようです。キーボード無しで、ギターバンドなのに、ここまでエロい感じを出す所がかっこ良かったと思います。

パンクロックは多分にグラムロックの流れを汲んでいて、グラムロックの流れからパンクにはいかずに進化したバンドがこのバンドだったと思います。グラムロックも様々であり、ロキシー系はジャパンのようにインテリ系になっていきますが、このバンドもインテリ系をかすめながら本能をあからさまにさらしたようなロックンロールバンドでありました。こういうバンドが沢山出てくれば時代も変わっていたのでしょうが、パンクの求心力には無力だったのでありました。

Nut Bush City Limits
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[20141228]

Wasted YouthWasted Youth
(1999/06/21)
Girl

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82年のセカンドアルバムです。このバンドも短命で、これがラストアルバムになっています。Nigel Thomasによるプロデュースで、ハードロックとグラムロックから派生したニューウェイヴのような感覚が斬新でした。一般的になハードロックバンドとして紹介されていますから、ハードロックとして聴いてみるとファンキーな80年年代らしい曲があったりしますが、ニューロマンティックのように80年代ポップスになっていないところがかっこ良いのです。

1.THRU THE TWILIGHT
2.OLD DOGS
3.ICE IN THE BLOOD
4.WASTED YOUTH
5.STANDARD ROMANCE
6.NICE ‘N’ NASTY
7.McKITTY’S BACK
8.19
9.OVERNIGHT ANGELS
10.SWEET KIDS

ファーストの方が衝撃的でしたので、セカンドアルバムは注目度は下がっています。他の80年代ハードロックとも違うし、ニューウェイヴと呼ぶにはハードロック的なテクニックを持っているし、区別を付けるのが難しかったと思います。しかし、オールドウェイヴのファンがニューウェイヴへのステップアップをする前にこのバンドを踏まえておくとニューウェイヴにもついていけたと思います。ですから時代的にはとても重要な役割を持っていたバンドだったのですが、その事が世界的に浸透していなかったと思います。

メンバー自体はハードロック系が好きだったので、バンド解散後はHM/HR方面へと進んでいきます。つまり、売れるようになりますが、つまらなくなっていくのです。私はまだこのバンドでの色気を振りまいていた感じが好きです。ロックって官能的な音楽だと思うのです。それがHM/HRのような形式が決まりきったものになっていくと色気を失っていくのです。それでは何にも感じません。子宮にキュンキュンくるような音楽こそがロックだと私は思っています。特にそれがグラムロックでもあったと思います。

THRU THE TWILIGHT
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[20141227]

Sheer GreedSheer Greed
(1995/09/01)
Girl、Phil Collen 他

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イギリスから出てきたGirlと言うバンドの80年のデビューアルバムです。女のように美形なルックスでGirlと言うバンドでしたから、かなりインパクトがありました。ニューロマンティックとも違う、ハードロックを演奏するバンドで、当時のHM/HRとはまったく違うスタンスを持ったバンドでした。グラムロックの流れを持っているのです。

1. Hollywood Tease
2. The Things You Say
3. Lovely Lorraine
4. Strawberries
5. Little Miss Ann
6. Doctor Doctor
7. Do You Love Me
8. Take Me Dancing
9. What's Up?
10. Passing Clouds
11. My Number
12. Heartbreak America

グラムロックのようにビジュアル系なのですが、間にパンクなどを経験しているので、新しいスタイルのグラムロックの生き残りになるのですが、そこが当時の人には浸透しなかったようで、単なるハードロックバンドとして扱われていました。メンバーはボーカルのPhil Lewis 、ギターがPhil CollenとGerry Laffy、ベースがSimon Laffy 、ドラムがDave Gaynor の5人組です。Phil Collenは後にDef Leppardに参加して有名になります。ボーカルのPhil Lewisは後にL.A. Gunsを結成する事になります。

後のHM/HRの原点となるバンドなのですが、このバンドではあくまでもグラムロックであります。Phil Lewisの妖しさはまるで初期のJAPAN のデヴィッドシルヴィアンのような危うさを持っています。KISSのDo You Love Meをカバーしていますが、このDo You Love Meと言う曲を選択しているセンスが素晴らしい。ニューロマンティックにいかずに自分達のスタイルを貫いた結構硬派でカッコいいバンドでした。私は大好きでこのファーストアルバムは結構聴き込みましたので、懐かしいので肩入れしてしまいますが、それを差し引いてもグラムロックの名盤だと思います。エロい!!

Hollywood Tease
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[20141227]

STAND YOUR GROUNDSTAND YOUR GROUND
(2009/04/27)
WILD HORSES

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81年のセカンドアルバムです。短命のバンドでしたので、この後解散しました。よってラストアルバムとなります。ギターがJohn Locktonに変更になっています。ゲイリームーアとかもハードロックをやるようになり、80年代特有のハードロックバンドになろうとしましたが、話題ほど成功しませんでした。もっと本格的なハードロックを期待していた人にとってはシンプル過ぎたのかもしれません。

1. I'll Give You Love
2. In The City
3. Another Lover
4. Back In The U.S.A.
5. Stand Your Ground
6. The Axe
7. Miami Justice
8. Precious
9. New York City
10. Stake Out
11. Everlasting Love
12. I'll Give You Love
13. Stakeout
14. Stand Your Ground

結構ポップな感覚を持っていて、PARISタイプのハードロックバンドだったのかもしれません。しかし、その特長が巧くリスナーに浸透していなかったと言う事と、オールドウェイヴファンには馴染みにくいし、ニューウィエヴファンにとっても特に新しさはありませんでしたので、中途半端な感じのまま終わってしまったという印象です。バラエティー豊かな音楽性を持っていたので、もっとバンドとして深めていけばもっと化けていたかもしれませんが、そう長く続かないのがスーパーバンドの宿命でありました。

Jimmy BainにしてもBrian Robertson にしても、自分達がいたバンドでは好きな事が出来なかったから、自分達のバンドでやりたいようにやろうとした結果、うまくまとまらないまま終わってしまったと言う所でしょう。あくまでもサポート的な存在の人達でしたから、バンドをまとめるという才能は持っていなかったようです。しかし、音楽的なアイデアは結構豊富で、今となっては面白いバンドだったと思います。

In The City
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[20141227]

Wild Horses [from UK]Wild Horses [from UK]
(2013/02/25)
Wild Horses

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Wild Horsesは元RainbowのJimmy Bainと元Thin Lizzy のBrian Robertsonが結成した、ちょっとしたスーパーバンドでした。80年のファーストアルバムになります。Phil Lynottも多少サポートしているのでThin Lizzy系のコンパクトなハードロックになっています。80年と言う事もあって、アメリカ寄りのポップな要素も入っています。

1. Face Down
2. Blackmail
3. Flyaway; Dealer
4. Street Girl
5. No Strings Attached
6. Criminal Tendencies
7. Nights On The Town
8. Woman
9. The Rapist
10. Reservation (Demo)
11. Blackmail (Demo)
12. Flyaway (Demo with Phil Lynott)
13. Dealer (Demo)
14. The Rapist (Demo)
15. Retribution (Demo); Breathe On Me (Demo)

メンバーはベースとボーカルのJimmy Bain 、ギターはBrian Robertson とNeil Carter 、ドラムがClive Edwards です。Thin Lizzy みたいにツィンリードギターを目玉にしています。プロデュースは後にイエスを復活させるTrevor Rabinです。ギタリストでしたが、この頃はプロデューサー業をやっていました。レインボーとシンリジー系ですからハードロックファンは大いにこのバンドを歓迎しました。かなり話題にもなっていました。

ストレートなハードロックもありますが、ポップな曲からファンキーな曲まで結構バラエティーに富んでいます。オールドウェイヴの人ならではの80年代へのつきあい方をしている内容になっていると思います。ただし、スーパーバンドなので短命ではあります。それぞれのメンバーの個性をまだうまく活かしきれていないような雑な所が逆に面白い内容を生み出していると思います。

Face Down
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[20141227]

Where Do We Go From HereWhere Do We Go From Here
(2009/03/17)
Rex Smith

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77年のセカンドアルバムです。Rexというバンドでは2枚のアルバムしか残していませんので、これがラストアルバムとなります。ファースト以上にブリティッシュなヘヴィーなサウンドになっています。曲としてはエアロスミスに近いかもしれません。歌はアメリカンハードロックらしいものですが、その中でも巧いです。ですからその中でも最高にカッコいいのです。

1. Where Do We Go from Here?
2. Do Me
3. Burn Your Bridges
4. 7 Come 11
5. You're Never Too Old to Rock & Roll
6. Chains on My Heart
7. Stealin' the Night Away
8. You Don't Want Love
9. Running Wild

ルックスが良いので女性ファンが多かったと思いますが、曲を聴けば男性ファンも増えていたはずです。それほど男臭いハードロックであります。このバンドで踏ん張っていればもっと面白いバンドになっていた事でしょう。しかし、イギリスではパンク、ニューウェイヴの時代が押し寄せ、アメリカではディスコやA.O.R.が主体となっていく為、バンドとしてはやっていけなくなり、この後にバンドは解散、Rex Smithはソロとなり、ポップスシンガー、俳優となっていきます。

俳優となってからは結構成功しています。ただ、ロックファンとしてはRexの2枚のアルバムは忘れられないものであります。ポップロックでも無く、ソリッドなハードロックで、ハードロックファンにとっては理想的なサウンドだったと思います。ルックスに反して硬派でありますし、アメリカンハードロックの一番良い形になっていると思います。兎に角カッコいい名盤です。

Where Do We Go From Here
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[20141226]

RexRex
(2009/03/17)
Rex Smith

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キッスの弟分のように出てきたStarzのMichael Lee Smithの実弟Rex Smithが結成したバンドRexの76年のデビューアルバムです。第二期ハードロックブームに間に合っていますが、Rex Smitの甘いマスクからアイドル的な人気になっていきます。しかし、音楽的には硬派なハードロックになっています。Starzの方が先に売れていましたが、Starzよりも音楽的にはかっこ良かったです。

1. Feeling Better
2. Violent
3. Ten Seconds of Love
4. Rock & Roll Dream
5. Dead End Kids
6. Trouble
7. Call Her "Easy"
8. Stay With Me
9. I Can't Explain

まず硬派なハードロックファンならこのジャケット、甘いマスクでこのアルバムは買わないと思います。しかしStarz関連ですから音を聴いてみたいと思い、聴いてみるとソリッドなアメリカンハードロックであり、Starzのポップな感じよりも印象が良くなって、こちらの方に期待を抱いていたものです。しかし、一度も曲を聴いていない人にとっては全く印象は残っていないはずです。

歌も巧いし、演奏も悪くありません。アメリカらしい分かり易さがありますが、ウィンターファミリーのようなハードロックなので、私は大好きになりました。Starzも良かったですが、こちらの方が好みでした。 Can't Explainのようなカバー曲もありますが、オリジナル曲もカッコいいと思います。ほんの一時期だけ話題になっていたバンドだけに、私的には隠れた名盤だと思っています。

Feeling Better
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[20141225]

Ram Jam Thank You MamRam Jam Thank You Mam
()
不明

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94年、突然再結成してリリースされたアルバムです。90年にベストアルバムを出した所、Black Bettyがいまでも人気がある事が分かり、これは金になると思ったのか、特に売れていなかったのに、大物バンドの真似をして再結成をしています。勿論話題にもならず、これ一回のみで終わっています。音楽的には80年代サウンドみたいな感じでグラムロックをやっています。

1. Ram Jam Thank You Mam
2. Do the Nasty
3. Roxy Roller
4. Lonely Days
5. Sex Love and Dynamite
6. Turn Me on
7. Come and Get It
8. Help Me
9. Lock Me Up
10. Don't Turn Me on
11. Break It Down
12. Down and Dirty
13. Get It on
14. Hanging on
15. Black Betty '95
16. Rock Hard

Black Betty人気にあやかっての再結成ですからBlack Bettyを再演したBlack Betty '95が入っています。後はグラムロックのカバー曲など、全体的にポップなグラムロックのノリが漂っています。それは悪くありませんし、演奏も衰えていませんので面白いのですが、時代錯誤もはなはだしく80年代のような音作りになっています。それにラテンのリズムを絡めてみたり、実にアメリカのローカルな感性で創られています。

似非っぽい感じを表現するのにグラムロックがぴったりであり、そういう意味では見事な出来映えであります。昔のRAM JAMの感じを求めていると火傷をしてしまいます。これはこれで下手物扱いすれば面白い作品であると思います。ここまで感性のずれた作品を創れると言うのも才能でありましょう。キワノモバンドとしてなら売れるかもしれません。結構笑えます。

Ram Jam Thank You Mam
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[20141224]

Portrait of the Artist As a Young RamPortrait of the Artist As a Young Ram
()
不明

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78年のセカンドアルバムです。2枚しかアルバムを出していませんでしたから、これがラストアルバムになります。ファーストアルバムではサザンロックのような泥臭さがありましたが、流石に第二期ハードロックブームでありましたので、流れに乗る為に都会的なロックンロールを演奏するようになっています。ソニーからのリリースでしたから、ファーストよりも力を入れてプッシュされていました。

1. Gone Wild
2. Pretty Poison
3. The Kid Next Door
4. Turnpike
5. Wanna Find Love
6. Just Like Me
7. Hurricane Ride
8. Saturday Night
9. Runaway Runaway
10. Please, Please Please (Please Me)

アルバムとしてはファーストよりも評判は良かったのですが、どうしてもBlack Bettyを超える曲を創れないのが残念であります。もう一つヒット曲を出していればもっと続けていけたでしょうし、より多くの人の記憶に残る事が出来たはずです。この第二期ハードロックブームには多くのバンドが現れてはすぐに消えていk増した。このバンドもその一つでした。レコード会社の力もあって結構注目されていたのですが、商業的な成功はかないませんでした。

リードギターとしてJimmy Santoroが加入して5人組になって、意気込んでいたのですが、一部のファンには愛されていたと思いますが、すぐに消えてしばらく人々の記憶から忘れ去られてしまいました。まだまだサウンドも固まっておらず、バンドとしてはこれからという感じになっていますが、解散してしまってはどうしようもありません。70年代ロックのコアなファンには結構好まれる音だと思います。こういうバンドがいた事を忘れないで欲しいものです。

Gone Wild
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[20141223]

Ram JamRam Jam
(1977/01/01)
Ram Jam

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Ram Jamの77年のファーストアルバムです。アメリカのバンドで、当時はパンクのJAMと言うバンドもいましたが、こちらはアメリカンハードロックバンドです。第二期ハードロックブームにまぎれていて、Black Bettyが小ヒットしたので、それだけでも覚えている人はいると思います。2枚のアルバムを残していますが、Black Bettyだけのバンドだといっても過言でも無いくらいBlack Bettyは良く出来た名曲です。

1. Black Betty
2. Let It All Out
3. Keep Your Hands On The Wheel
4. Right On The Money
5. All For The Love Of Rock N' Roll
6. 404
7. High Steppin'
8. Overloaded
9. Hey Boogie Woman
10. Too Bad On Your Birthday
11. I Should Have Known

メンバーはボーカルのMyke Scavone、ギターのBill Bartlett 、ベースのHowie Blauvelt 、ドラムのPeter Charlesの四人組です。Black Bettyの出来映えがあまりにもカッコいいので、それでアルバム通して聴くと他の曲との差があり過ぎてしまいます。それでも他の曲は普通にアメリカらしい泥臭いロックンロールになっています。アメリカンハードロックが好きな人なら他の曲も好きになれると思います。

Black Bettyだけが売れましたが、売れたと言っても小ヒットですからアルバム2枚だけの短命なバンドでした。しかし、Black Bettyの出来映えは素晴らしく、曲の構成、シャッフル気味のリズム、どこをとってもかっこ良い曲であり、こうした曲が人知れず存在している所が70年代の凄さだと思います。サザンロック系ですがニューヨークを拠点としていたバンドです。ソニーからリリースされているので、当時はメジャーな扱いでしたが、セールス的には成功していませんでした。知る人ぞ知るバンドなのであります。

Black Betty
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[20141223]

Vol. 1-Live & RareVol. 1-Live & Rare
(2006/03/28)
Quiet Riot

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2014年のアルバムです。現在までの最新作となりますが、現在はネット販売のみになっているようです。ボーカルのKevin DuBrow が亡くなった事で新しくJizzy Pearl が加入しています。ギターもAlex Grossi に代わり、ベースも新しくChuck Wright が加入。これだけメンバーが代わっているのでバンドの存続は難しい所ですが、何とか継続していくとを選択しています。

1. Rock in Peace
2. Bang for Your Buck
3. Backside of Water
4. Back on You
5. Band Down
6. Dogbone Alley
7. Put up or Shut Up
8. Free
9. South of Heaven
10. Rock 'n' roll Medley

サウンドはQuiet RiotらしいAC/DCみたいなハードロックになっています。新メンバーでのスタジオバージョンと、後半はKevin DuBrow がいた頃のライブ音源を入れてKevin DuBrow への追悼盤となっています。ここまでしてバンドを継続していく意味が分かりませんが、売れなくなっているとは言え、コアなファンがいますのでライブで風具事が出来るのです。その為にも新曲と言う事なのでしょう。

パワーは衰えていませんので、このままバンドを継続していっても良いでしょうが、何とかメジャーとレコード契約しないとバンドの維持は難しいかもしれません。もっと初心に帰ってグラムロック色を前面に出した方が私は聴く気になりますが、このスタイルでも良いのかもしれません。しかし、ずっとこのままの状態を続けるのはきついと思います。

Album Promo
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[20141223]

RehabRehab
(2006/10/31)
Quiet Riot

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2006年のアルバムです。これまでこのバンドのサウンドの要だったギターのCarlos Cavazo が脱退して新しくNeil Citronが加入しています。ベースもTony Franklin代わっています。どうしてもベースが安定しません。ギタリストが代わった事によってサウンドもかなり変化があります。どうしてもヘヴィメタ寄りになりがちですが、なんとか曲はハードロックスタイルを保っています。

1. Free
2. Blind Faith
3. South Of Heaven
4. Black Reign
5. Old Habits Die Hard
6. Strange Daze
7. In Harms Way
8. Beggars And Theives
9. Don't Think
10. It Sucks To Be You
11. Evil Woman

Glenn HughesがEvil Womanでボーカルとベースで参加しています。メンバー変更があった事でこれまでのようなAC/DCスタイルから外れて、サザンロックみたいな曲があったり、アメリカンロックバンドっぽさが浮き彫りになっています。これもギターのNeil Citronの影響なのでしょうか。渋さが出てきたと言うか、これも年相応のサウンドなのだと思いますが、Quiet Riotらしさが失われています。

それでもバンドを継続して活動し続けています。ボーカルのKevin DuBrow はこの後亡くなってしまうので、これが最後のアルバムとなってしまいます。主要メンバーがいなくなっていっても、残ったメンバーでバンドを維持していくのは大変な事ですが、売れなくなっていますので、いまさらあがいてもどうしようもありません。しかし、バンドらしさだけは残して欲しいものです。

Free
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[20141223]

Guilty PleasuresGuilty Pleasures
(2002/03/11)
Quiet Riot

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2001年のアルバムです。前作から四人体制となった事からソリッドなハードロックになりました。AC/DCタイプのリフに重点を置いたハードロックで、ギターもソロのときだけ頑張るみたいな、テクニックをひけらかさずにバンドのノリに一番こだわっている為、Kevin DuBrow のボーカルが前面に押し出された形になっています。

1. Vicious Circle
2. Feel The Pain
3. Rock The House
4. Shadow Of Love
5. I Can't Make You Love Me
6. Feed The Machine
7. Guilty Pleasures
8. Blast From The Past
9. Let Me Be The One
10. Street Fighter
11. Fly Too High

AC/DCを手本としながらもQuiet Riotらしいグラムロック的なポップな感じも蘇っています。これなら昔からのファンでも納得のサウンドであります。まわりがグロテスクなヘヴィメタばかり流行っていても影響されず、自分達のスタイルを追求しています。バブルガムなグラムロックの楽しい感じを表現していたデビュー当時の頃を、テクニックも充実してきたポテンシャルで演奏しています。これならランディーもうかばれる事でしょう。

一度解散して再度再結成していた事もあり、生まれ変わったように迷い無く自分達のサウンドを確立させています。HM/HRなんて糞食らえであり、これこそがアメリカンハードロックの醍醐味であります。ギターが巧いとか、ドラムが凄いとか関係ないのです。バンドとしてのグルーヴが一体となって自分達から楽しんで、そしてそれが聴くものにも伝わってくれば後は何もいりません。歳とってもこれだけ元気があればよろしい。

Vicious Circle
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[20141222]

Alive and WellAlive and Well
(2008/02/05)
Quiet Riot

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99年のアルバムです。ベースが又代わってRudy Sarzoになっています。大分元気になっていて、まるでAC/DCみたいなタイプのハードロックになっています。しかもAC/DCのHighway to Hellをカバーするなど、分かり易い意思表示をしています。自分達の進むべき道を見つけたようです。

1. Don't Know What I Want
2. Angry
3. Alive and Well
4. Ritual
5. Overworked and Underpaid
6. Slam Dunk (Way to Go!)
7. Too Much Information
8. Against the Wall
9. Highway to Hell
10. Sign of the Times
11. Don't Wanna Let You Go
12. Wild and the Young
13. Mama Weer All Crazee Now
14. Cum on Feel the Noize
15. Metal Health (Bang Your Head)

後半は昔の曲のリメイクをしています。これは今の自分達のスタイルに自信を持っているからこそ、あえて昔の曲を再演する事で、バンドとしての音楽が確立した事を宣言しているようです。売れていない時代、バカ売れした時代、自分達のスタイルが固まる前に出来上がってしまった為に、その後は迷いがあったと思います。しかし、それがやっと取り払われて何をやればいいのかが明確になったようです。

何でもありの時代になりますので、まわりに影響される事無く、自分達の自信を持てるサウンドをぶつける事で活気が戻っています。人気回復まではいっていませんが、明らかにこれまでの作品よりも迷いが無くなっています。AC/DCという良いお手本がいて、それを模倣し、更に自分達のカラーを出す所までいっています。それがとってもしっくりきています。

Don't Know What I Want
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[20141221]

Down to the BoneDown to the Bone
(1995/03/01)
Quiet Riot

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95年のアルバムです。新しくギターにSteven Brandstetter が加入してサウンド面を補強したかたちになっています。ツィンリードギター体制にしていますが、さほど目新しい事はやっていません。シングルコイル系のギターを歪ませているので、軽い感じがします。それを無理矢理エフェクターでサウンドメイキングしている典型的な迫力の無いサウンドになっています。

1. Dig
2. Pretty Pack O'Lies
3. All Day And All Of The Night
4. Whatever It Takes
5. Wings Of A Cloud
6. Trouble Again
7. Down To The Bone
8. Voodoo Brew
9. Monday Morning Breakdown
10. Live Til It Hurts
11. Twisted
12. All Wound Up
13. Hell Or High Water
14. Wings of a Cloud(Revisited)

彼らのお得意のカバーも今回はキンクスのAll Day and All of the Nightですが、もっとバカ騒ぎした感じにした方が彼ららしいと思うのですが、どこかバカになれない小賢しさがイマイチな仕上がりにしてしまっています。ギターを補強した意味が良く分からないほどですが、ギターリフとメロディアスなギターを弾き分けていますので、そのへんのテクニックを買われたのでしょう。

メロディアスなハードロックと言う事で、彼ららしいのでありますが、どこか元気が無いようにも感じます。自分達でやりたいようにやれる環境になった事は良い事でしょうが、他からのアイデアを借りてこないと再び売れる事は難しい感じです。元々が売れないんバンドだったのですから、そういう自覚が彼らにあればまだ救いはあります。

Dig
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[20141221]

TerrifiedTerrified
(1993/07/19)
Quiet Riot

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93年のアルバムです。ボーカルが再びKevin DuBrow に戻り、ベースもKenny Hilleryが新しく加入しています。プロデュースも自分達でやるようになって、やっとソリッドなハードロックに戻りました。オルタナが流行っていましたので、80年代サウンドに戻る必要も無く、初期の頃のようなスタイルを取り戻しています。しかし、この時点で既に過去のバンドのような扱いになっており、インディーズレーベルからのリリースと言う事もあり、全く売れなくなってしまいました。

1. Cold Day in Hell
2. Loaded in Gun
3. Itchycoo Park
4. Terrified
5. Rude Boy
6. Dirty Lover
7. Psycho City
8. Rude, Crude Mood
9. Little Angel
10. Resurrection

売れなかった頃のサウンドに戻っていますので、それで売れなくなっているのではなく、このバンド名はまだまだ求心力はあります。しかし、単純なハードロックで売れたものだから、工夫すると言う習慣が身に付いて無く、同じような曲ばかり創っています。Small Faces のカバーのItchycoo Parkなどはこのバンドらしくて良いのですが、無理にハードロックである必要もなく、もっと明るい感じのハードロックの方がこのバンドらしいと思います。

HM/HR路線がどうしてもグロテスクなものをイメージさせる事に必死になっていましたので、彼らも少なからず陰のある感じを演出したりしていますが、もっとあっけらかんと軽快なロックンロールバンドであった頃に戻った方が私は聴くになりますが、その辺も時代によるものでしょう。ダウナーな感じもこの頃から流行り始めていましたし、真面目に影のあるロックを演奏しても何も面白みがありません。

Cold Day in Hell
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