

これも80年のアルバムです。この頃はバンドとしても相当刺激的な時期のようで、かなり多作になっています。この作品ではロック色が強くなっています。
テクノ、ニューウェイヴ感もありながらもヘヴィメタのようなサウンドになっています。当時の流行が全て詰まっていて尚スペイシーサウンドにこだわっていると言う、これも絶対無二なサウンドが出来上がっています。
1. Choose Your Masks
2. Dream Worker
3. Arrival In Utopia
4. Utopia
5. Silver Machine
6. Void City
7. Solitary Mind Games
8. Farenheit 451
9. The Scan
10. Waiting For Tomorrow
11. Psychedelic Warlords (B-side of single - non-vari-speed mix)
12. Silver Machine (Longer Single Mix - Previously Unreleased)
13. Void City (Alternate Mix)
14. Candle Burning
15. 5/4
16. Waiting For Tomorrow (Alternate Mix)
17. Radio Telepathy
18. Lato
19. Dream Worker (Extended Version)
20. Oscillations
21. Recent Reports
22. Lato Percussive Electro (Earthed To The Ground)
23. Solitary Mind Games (Alternate Version)
24. Silver Machine (Single Version)
このアルバムもコンセプトアルバムになっているようで、アイデア的には
プログレの流れを持っているのでしょうが、やっている事が
テクノポップだったり、ヘヴィメタだったり、ニューウェイヴ、パンクだったりしているので、当時聴いていた人は面食らっていたと思います。
テクノでは絶対やらない音が入っていたり、ヘヴィメタでは絶対入れない音が入っていたり、混沌としているのです。
そしてそれを表現するテンションの高い事。こんな良いバンドが何故当時はもてはやされなかったのか疑問です。当時のリスナーは新しい流れについていくのに必死だったと思います。次々に新しい
音楽が生まれていました。そんな中で、それらを全て束ねて尚独自のサウンドを追求しているこのバンドは異端であり、このバンドの良さを理解する余裕が無かったと思われます。それはメディアも同じ事で、彼らを得に取り上げなかったのはメディアの思考もこのバンドに追いついていなかったのだと思います。こんな良いバンドを聴き逃すなんて、なんてもったいない事を。
Choose Your Masques/ Dream Worker