2011年のアルバムです。前作はアコースティック楽器を使っていましたが、ここではエレクトリック楽器も使って音響派のようなサウンドを創り出しています。曲はファーストと同じようなアンニュイなフォーク調であります。しかしアナログなサウンドエフェクトによりコズミックな世界観が創り出されています。
1. Jardin Du Luxembourg
2. Rainbows In Gasoline
3. Robot Boy
4. Comic Strip
5. Walt Disney Sitting In A Chaise and Drinking Cordials
6. Britney Jean
7. 2012
8. Carrot Blue
ある意味
サイケデリック なサウンドであり、それは次回作へと繋がっていくのですが、この時代ではサイケと言うより音響派と言った言い方の方が分かり易いと思います。けだるいような雰囲気は持っていますが、ビートが加わった事で躍動感が生まれています。手作り的なサウンドによるファンタジーみたいな独特の世界観は、類似した
音楽 が無い訳ではありませんが、ここまで完成度の高いものは無いと思います。
程よい隙間があるのが彼らのセンスだと思いますし、わざと隙間を埋めない事で音響派のような雰囲気が出来上がっています。serge gainsbourgとbrigitte bardotのcomic stripをカバーしていますが、自分達をserge gainsbourgとbrigitte bardotになぞらえているのでしょう。ジョンとヨーコも昔はこの二人に例えられていました。どちらもスキャンダラスな関係だったからです。でもこの二人は特にスキャンダラスでも何でも無いのですが、雰囲気としては似た関係なのかも知れません。かなりの名盤です。
Jardin Du Luxembourg
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