82年のアルバムです。変わらずディスコ調からR&B調の曲を演奏しています。ブラックミュージックとしては時代遅れなスタイルでありましたが、ロック界ではモータウンリバイバル傾向があり、80年代ポップスを創るにあたり、モータウンなどの
ソウル 系にヒントを得ていました。従いまして、廻り回って時代に合った
音楽 になっています。
1. I Just Want To Satisfy
2. Your Body's Here With Me
3. My Favorite Person
4. One On One
5. I Like To See Us Get Down
6. Your True Heart(And Shining Star)
7. Out In The Real World
8. Don't Walk Away Mad
80年代にリスペクトされていたのはスモーキーロビンソンであり、スモーキーっぽい歌が多くなっています。ただし、そこまでいくにはまだ少し早い時期ではありますが、遅かれ早かれ時代の方が彼らにすり寄ってきます。早くからブラコンっぽい作品を創っていた彼らがブラコンにはいかず、ライトフュージョンっぽいサウンドになっているのが面白いことろで、これもフィラデルフィアの地域性なのかは分かりませんが、明るいA.O.R.
ソウル になっています。
パンク、ニューウェイヴの衝撃も収まって、日本でも徐々にバブルの時期に入っていきます。金が余ってくると軟派な事に時間と金を費やすようになり、その時役立っていたのがブラコンや、こうしたブラックミュージックでした。山下達郎が報われ出したのもこの頃です。女を落とす為の
音楽 に利用されていたのです。それはアメリカも同じで、唯一経済的に深刻だったイギリスでは別の文化が生まれていました。それでも
ソウル ミュージックこそが80年代のキーワードであり、その最初期の頃の作品であります。
I Just Want To Satisfy
VIDEO