

2010年のアルバムです。Dave B
rock以外、ほとんど新しいメンバーに一新されています。それでもいつものホークウィンドウになっているのは、いかにDave B
rockがこのバンドを支えていたかが分かります。ボーカルもDave B
rockがとっていますが、巧くないのでラップみたいになっています。今回はモーターヘッドみたいなサウンドが中心ですが、デジタルサウンドも効果的に使われています。
1. Seahawks
2. Blood of the Earth
3. Wraith
4. Green Machine
5. Inner Visions
6. Sweet Obsession
7. Comfey Chair
8. Prometheus
9. You'd better Believe it
10. Sentinel
11. Starshine (Bonus Track)
様々な要素をちりばめられた彼らのサウンドは流行も何も関係ありませんが、音としては古くさくなっています。これは90年代のサウンドであり、あまりにも多くの作品を創ってきているので、幅広いパターンを持っていても、同じようなパターンと言うか、こう来たらこうくるというパターンが見えてきます。新しいメンバーを入れているので、バンドとしても新しい展開をして欲しいところですが、Dave B
rockのやりたい事は決まっていて、それを表現するだけのバンドに留まっています。
21世紀になって、新しいロックが生まれない状態が続いています。そこに期待のこのバンドが、いつものようなサウンドを出してきても代わり映えしない印象しか残りません。音も繊細に良く作り込んでいますし、構成もしっかりしていますが、それだけに先が読めてきてしまってはこのバンドの良さが失われているようにも感じます。Dave B
rockのアイデアに付け加えられるだけのメンバーがいなくなった事が原因でしょう。
Seahawks