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[20150415]

The Black SwanThe Black Swan
(2006/09/18)
Bert Jansch

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2006年のアルバムです。オリジナルアルバムとしては最後の作品になります。Noah Georgesonとの共同プロデュースにより翳りとエモーショナルな独特な作品に仕上がっています。準オーケストレーションのようなストリングス、かなりもったりしたルーズなタイム感で演奏するBert Jansch。ちゃんとした演奏も出来たはずですが、エモーショナルな部分を選択しています。

1. The Black Swan
2. High Days
3. When The Sun Comes Up
4. Katie Cruel
5. My Pockets Empty
6. Watch The Stars
7. A Woman Like You
8. The Old Triangle
9. Bring Your Religion
10. Texas Cowboy Blues
11. Magdalina's Dance
12. Hey Pretty Girl

女性ボーカルのBeth Ortonが数曲歌っています。女性ボーカルが入るだけで作品が引き締まりますが、ここでもエモーショナルな演奏に徹しています。悲哀と情炎。それがこの作品のテーマではないでしょうか。トラッドミュージックでありますが、まるでジプシーの音楽のようであります。スパニッシュの要素は全く無いのにジプシーを連想してしまいます。

総じて、フォークシンガーが辿り着いたソウルミュージックなのだと思います。洗練されたアレンジなのに、情炎を隠さないので洗練されきれないまま心に残されていく。そんな音楽です。この後、2011年に癌の為亡くなります。生涯を通じてギタリストでありましたし、トラッドミュージックから外れる事もありませんでした。この地味な音楽をジャンルを超えて世界中に広めた功労者であり、その音楽は間違いなく歴史に残るものであり、ロックファンも多くの恩恵を受けてきました。忘れてはならない偉大なミュージシャンであります。

The Black Swan
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[20150414]

Edge of a DreamEdge of a Dream
(2008/02/26)
Bert Jansch

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2002年のアルバムです。ブルースロックなど、ポップな要素が詰まっています。自分の子供であるAdam Janschがベースで参加するなど、家族的な雰囲気、新しい感性との融合により、いつもよりもポップ寄りな作風になっています。何よりも女性ボーカリスト、Hope Sandovalと娘のLoren Janschによる歌により、ヒットチャートに入れるようなポップ性を醸し出しています。

1. On The Edge Of A Dream
2. All This Remains
3. What Is On Your Mind
4. Sweet Death
5. I Cannot Keep From Crying
6. La Luna
7. Gypsy Dave
8. Walking This Road
9. The Quiet Joys Of Brotherhood
10. Black Cat Blues
11. Bright Sunny Morning

エレキギターなど、泥臭い雰囲気も取り入れて、ブルースロックのような雰囲気、単純なフォーク作品とは違った雰囲気が、アコースティック作品にも特別なイメージをシンドロームさせています。もう晩年にさしかかっていますが、これだけ新鮮な作品を創りだせる事は感嘆いたします。Johnny Hodgeによるスパニッシュギターがジプシー的な雰囲気も加味させて、オリエンタルなフォークソングになっています。

伝統音楽だけではなく、異文化の音楽性も取り入れて、更なる新しい試みに挑戦しています。ワールドミュージックも固定ファンが多くいますので、そこをターゲットに出来ますが、異文化融合させた音楽ですから、その改革性を理解出来るのはロックファンだと思います。フュージョンファンでも理解出来るでしょうし、彼は最後の最後まで異端児なのであります。素晴らしい名盤です。

All This Remains
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[20150413]

Crimson MoonCrimson Moon
(2008/02/26)
Bert Jansch

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2000年のアルバムです。Bert Janschを敬愛する後輩Johnny Marr とBernard Butlerがギターで参加しています。彼らも一時代を築いてきましたが、この頃には既にベテランになっています。そんな若い世代に知られているミュージシャンがリスペクトしているとなればBert Janschの株も上がると言うものです。

1. Caledonia
2. Going Home
3. Crimson Moon
4. Down-Under
5. October Song
6. Looking For Love
7. Fool's Mate
8. The River Bank
9. Omie Wise
10. My Donald
11. Neptune's Daughter
12. Singing The Blues

他にもJohnny Hodge もギターで参加していて、三人のギタリストとのコラボレート、ギターの掛け合いのような展開になっています。音楽的にはトラッドフォークによるフォークロックであり、イギリスのトラッドにはアメリカのカントリーの原型もありますから、カントリーロックのようでもありますが、アメリカのミュージシャンでは到底出せないような雰囲気を持っています。

カントリーはアメリカでは、日本では想像もつかないほどの支持を得ている音楽であり、イギリスのトラッド、ケルトミュージックも日本では想像もつかないほどの支持を得ている国民的な音楽です。ロックミュージシャンでもそのルーツに持っています。ですから、その革新者であるBert Janschはロックミュージシャンから見てもシビレる存在なのです。若手の融合と言う感じではなく、若手がBert Janschに何とかついていっているような内容になっています。

Caledonia
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[20150412]

Toy BalloonToy Balloon
(2001/06/05)
Bert Jansch

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98年のアルバムです。ここまでくると彼のスタイルも固まってきていて、そのバリエーションで、いかに良い曲を書くかという事になってきます。フォークソングは曲が短いので、アルバムの中には多くの曲が入っています。それがかなりのアルバムをリリースしていますので、膨大な曲が残されています。それでもこれだけ充実した作品を創り続けられると言う事は凄い偉業であります。

1. Carnival
2. She Moved Through The Fair
3. All I Got
4. Bett's Dance
5. Toy Balloon (For Little Anna-Rebecca)
6. Waitin & Wonderin
7. Hey Doc
8. Sweet Talking Lady
9. Paper Houses
10. Born And Bred In Old Ireland
11. How It All Came Down
12. Just A Simple Soul

ギター奏法もまるでオーソドックスのように聴こえてきますが、これまでやってきた事のバリエーションを適所に配置したアレンジになっています。つまり、ギターの演奏がどうとかじゃなく、歌を聴かせる為に曲を創っているようです。その歌を活かす為のギターアレンジを幾重にも折り重ねていけるだけのストックがたっぷりあるのです。ですから、同じような曲でも、いつでも新鮮な気持ちで向き合っていく事が出来ます。

達人の領域で音楽をつくっています。国宝に指定しても良いくらいの人であります。そんな人の作品が地味な扱いを受けているのはいたたまれません。ダウナー系のミュージシャンの多くが彼の影響を受けていますが、彼の音楽はダウナー系でありません。癒しというか、生きていく力が湧いてくる音楽です。これほど美しい音楽を放っておくのはもったいない事です。素晴らしい名盤であります。

Carnival
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[20150412]

When the Circus Comes to TownWhen the Circus Comes to Town
(2009/03/24)
Bert Jansch

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95年のアルバムです。バンドが一息ついたので、久しぶりにオリジナル曲の充実したソロ作品になっています。カントリーフォークロックのスタイルを貫いていますが、これまで以上に美しい音楽になっています。優しさに満ちあふれた爽やかな音楽であり、泥臭さは無く、そよ風のようなカントリーフォークロックであります。このニュアンスもアレンジ次第になると思いますが、それだけ洗練されています。

1. Walk Quietly By
2. Open Road
3. Back Home
4. No-One Around
5. Step Back
6. When The Circus Comes To Town
7. Summer Heat
8. Just A Dream
9. The Lady Doctor From Ashington
10. Stealing The Night Away
11. Honey Don't You Understand
12. Born With The Blues
13. Morning Brings Peace Of Mind
14. Living In The Shadows

いろんな試みを経て辿り着いた先が、こんなにも穏やかな音楽であると言うのが素晴らしいと思います。どんなに新しい事を取り入れてみても、結局のところ、人が求めている音楽というのは心を潤してくれるものであるのです。荒んだ音楽も時には面白いのですが、本当に求めているのはそれではないだろうと思うのです。又あの曲を聴きたいと思うのは、心に心地良さが残っているからで、心に残らない音楽は二度と聴かれる事が無いのです。

これほど美しい音楽でも聴いている人は少ないと思います。しかし、一度耳にすればきっと心に残る音楽であります。何度も繰り返し聴いても飽きないほど心地良い音楽であります。しかし、決してBGMになる音楽ではありません。心が奪われてしまいますから、知らない間に聴きいってしまう事でしょう。単純でも複雑でもない程よさが心地良さであります。素晴らしい名盤です。

Walk Quietly By
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[20150412]

Ornament TreeOrnament Tree
(2008/02/26)
Bert Jansch

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90年のアルバムです。トラディショナルのカバー曲集になっています。アコースティック楽器のみの演奏で、伝統的なScottish folk 、ケルトミュージックとも言えるような音楽は、イギリス北部の人達にとっては国民的な音楽であり、エンヤ以降ケルトミュージックも世界的に親しまれるようになりましたが、伝統的な音楽を現代的な響きに進化させた彼らの業績は多大なものがあります。

1. The Ornament Tree (Bonny Portmore)
2. The Banks O Sicily
3. The Rambling Boys Of Pleasure
4. The Rocky Road To Dublin
5. Three Dreamers
6. The Mountain Streams
7. The Blackbirds Of Mullamore
8. Ladyfair
9. The Road Tae Dundee
10. Tramps And Hawkers
11. The January Man
12. Dobbins Flowery Vale

いつものアクのある歌い方ではなく、かなり綺麗に歌っています。バロック的なギター奏法が伝統音楽をより高貴な雰囲気にしてくれています。そういう意味ではいつものBert Janschの作品のようですが、ここまでから様にケルトの雰囲気を出したのは初めてだと思います。ワールドミュージックも定着していた頃ですから、このカバー曲集はとてもタイムリーだと思いますが、それほど話題にはなっていません。

Bert Janschと言えば、どうしてもツェッペリンに影響を与えたギタリストとしてのみ有名になっていますので、ここまで綺麗な音楽はあまり期待されるものではありません。しかし、それだけでは終わらないのがBert Janschの音楽の深さであり、聴き込めば聴き込むほどジワジワと心に浸透してくる音楽です。とても聴き易いものに仕上がっていますし、普通のケルトミュージックよりは豊かなアレンジになっていますので、このアルバムからケルトの世界に入るのには適していると思います。

The Ornament Tree (Bonny Portmore)
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[20150412]

SketchesSketches
(1993/12/21)
Bert Jansch

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90年のアルバムです。Danny ThompsonとPeter Kirtleyと組んでトリオ編成のように演奏しています。プロデュースもこの三人でやっています。その他にハーモニカのSteve Baker、パーカッションのStefan Wulff、フルートのFrank Wulffが参加しています。新曲は数曲で、ほとんどが昔の曲のリメイクになっています。この頃は演奏形態を変えて、その雰囲気を楽しんでいるようです。

1. Ring-A-Ding Bird
2. One For Jo
3. Poison
4. The Old Routine
5. Needle Of Death
6. Oh My Father
7. Running, Running From Home
8. Afterwards
9. Can't Hide Love
10. Moonshine
11. A Woman Like You
12. A Windy Day
13. As The Day Grows Longer Now

Danny Thompson のウッドベース、Peter Kirtley のエレキギター、Bert Janschのアコースティックギター、歌がまるでギターのボイシングのようにアレンジされています。ファンにとってはお馴染みの曲ですが、雰囲気が多少変わっていますので、新鮮な気持ちで聴く事が出来ます。ギターの和音構築だけではなく、バンドとしての和音構築、アンサンブルと言うものも彼にとってはいじりがいのあるものなのです。

Pentangleも再結成していますので、実験的な事はPentangleで充分やる事が出来ます。しかし、ソロではPentangleと違う事を試みたくなるのでしょう。そういう試行錯誤の末に、又新しいアイデアが生まれてくるのだと思います。ミュージシャンと言うのはレコード会社の契約社員でありますが、やっている事は自営業と同じであり、売れ筋の良い作品をコンスタントに制作する事も出来るでしょうし、毎回新しい商品開発にいそしむ事できます。その実験段階の作品も商品化するのも彼らの自由であります。いや、自由であるべきです。

Ring-A-Ding Bird
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[20150411]

Leather LaunderetteLeather Launderette
(1988/01/01)
Bert Jansch

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89年のアルバムです。Rod Clements とコラボレートしています。参加しているのは他にバックボーカルのMarty Craggs だけです。Rod Clementsはエレキギターをベース、マンドリン、ボーカルもとっています。曲は昔の曲やカバー曲が多いです。それだけ二人の演奏に重点をおいています。ブルースフォークのような、少しドラッギーな感じが面白い化学変化を生み出しています。

1. Strolling Down the Highway
2. Sweet Rosie
3. Brafferton
4. Ain't no More Cane
5. Why Me?
6. Sundown Station
7. Knight's Move
8. Brownsville
9. Bogie's Bonnie Belle
10. Leather Launderette
11. Been on the Road so Long

Bert Jansch一人では出せない妖しい感じがいいです。基本はスコティッシュフォークなのでしょうが、エレキギターが入る事でブルースの泥臭い感じがしてきます。Bert Janschがやっている事はほとんど変わっていませんが、違う感性の人間が入ってくるだけで面白い化学変化が起こってきます。そうでなければコラボレートする意味はありません。

基本はスリーコードのフォークソング、ブルースですから、いかような変化にも対応出来ます。問題は音楽として面白いかどうかであり、この人達は自分gなやるべき事が分かっているので、どんなに時代の流行が変化していっても関係ありません。多少は時代の音を取り入れますが、伝統音楽をいかにいじくり回すかが醍醐味でありますから、伝統を守りながらも伝統に無かった事をやるという大胆な人達なのです。

Strolling Down the Highway
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[20150411]

From the OutsideFrom the Outside
(1993/08/12)
Bert Jansch

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85年のアルバムです。当時はPentangle の再結成に参加していて、この作品はベルギー限定でリリースされていたものです。バンドとは対比してBert Janschだけの演奏になっています。ギターにバンジョー、そして歌だけというシンプルな演奏ですが、それでもバンドの演奏と同じくらいにいや、それ以上に心に入ってきます。

1. Sweet Rose
2. Blackbird In The Morning
3. Read All About It
4. Change The Song
5. Shout
6. From The Outside
7. If You're Thinking 'Bout Me Babe
8. Silver Raindrops
9. Why Me? (Still Love Her Now That She's Gone)
10. Get Out Of My Life
11. Time Is An Old Friend
12. River Running
13. High Emotion
14. I Sure Wanna Know
15. From The Inside

彼のギター奏法はルート音がずれていったり、中音部がずれてテンションになったり、高音部が動いたりして、ギター一本でオーケストラのような働きをしますので、ギターだけの弾き語りでも、ただコードをジャラーンと鳴らすだけのフォークソングとは違って豊かな響きに満ちています。特に物足りなさを感じません。

全てオリジナル曲ですが、バンドもやりながら良くこれだけ曲を創れるものだと思います。良くこれだけギターの演奏を作り込めるものだと感心します。歌が出来上がれば、おのずとギターの演奏も考え出せるのでしょうが、四六時中ギターをいじっているのでしょうね。ギターオタクと言っても良いのでしょう。デモテープのように聴こえなくもないですが、完璧ですね。

Sweet Rose
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[20150411]

Heartbreak [2枚組CD]Heartbreak [2枚組CD]
(2012/11/06)
Bert Jansch

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82年のアルバムです。ロックバンドを従えてのフォークロックな内容になっています。Albert Leeがエレキギターを演奏しています。ディランのようなフォークロックとスコティッシュフォークが混じりあったような、いつものスタイルですが、純粋に音楽がいいので、歌を聴かせるような作品になっています。この辺はマイナーレーベルになっていますので、ほぼ話題になっていませんが、実に良い作品です。

1. Blackwater Side
2. Sit Down Beside Me
3. Up to the Stars
4. Is It Real?
5. Wild Mountain Thyme
6. Heartbreak Hotel
7. No Rhyme No Reason
8. If I Were a Carpenter
9. Give Me the Time
10. And Not a Word Was Said

Blackwater Sideの再演があったり、プレスリーのHeartbreak Hotelをカバーしたり、エレクトリックバンドによる演奏で歌を中心にしていますが、相変わらずギター奏法は独自のスタイルを追求しています。素朴な歌ばかりですが、それだけに実に心に染み入る音楽です。アメリカンのフォークソングもイギリスのフォークソングが流れていって発展したものですから相通じるものがあります。

しかし、アメリカンには無いものがイギリスには残されています。それに新しい要素を加えたりして、その流れの先に辿り着いた飾りの無い音楽に研ぎすまされています。余計なものは省いているのに実に豊かな音楽になっています。ロカビリーもヒルビリーから発展していますので、ルーツは同じようなものでしょう。プレイスリーもフォークソングになってしまっています。

Blackwater Side
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[20150411]

Bert Jansch Conundrum Thirteen DownBert Jansch Conundrum Thirteen Down
(2011/02/15)
Bert Jansch

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80年のアルバムです。The Bert Jansch Conundrumというバンドを結成しての唯一のアルバムになります。メンバーはマンドチェロ、バイオリン、フルートのMartin Jenkins、ベース、キーボードのNigel Portman Smith 、ドラムのLuce Langridge 、数曲ボーカルをとっているのが女性シンガーJacqui McShee。ギターはBert Janschだけですので、ここで聴かれるエレキギターも彼が弾いているようです。エレキを弾くのは初めてではないでしょうか。

1. Una Linea Di Dolcezza
2. Let Me Sing
3. Down River
4. Nightfall
5. If I Had A Lover
6. Time And Love
7. In My Mind
8. Sovay
9. Where Did My Life Go
10. Single Rose
11. Ask Your Daddy
12. Sweet Mother Earth
13. Bridge

前作で披露した革新的な伝統音楽をもっとポップにしたような内容で、Una Linea Di Dolcezzaではエレキを弾いていて、A.O.R.感覚のライトフュージョンになっています。こういう曲を創ろうと思えばとっくに出来ていたはずですが、ここでやるというのはそれなりの理由があると思います。このバンドの音楽性を示すのに適していると言う事だと思います。彼がやっているのはフォーク界のフュージョンなのです。

トラッドの雰囲気はしっかりありますが、普通のトラッドミュージックではありません。フュージョンしているのです。その融合の材料が非ロック的なものからロックの要素のものもあり、一口では語れないほどの様々な要素が水面下で混じりあっており、この独特の音楽を創りだしています。A.O.R.感覚の曲をもっと全面に出していけばもっと有名になっていたと思います。現在でのノラジョーンズの音楽性に近いものがあり、かなり先をいっている音楽だと思います。名盤です。

Una Linea Di Dolcezza
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[20150410]

AvocetAvocet
(2003/09/29)
Bert Jansch

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79年のアルバムです。プロデュースはBert Jansch自身、参加しているメンバーはMartin Jenkins とDanny Thompsonだけで、トリオ編成での演奏だけの、歌の無いインスト作品になっています。それだけギターの響きだけで勝負出来るものになっています。歌があると歌が気になってしまいますが、歌が無い事で純粋に彼のギターの凄さが伝わってきます。

1. Avocet
2. Lapwing
3. Bittern
4. Kingfisher
5. Osprey
6. Kittiwake

彼のギターを活かす為にDanny Thompsonのウッドベースは最適であり、Martin Jenkinsのマンドセロの響きもバロック時代にいるような雰囲気になります。バロック時代から受け継がれているトラッドに革新を与えるミュージシャンが揃って宴を繰り広げているような作品です。あまりにもその美しい音色に魅了されてしまいます。時代はテクノの時代になっているのに、それ以上に革新的な音楽であります。

たとえばプログレの作品でもここまで追求した作品は無かったのではないでしょうか。トラッドフォーク、クラシックギターに特化した演奏はありましたが、伝統を受け継いでいるようで、全く新しい感性に溢れた演奏はここに極まれり。ギター奏法を追求してきたBert Janschが創り上げた最高傑作です。素晴らしい、歴史的にも重要な名盤です。

Full Album
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[20150410]

A Rare ConundrumA Rare Conundrum
(2009/06/23)
Bert Jansch

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77年のアルバムです。2年間農業に専念していましたが、再び活動を再会いたしました。プロデュースはRod Clements 、アコースティック楽器による演奏に戻っていますが、フォークロックな雰囲気は変わっていません。しかしトラッドな雰囲気は戻っています。トラッドの伝統的な音楽と現代的なフォークソングが程よく交わった感じになっています。

1. Daybreak
2. One To A Hundred
3. Pretty Saro
4. Doctor, Doctor
5. 3 A.M.
6. The Curragh Of Kildare
7. Per's Hose Pipe (Instrumentally Irish)
8. St. Fiacre
9. If You See My Love
10. Looking For A Home
11. Poor Mouth
12. Cat And Mouse
13. Three Chord Trick
14. Lost Love
15. Three Dreamers
16. Dragonfly
17. Candy Man

歌を中心にした作風になっていますが、ギター奏法の追求は止まっていません。初期の頃のように幻想的な感じはありませんが、6本の弦によるハーモニーをいかに響かせるかと言う追求心はこの人のライフワークであります。普通にコードブックに載っているポジションで演奏しても出せないような響き、クラシックギターとも違う、あくまでもフォークソングとしての響きは素朴でありながらも高貴であります。

はっきりと分かりにくくなっていますが、これもトラッドフォークの進化形であり、実にさりげなく、心地良く新しいエッセンスを取り入れています。まったく別の手法を取り入れるのは明らかにその変化に気づきますが、さりげなく、同じ手法を進化させる事は容易ではなく、かなりの深い理解がないと出来ないものであり、この人の奥深さを思い知らされます。

Daybreak
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[20150410]

Santa Barbara HoneymoonSanta Barbara Honeymoon
(2009/07/21)
Bert Jansch

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75年のアルバムです。プロデュースはDanny Lane、この時期はカントリータッチの雰囲気とトラッドの高貴な感じが程よく交わっています。つまりアメリカ的なフォークとイギリス的なフォークがミックスされたような雰囲気になっています。初期の頃とは変化があり、独自のスタイルというよりボブディランの影響が大きいと思います。

1. Love Anew
2. Mary and Joseph
3. Be My Friend
4. Baby Blue
5. Dance Lady Dance
6. You Are My Sunshine
7. Lost and Gone
8. Blues Run the Game
9. Build Another Band
10. When the Teardrops Fell
11. Dynamite
12. Buckrabbit
13. Build Another Band [Alternate Version]
14. When the Teardrops Fall [Live]
15. Lady Nothing [Live]
16. Dance Lady Dance [Live]
17. Angie [Live]
18. One for Jo [Live]

電気楽器も使用していますので、都会的な感じと牧歌的な感じがいい感じで交わっています。ギターの奏法を追求するというより、歌を大事にしています。ですから普通と言えば普通なのですが、この心地良さはただならぬものがあります。ディランよりもアクが少なく、それでいてフォークロックという点ではかなり完成度の高いものになっています。

ロックバンド体制での演奏は特にザバンドあたりにも負けないくらい泥臭く、それでいてヨーロッパ的な佇まいはアメリカのバンドでは出せないもので、バートヤンシュの新しいスタイルが構築されようとしています。しかし、ここで本格的に活動を停止して農業に専念していく事になります。ある程度の達成感があったのではないでしょうか。

Dance Lady Dance
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[20150410]

L.A. Turnaround (remastered & bonus track)L.A. Turnaround (remastered & bonus track)
(2009/06/23)
Bert Jansch

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74年のアルバムです。活動から身を引きながらもアルバムはリリースしていました。プロデュースはMike Nesmith とDanny Thompsonで、Klaus Voorman、Jesse Ed Davis などが参加しています。少しカントリーロックぎみのフォークロック作品になっています。つまり、多少ですが泥臭い感じがします。ボブディランなどの作品に比べるとロック色は薄いと思いますが、純粋なフォークソングとも言いにくいものです。

1. Fresh As A Sweet Sunday Morning
2. Chambertin
3. One For Jo
4. Travelling Man
5. Open Up The Watergate (Let The Sunshine In)
6. Stone Monkey
7. Of Love And Lullaby
8. Needle Of Death
9. Lady Nothing
10. There Comes A Time
11. Cluck Old Hen
12. The Blacksmith
13. Open Up The Watergate (Let The Sunshine In)
14. One For Jo
15. The Blacksmith
16. In The Bleak Mid Winter

スチールギターなどのアレンジがカントリーっぽく感じさせますが、しゃがれ声でなくなっていた時期のボブディランの作品に近いものになっていると思います。つまり、時代の音になっていて、大衆的な作品になっていると思います。これもトラッドからみると革新的でありますが、普通に一般的なスタイルの音楽なのです。そういう意味ではポップなアルバムです。

レーベルもRepriseからCharismaへ移籍していて、それにあわせて音楽性にも多少変化が現れています。農夫になったからカントリーに目覚めたと言うのは考え過ぎかもしれませんが、土の臭いがする音楽になっています。それでもギターアレンジはバロック的な奏法もあったり、優雅さを残しています。その辺の感性は相変わらず鋭いものを持っています。オーソドックスに聴こえるオーソドックスではないフォークソングです。

Fresh As A Sweet Sunday Morning
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[20150409]

MoonshineMoonshine
(2008/02/26)
Bert Jansch

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73年のアルバムです。この年Pentangleを解散、彼は一度リタイアして農夫になります。そのPentangleの一員Danny Thompsonがプロデュースしています。ほぼPentangleに近いサウンドで、Mary HopkinやGary Boyle、Tony Visconti が参加しています。バロックスタイルのギターを現代風に洗練させた美しい作品になっています。

1. Yarrow
2. Brought With The Rain
3. The January Man
4. Night Time Blues
5. Moonshine
6. The Firt Time Ever I Saw Your Face
7. Rambleaway
8. Twa Corbies
9. Oh My Father

伝統的な音楽と現代的な音楽、それを無理無く自然に共存させています。トラッド側から見るとかなり革新的でありますが、ロックやジャズを知っている者から聴くと実に無理無く融合させているように感じます。サイケ感覚も有り、プログレフォークという言葉がしっくりくると思います。民族音楽としての伝統音楽は伝統的な規則に基づいていますが、本来はもっと自由な許容を持っている音楽だと思います。

自由な発想を持った民族音楽、それがサイケデリックミュージックだったのだと思います。そういう意味においては正統なサイケデリックミュージックであり、その発展形であるプログレと同一の完成度を持っていると思います。そしてその革新的な音楽を創りだしたバートヤンシュは、ここで一旦引退して農業に専念する事になります。素晴らしい名盤です。

Yarrow
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[20150408]

Rosemary LaneRosemary Lane
(2008/03/12)
Bert Jansch

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71年のアルバムです。ペンタングルでバンドとしての可能性を追求していますので、ソロではギターの弾き語りになっています。ギターと歌だけというのはファーストアルバム以来です。プロデューサーはBill Leader。バロックタッチのギターアレンジ、アコースティックギターのあらゆる可能性を網羅しているのが分かります。そして美しいラブソングに仕上げています。

1. Tell Me What Is True Love
2. Rosemary Lane
3. M Lady Nancy
4. A Dream A Dream A Dream
5. Alman
6. Wayward Child
7. Nobodys Bar
8. Reynardine
9. Silly Woman
10. Peregrinations
11. Sylvie
12. Sarabanda
13. Bird Song

トラディショナル曲のカバーも数曲あり、古典をより新しい感性で蘇らせています。この頃になるとフォークロックもブームは収まり、ハードロック、プログレの時代になるのですが、クラシックギターの手法を取り入れたプログレも登場してきますので、プログレファンも見逃せない内容になっています。こうして彼の作品は時代と親密に関連しながら多くのミュージシャンに影響を与えていきます。

ハードロックでもジミーペイジが影響を受けていますから、ハードロックファンも突き詰めればここに至ります。兎も角、どんなに新しい事をやっても、音楽は心地良くなくてはなりません。効果的に不愉快な音楽もありでしょうが、音楽を聴きたい人はえてして心地良くなりたいから音楽を聴くのであって、それは売れている売れていないに関わらず、心地良い音楽は存在するのですから、しらに音楽でも積極的に耳を傾ける事が人生を豊かにする秘訣です。この作品はきっと豊かな生活に息づくはずです。

Tell Me What Is True Love
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[20150407]

Birthday BluesBirthday Blues
(2002/01/01)
Bert Jansch

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69年のアルバムです。この頃にはバンド、Pentangleで活動しながら平行してソロアルバムもリリースしています。革新的な事はPentangleでやっていますので、ソロではスコティッシュフォークフォークロック的に演奏するに留まっています。プロデューサーはTHE WHOでお馴染みのShel Talmyです。

1. Come Sing Me a Happy Song to Prove We All Can Get Along the Lumpy, Bumpy, Long and Dusty Road
2. The Bright New Year
3. Tree Song
4. Poison
5. Miss Heather Rosemary Sewell
6. I've Got A Woman
7. A Woman Like You
8. I Am Lonely
9. Promised Land
10. Birthday Blues
11. Wishing Well
12. Blues

演奏はバンド体型になっていて、ベースがDanny Thompson、ドラムがTerry Cox、管楽器にRay Warleigh 、ハーモニカでDuffy Power が参加しています。曲自体は普通にフォークソングだったり、ブルース形式だったりしますが、アレンジはロックテイストだったりします。フォークソングとしても新しい感覚が入っていますが、Pentangleの方が強烈に革新的なので、それに比べるとオーソドックスに近いものです。

それでも、これまでのソロ作品とは違う雰囲気を持っています。歌も昔ほどボブディランっぽさがなくなっていて、フォークロックとしても進化し始めています。サイケの時代も終焉を迎えようとしていましたので、激しく時代が動く中、明確に次の時代を睨んだ感性を持っています。ロックに比べると地味なフォークソングですが、当時の日本でもフォークブームになっていたぐらい、フォークは時代を動かす要となっていました。

Come Sing Me a Happy Song to Prove We All Can Get Along the Lumpy, Bumpy, Long and Dusty Road
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[20150406]

NicolaNicola
(2008/02/26)
Bert Jansch

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67年のアルバムです。プロデューサーはNathan Josephです。独自のギター奏法をより洗練させて、ケルトと結びつけた美しいラブソングを生み出しています。オーケストラアレンジも秀逸であり、ケルト、トラッドをより深く豊かな音楽へと進化させています。彼がやりたかった事が一つの完成を迎えた作品になっています。

1. Go Your Way My Love
2. Woe Is Love My Dear
3. Nicola
4. Come Back Baby
5. A Little Sweet Sunshine
6. Love Is Teasing
7. Rabbit Run
8. Life Depends On Love
9. Weeping Willow Blues
10. Box Of Love
11. Wish My Baby Was Here
12. If The World Isn't There
13. In This Game
14. Dissatisfied Blues

時折ジャズの雰囲気も織交ぜながら、これまでに無かった、革新的で尚かつも美しい作品であります。ツェッペリンの幻想的な雰囲気の元ネタであり、遠く離れた日本では、こんなにも美しい音楽を知らずに暮らしている人が多くいます。革新的といっても、スリーコードの分かり易いフォークソングであり、そこから外れる事無く新しい音楽へと進化させています。

バンド編成での演奏やホーンセクションを入れたりと、ギターの弾き語りだけではなくなっています。これはイギリスからのアメリカのフォークロックへの返答であり、後のペンタングル結成へと発展していきます。ギターの変革を行うとバンドとしても新しい事を試みたくなるのは必然。フォークソングはある意味民族音楽でもあり、民族音楽をより近代的に進化させたものになっています。素晴らしい名盤です。

Go Your Way My Love
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[20150405]

Bert and JohnBert and John
(2008/03/12)
Bert Jansch

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66年のアルバムで、Bert Janschと共にトラッドギターの改革を行っていたJohn Renbournとコラボレートした作品です。このコラボレートが後のPentangleの結成へと繋がっていきます。同じ志しを持った二人は互いに刺激しあい、トラッドギターに新しい革命を興しました。ギターとギターとのコールアンドレスポンス、ジャズの要素をトラッドに吹き込んだのです。

1. East Wind
2. Piano Tune
3. Goodbye Pork Pie Hat
4. Soho
5. Tic-Tocative
6. Orlando
7. Reds Favourite
8. No Exit
9. Along The Way
10. The Time Has Come
11. Stepping Stones
12. After The Dance

Charles MingusのGoodbye Pork Pie Hatをカバーしているので明白ですが、二人がこの作品で演奏しているのはアコースティックギターでありますが、その奏法はジャズギターであります。2台のギターの響き、アンサンブル、John Renbournのギタープレイは流麗ですので、Bert Janschのゴツゴツしたプレイと共鳴して、スリリングな緊張感を生み出しています。空気が張りつめているのに美しく響くギターの音色が心地良いです。

同じ志しを持っていながら、二人のギターは別の進化をしているので、化学変化が起こっています。この化学変化をより明確にしたのがPentangleと言うバンドでした。イギリスのトラッドブームの中でもこの二人は異色なのであります。トラッドフォークをまったくの別物に生まれ変わらせました。ですからロックファンにとっても魅力的な音楽となりました。若い人がトラッドフォークを始めるきっかけを作ったのです。トラッドフォークをただの古くさい音楽だと思っている人はしょんべんをちびります。

East Wind
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[20150405]

Jack OrionJack Orion
(2008/03/12)
Bert Jansch

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66年のサードアルバムです。初期の代表作になります。プロデューサーはBill Leaderです。トラディショナルな曲のカバーが多いのですが、かなり個性的なアレンジになっています。彼の目的なフォークギターの改革であり、新しいギター奏法を追求した結果、カバー曲での演奏が分かり易いとカバー曲を多く演奏しています。それがまるでオリジナル曲のように独特な曲に生まれ変わっているのです。

1. The Waggoners Lad
2. The First Time Ever I Saw Your Face
3. Jack Orion
4. The Gardner
5. Nottamun Town
6. Henry Martin
7. Blackwaterside
8. Pretty Polly

フォークソングですから、スリーコードであり、アルペジオによる演奏となりますが、そのアルペジオの構築が独特なのです。前作ではテンションコードのように響かせていました。それにインド音楽、シタールのような奏法を加えてサイケデリックな響きを持たせているのです。これが後のジミーペイジに影響を与えます。特にBlackwatersideをそのまんまパクったツェッペリンのBlack Mountain Sideは有名です。初期の頃のツェッペリンにはこうしたサイケな響きを持った曲があったのです。

ギターの奏法を新しく生み出すのは、新しい科学的な発見と同じくらいの価値があります。新しい奏法を生み出す事で他のギタリストとは違うと差別化を計って、当時は個性的なギタリストが多く誕生しました。80年代以降、シンセの時代になってからギタリストの個性が無くなっていきますので、バートヤンシュはとても貴重なギタリストなのであります。こうした革新的な事がジャズやロックだけでなく、フォーク界にも生まれたのが60年代後半の激動の時代でありました。歴史的な名盤です。

The Waggoners Lad
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[20150405]

It Don\'t Bother MeIt Don\'t Bother Me
(2008/02/26)
Bert Jansch

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65年のセカンドアルバムです。今回のプロデューサーはNathan Josephです。ファーストとは明らかに音の鮮明さが違っています。何よりもギターの奏法が変わっています。フォーク調の曲に変わりはありませんが、開放弦を利用した独特のボイシングによるギタープレイは、ジミーペイジがアコースティックギターを演奏する時に参考になるような奏法がここで始まっています。

1. Oh My Babe
2. Ring-A-Ding Bird
3. Tinker's Blues
4. Anti Apartheid
5. The Wheel
6. A Man I'd Rather Be
7. My Lover
8. It Don't Bother Me
9. Harvest Your Thoughts Of Love
10. Lucky Thirteen
11. As The Day Grows Longer Now
12. So Long (Been On The Road So Long)
13. Want My Daddy Now
14. 900 Miles

テンションコード、分数コードというジャズ的な音構成をフォークギターに応用しています。ギターでのコードの押さえ方にはいくつかのパターンが存在します。チューニングを変えれば更にその幅は増えていきます。どう押さえるかは、弾き易い事がまず第一に考えられます。コード進行の流れで、楽にフォームチェンジ出来る事が最優先になります。それ以外に優先されるとすれば響きです。よりイメージに近い響きを出せるフォームで押さえる事が重要です。そこで独特な押さえ方が考えられるのです。

コードブックに載っている押さえ方は誰でも使用しますから、オーソドックスな響きになります。しかし、独特な押さえ方を考え出せば独特な響きを生み出せるのです。60年代後半から70年代始めにかけては、その独特な響きを追求するギタリストが数名しました。代表的なのがキースリチャードですが、このバートヤンシュもその代表的なギタリストなのです。ファーストではまだオーソドックスな押さえ方でしたが、このアルバムから独特の響きが生まれ始めています。

Oh My Babe
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[20150404]

Bert Jansch - 1stBert Jansch - 1st
(1965/01/01)
Bert Jansch

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60年代後半、イギリスのトラディショナルブームの立役者であり、Pentangleのギタリストであるバートヤンシュの65年のデビューアルバムです。ツェッペリンのジミーペイジがツェッペリンを結成する前にハードロックでいくか、トラディショナルでいくか迷っていましたが、ジョンボーナムのドラムを聴いてハードロックでいく事を決意します。そのとき迷っていたトラディショナルの方向性を示唆していたのがこのバートヤンシュであります。

1. Strolling Down The Highway
2. Smokey River
3. Oh How Your Love Is Strong
4. I Have No Time
5. Finches
6. Veronica
7. Needle Of Death
8. Do You Hear Me Now?
9. Rambling's Gonna Be The Death Of Me
10. Alice's Wonderland
11. Running From Home
12. Courting Blues
13. Casbah
14. Dreams Of Love
15. Angie
16. Instrumental Medley 1964
17. Angie (Live) 1964

トラディショナルフォークといえば、ロックファンにとっては馴染みが無いかもしれませんが、ツェッペリンファンなら、このジャンルも馴染めるはずです。天国への階段はトラッドとハードロックが融合した成功作品であり、ツェッペリンファンはこのジャンルを無視出来ないのであります。プロデュースはBill Leaderで、歌とギターだけのフォークアルバムでありますが、アメリカンのフォークソングとは違う雰囲気を持っているのが分かると思います。

イギリスのトラッドフォークはケルトミュージックとも密接な関係性があり、独特の物悲しい雰囲気を持っています。アメリカではボブディランなどによりフォークロックが流行り始めますが、イギリスではトラッドフォークがブームになっていきます。より新しい感覚、ロックやブルース、Pentangleではジャズの手法も取り入れていきます。スタジオミュージシャンでもあったジミーペイジがせっせとコピーしまくっていました。イギリスでは国民的な音楽でも日本では馴染みがありません。しかし、ブリティッシュロックを理解する上では欠かせない存在なのです。

Strolling Down The Highway
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[20150404]

Whitford/St HolmesWhitford/St Holmes
(1995/02/21)
Whitford、St. Holmes 他

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エアロスミスのもう一人のギタリストBrad Whitfordもジョーと同じ時期に脱退しており、その時に残した唯一のアルバムです。81年にDerek St. Holmes とコラボレートしています。結構ポップなアメリカンハードロックになっています。ジョーのように目立った存在ではありませんが、エアロスミスのサウンドを創りだしている一人であり、ギターの腕前もジョーに負けていません。

1. I Need A Love
2. Whiskey Woman
3. Hold On
4. Sharpshooter
5. Every Morning
6. Action
7. Shy Away
8. Does It Really Matter?
9. Spanish Boy
10. Mystery Girl

メンバーはギターのBrad WhitfordとボーカルとギターのDerek St. Holmesを中心にベースがDave Hewitt 、ドラムのSteve Paceの四人組で、バンドとしてやっていこうと思っていたのでしょうが、こちらは全く話題にならずに売れませんでした。ほどなくして再びエアロスミスに加入して復活劇を繰り広げていきます。Derek St. HolmesはTed Nugent のバンドのボーカリストで、いかにもアメリカらしいボーカリストです。

少しA.O.R.的な感覚を持ったアメリカンハードロックになっていて、アメリカンロックが好きな人にとっては悪くない作品だと思います。エアロスミスとは大分違う毛並みになっていますが、これがBrad Whitford がやりたかった事なのでしょう。しかし、彼も又エアロスミスが似合う男であり、脱退したままだったら消滅していた事でしょう。復帰して良かったと思います。こういう番外編も又趣があります。

I Need A Love
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[20150404]

Have Guitar Will TravelHave Guitar Will Travel
(2009/10/06)
Joe Perry

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2009年のセカンドソロアルバムです。これまではソロ活動でもエアロと変わらない事をやっていましたが、このアルバムではエアロとは違ったスタイルにも挑戦しています。バンド体制でも演奏していますが、サンプリングループを使ったりする事で、これまでに無い作風が生まれています。ジョーも歌っていますが、Hagen Groheに歌わせる事によって、曲の完成度を上げています。

1. We've Got A Long Way To Go
2. Slingshot
3. Do You Wonder
4. Somebody's Gonna Get (Their Head Kicked In Tonite)
5. Heaven and Hell
6. No Surprise
7. Wooden Ships
8. Oh Lord (21 grams)
9. Scare The Cat
10. Freedom

エアロスミスとしての活動がまった止まった状態で、たまに作品を出しても精彩を欠いていたりしますので、ジョーのソロ作品の方が面白いです。前作はロック色が強かったのですが、今回は売れる事も想定に入れて作曲されていて結構ポップです。演奏というよりも曲の完成度、アレンジの巧妙さを追求していて、丁寧に売れる作品を創っていた頃のエアロの感じに似ています。エアロが本気を出さなくなったので、ジョーが一人で本気を出している感じです。

しかし、ファンとしてはギタリストとしてのジョーペリーを聴きたいと思うものです。ローックンロールな曲もありますが、昔みたいに自己顕示欲丸出しで弾きまくったりはしていません。程よい演奏ですが、そこは大人の余裕であり、ベテランならではの演奏に留まっています。それはアルバムの性格上真っ当な事であり、必要以上の演奏は入っていません。それでもこの人のギターは昔から型にはまらないキースみたいなギターを弾く人であり、そこは全く変わっていません。素晴らしい名盤です。

We've Got A Long Way To Go
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[20150404]

Joe PerryJoe Perry
(2005/05/03)
Joe Perry

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復活したエアロスミスは大成功を収める事が出来ました。やがて長期活動停止を宣言し、その時期にリリースされたJoe Perryの2005年のソロアルバムです。完全なソロアルバムとしては初めてのものになりますエアロの作品が売れる事を前提に創られていた事もあり、その分かなり抑えた演奏を強いられていたと思います。その鬱憤をはらすようなロックアルバムになっています。

1. Shakin' My Cage
2. Hold On Me
3. Pray For Me
4. Can't Compare
5. Lonely
6. Crystal Ship
7. Talk Talkin'
8. Push Comes To Shove
9. Twilight
10. Ten Years
11. Vigilante Man
12. Dying To Be Free
13. Mercy

ジョーがギターもベースもボーカルもとっていますので、参加しているのはドラムのPaul Carusoくらいで、後はゲストがちらほら、ジョーの歌は巧くはありませんが、キースと同じで味わいがあります。ドアーズのCrystal Ship、ウッディーガスリーのVigilante Manをカバーしています。かなりルーズなグルーヴのロックになっていますが、打ち込みもあり、その辺はきちんと時代に適したサウンドになっています。

プロデュースもジョー自身で、成功を手にしたものが余裕を持ちながらロックを楽しんでいる感じになっています。そして玄人ならではの渋さもあり、かなり心地の良いグルーヴで、聴く方も構えずに楽しめます。エアロでは失われていたほどよいルーズさが心地良いのです。曲の作り方はソウル調だったりしますので、シンプルなコーラスがいい感じです。特に売れてやろうと力んでいないのがいい結果になっていると思います。名盤です。

Shakin' My Cage
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[20150403]

Once a Rocker Always a RockerOnce a Rocker Always a Rocker
(1994/04/12)
Joe Project Perry

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83年のサードアルバムです。そしてJoe Perry Projectとしてのラストアルバムになります。メンバーを総入れ替えして望んだ作品でしたが、オールドウェイヴのミュージシャンが生き残れるほど80年代は甘くありませんでした。エアロも失速していて、スティーヴンと和解してエアロスミスを立て直していく事になります。

1. Once A Rocker, Always A Rocker
2. Black Belvet Pants
3. Woman In Chains
4. 4 Guns West
5. Crossfire
6. Adrianna
7. King Of The Kings
8. Bang A Gong
9. Walk With Me Sally
10. Never Wanna Stop

新しいメンバーはボーカルがCowboy Mach Bell、ベースのDanny Hargrove、ドラムがJoe Pet 、キーボードにHarry Kingが参加しています。80年代に合わせるようにポップな作風になっています。シングルヒットを望んだのでしょうが、これでは昔からのファンには納得がいきません。結局、不評のままこのグループは解散となっていきます。80年代を生き抜くのは大変で、それにはエアロスミスを立て直すしかないと判断していきます。

復帰したエアロでは新しいブレインを招き入れて、新しい時代にも適応するようになっていきます。そしてRun-DMC.が元々ラップ調だったWalk This Wayをカバーしてエアロが見直されるようになっていき、エアロの復活となっていきます。その流れを考えると、一番お粗末のように感じられるアルバムですが、ポップでグラマラスなハードロックと言う事で聴くと、それほど悪い出来映えではありません。

Once a Rocker, Always a Rocker
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[20150402]

I\'ve Got the Rock N Rolls AgainI\'ve Got the Rock N Rolls Again
(1990/08/20)
Joe Perry

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81年のセカンドアルバムです。ファーストではギタリストとしての欲求不満が爆発してギター弾きまくりでしたが、ここではバンドアンサンブルを重視して少し控えめになっています。それでも主役はジョーのギターであり、生々しい演奏を際立たせています。プロデュースにはBruce Botnickを起用。軽快なアメリカンハードロック作品になっています。

1. East Coast, West Coast
2. No Substitute For Arrogance
3. I've Got The Rock 'N' Rolls Again
4. Buzz Buzz
5. Soldier Of Fortune
6. TV Police
7. Listen To The Rock
8. Dirty Little Things
9. Play The Game
10. South Station Blues

スティーヴンタイラーが歌ってもおかしくないような曲ばかりですが、Charlie Farrenの歌はどちらかと言うとサミーヘイガータイプであり、まるでモントローズです。歌を聴かせるような曲創りになっていますので、バンドとしてのまとまりが出てきています。本家エアロスミスの評判が落ちてきているだけにジョーとしても何とかバンドとして成功させないと脱退した意味が無くなってきます。

80年代になっていますが、サウンドとしてはオールドウェイヴであり、今ひとつ売れていません。エアロファンとしてはエアロよりもこちらの方が勢いがあって応援していたと思います。しかし、バラバラで活動していてもファンは満足しませんので、エアロの時代は終わったような雰囲気になってしまいます。それだけ80年代は時代の動きが激しかったのです。

East Coast, West Coast
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[20150401]

Let the Music Do the TalkingLet the Music Do the Talking
(2008/04/01)
Joe Project Perry

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AerosmithのギタリストJoe Perryがバンド全盛期にメンバーとの確執から脱退して結成したJoe Perry Projectの80年のファーストアルバムです。この脱退劇は両者にとってもマイナスでしか無く、Joe PerryがいなくなったAerosmithは精彩を欠き、駄作を連発、このグループも当初は話題になりシングルヒットもありましたが、徐々に失速していきます。Aerosmithにとっての暗黒時代に入っていきます。

1. Let the Music Do the Talking
2. Conflict of Interest
3. Discount Dogs
4. Shooting Star
5. Break Song
6. Rockin' Train
7. The Mist Is Rising
8. Ready on the Firing Line
9. Life at a Glance

メンバーはボーカルのRalph Morman、ベースのDavid Hull、ドラムのRonnie Stewart 、Joe Perryは歌は下手ですが数曲歌っています。キーボードも演奏。この四人組で、共同プロデュースには初期Aerosmithサウンドを創り上げたJack Douglasが担当。自分のやりたい事が出来るバンドが欲しいと思うのは誰でもそうですが、Aerosmithである程度の成功を手にして満足していたのもあるのでしょう。

ストレートなロックンロールタイプのアメリカンハードロックになっています。最近では少なくなってきたギターリフを元に曲を創っていくタイプですから、カッコいい曲ばかりです。ギターもたっぷりと多重録音しています。ギターリフがしっかり出来ている事が前提の曲というのはハードロックにとっては絶対的な事であり、歌中心になるとリフが後付けになって、イントロからカッコいい曲、と言う風にはなりにくいです。リフ先行だと歌が雑になりがちですが、イントロからカッコいいです。このリフと歌が両方決まっていたのがAerosmithですから、どれほど素晴らしいバンドであったかが分かります。歌はいまいちですがかなり勢いを感じる好感が持てる作品です。

Let the Music Do the Talking
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