

74年のアルバムです。プロデュースにRoy Thomas Baker,が加わっています。それにより楽曲の性格性がはっきりと分かり易くなっています。後にMotörheadを結成する事になるLemmyがこのアルバムからベースとボーカルで参加しています。前作から顕著になってきたハードロック色が彼の加入により、より加速しました。しかし、メロトロンも使うようになり、
プログレのような雰囲気も同時に持っています。
1. The Psychedelic Warlords (Disappear In Smoke)
2. Wind Of Change
3. D-Rider
4. Web Weaver
5. You'd Better Believe It
6. Hall Of The Mountain Grill
7. Lost Johnny
8. Goat Willow
9. Paradox
10. You'd Better Believe It (Single Version Edit)
11. The Psychedelic Warlords (Disappear In Smoke) (Single Version)
12. Paradox (Remix Single Edit)
13. It's So Easy
スペイシーサウンドは健在ですが、これまでのような幻想的な雰囲気から計算された演出に変わっています。Roy Thomas Bakerはクィーンとの仕事からエフェクティヴな演出が得意ですので、このバンドのアドリブ的な流れを意図的な流れに変えています。その事で聴く方にとっては分かり易くなっています。ハードロック、
プログレが出てきてから、それまでのアドリブ合戦のような手法からソロも作曲の一部分として、最初から創られたものが好まれるようになっていきます。アドリブによる延々と続く演奏に聴き飽きていたのです。
クラプトンがクリームでやっていたジャズ的なインプロヴィゼーションを、ハードロックの原型を創ったジミーペイジはスタジオミュージシャンだったので苦手だったのです。
プログレもクラシック
音楽のようにソロの部分もあらかじめ作曲するようになっていきます。その事により、壮大な曲でも分かり易く演出する事が出来るようになったのです。このバンドもまだアドリブもやっていますが、ある程度事前に作曲しています。
Full Album