83年のサードアルバムです。そしてJoe Perry Projectとしてのラストアルバムになります。メンバーを総入れ替えして望んだ作品でしたが、オールドウェイヴのミュージシャンが生き残れるほど80年代は甘くありませんでした。エアロも失速していて、スティーヴンと和解してエアロスミスを立て直していく事になります。
1. Once A Rocker, Always A Rocker 2. Black Belvet Pants 3. Woman In Chains 4. 4 Guns West 5. Crossfire 6. Adrianna 7. King Of The Kings 8. Bang A Gong 9. Walk With Me Sally 10. Never Wanna Stop
新しいメンバーはボーカルがCowboy Mach Bell、ベースのDanny Hargrove、ドラムがJoe Pet 、キーボードにHarry Kingが参加しています。80年代に合わせるようにポップな作風になっています。シングルヒットを望んだのでしょうが、これでは昔からのファンには納得がいきません。結局、不評のままこのグループは解散となっていきます。80年代を生き抜くのは大変で、それにはエアロスミスを立て直すしかないと判断していきます。
復帰したエアロでは新しいブレインを招き入れて、新しい時代にも適応するようになっていきます。そしてRun-DMC.が元々ラップ調だったWalk This Wayをカバーしてエアロが見直されるようになっていき、エアロの復活となっていきます。その流れを考えると、一番お粗末のように感じられるアルバムですが、ポップでグラマラスなハードロックと言う事で聴くと、それほど悪い出来映えではありません。