73年のアルバムです。この年Pentangleを解散、彼は一度リタイアして農夫になります。そのPentangleの一員Danny Thompsonがプロデュースしています。ほぼPentangleに近いサウンドで、Mary HopkinやGary Boyle、Tony Visconti が参加しています。バロックスタイルのギターを現代風に洗練させた美しい作品になっています。
1. Yarrow
2. Brought With The Rain
3. The January Man
4. Night Time Blues
5. Moonshine
6. The Firt Time Ever I Saw Your Face
7. Rambleaway
8. Twa Corbies
9. Oh My Father
伝統的な
音楽 と現代的な
音楽 、それを無理無く自然に共存させています。トラッド側から見るとかなり革新的でありますが、ロックやジャズを知っている者から聴くと実に無理無く融合させているように感じます。サイケ感覚も有り、プログレ
フォーク という言葉がしっくりくると思います。民族
音楽 としての伝統
音楽 は伝統的な規則に基づいていますが、本来はもっと自由な許容を持っている
音楽 だと思います。
自由な発想を持った民族
音楽 、それがサイケデリックミュージックだったのだと思います。そういう意味においては正統なサイケデリックミュージックであり、その発展形であるプログレと同一の完成度を持っていると思います。そしてその革新的な音楽を創りだしたバートヤンシュは、ここで一旦引退して農業に専念する事になります。素晴らしい名盤です。
Yarrow
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