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[20150718]

Mighty Love
(1998/07/14)
Spinners

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74年のアルバムです。フィリーソウルへ転向してからはヒットの連続でした。アトランティックレーベルでしたが、プロデュースはThom Bell、バックの演奏はMFSB と、フィリーソウルサウンドにどっぷり浸かっています。コーラスグループなので、ダンスミュージックというより、歌をしっかり聴かせるタイプで、都会的なフィリーソウルは当時の最先端でした。

1. Since I Been Gone
2. Ain't No Price On Happiness
3. I'm Glad You Walked Into My Life
4. I'm Coming Home
5. He'll Never Love You Like I Do
6. Love Has Gone Away
7. Love Don't Love Nobody
8. Mighty Love
9. (Oh Lord) I Wish I Could Sleep
10. I Just Gotta Make It Happen
11. Mr. Big Man
12. You Sure Are Nasty

Mighty Love、I'm Coming Home、Love Don't Love Nobodyのシングルヒットを生み出し、アルバムも大ヒットしました。ただし、当時の主流はハードロック、プログレなので、ソウルミュージックは一部のファンによって支えられていました。日本ではソウルミュージックが好きだというと、少し変わった趣味の人間扱いでした。しかし、ロックファンの中には隠れソウルファンがいて、後の80年代スタイルを生み出していきます。

ロックミュージシャンもソウル系の曲を書くようになってくると、それはそれでかっこ良かったりしますのでロックファンもソウルへの興味を持つようになってきます。ポップだし、おしゃれだし、アレンジ次第によってはロック以上にかっこ良かったりしますので、作曲のヒントになります。そうやってロックはまたも混血して進化していくのでした。Thom Bellはスタイルスティックスなどによってラブソングの権化みたいな存在になっていきますので、ラブソングの王道を極めるならフィリーソウルは大いに参考になります。

Since I Been Gone
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[20150717]

Spinners
(1998/07/14)
Spinners

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73年のアルバムです。モータウンを離れてAtlanticレーベルへ移籍しました。プロデュースにフィリーソウルの仕掛人の一人であるThom Bellを選択、当時流行っていたフィリーソウルスタイルへ変貌しました。そうしたらてきめんに大ヒットしました。モータウン時代も売れてはいましたが、明確に売れ方が違っていました。ブラックチャートでは1位になるなど、爆発的な売れ方に変わったのです。

1. Just Can't Get You Out Of My Mind
2. Just You And Me Baby
3. Don't Let The Green Grass Fool You
4. I Could Never (Repay Your Love)
5. I'll Be Around
6. One Of A Kind (Love Affair)
7. We Belong Together
8. Ghetto Child
9. How Could I Let You Get Away
10. Could It Be I'm Falling In Love

レコーディングはフィリーソウルのメッカSigma Sound Studiosであり、スタジオミュージシャンも専属のミュージシャンを起用していますので、いきなりフィリーソウルスタイルになっています。How Could I Let You Get Away、I'll Be Around、Could It Be I'm Falling in Love、One of a Kind (Love Affair)、Ghetto Childと立て続けにシングルヒットを飛ばし、やっと陽の目を見る事が出来ました。

コーラスグループとしての実力はしっかり持っていましたので、良い曲に恵まれる事と売り方で変わってくるのです。モータウンでは決まった作曲陣の曲ばかりだったので、カラーは統一されていましたが、実力を発揮する為に多彩な作曲陣を起用する事で幅の広い作品になっています。グループ名をアルバムタイトルに持ってくるなど、新しいスタートを切った彼らでしたが、いきなり大成功となりました。

Just Can't Get You Out Of My Mind
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[20150716]

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70年のアルバムです。モータウンでは最後のアルバムになります。デビュー後、モータウンでは重要視されておらず、雑用ばかりやらされていました。ですからセカンドアルバムもかなり遅れてのリリースになっています。それでもモータウンが本気になれば凄い作品を作り上げるものです。やっとモータウンも彼らを売り出そうと本腰を入れますが、彼らはモータウンに見切りを付けて移籍していきます。

1. It's A Shame
2. I've Got to Find Myself a Brand New Baby
3. Together We Can Make Such Sweet Music
4. Bad, Bad Weather (Till You Come Home)
5. Pay Them No Mind
6. My Lady Love
7. Souly Ghost
8. O-O-H Child
9. In My Diary
10. My Whole World Ended (The Moment You Left Me)
11. (She's Gonna Love Me) At Sundown
12. Can Sing a Rainbow/Love Is Blue

Stevie Wonder作でプロデュースもしているIt's a Shameが大ヒットします。Together We Can Make Such Sweet Musicなど、モータウンらしいヒット曲も出して、グループもいよいよこれからという感じになっています。しかし、モータウンでの待遇は改善されず、彼らは新興のフィリーソウルへ転身していきます。そして大成功を収めるのですが、モータウンスタイルでも素晴らしい作品を残しています。

後のスタイルカウンシルのアイデアに繋がるような素晴らしい曲が揃っています。モータウンではヒット作品が多いですが、あまりにも有名な曲ばかりなので、こうした陰に隠れた作品にこそ新しいアイデアが隠れています。そこはポールウェラーのセンスの良さを褒めるべきですが、後のネオアコに繋がるような程よいポップなソウル感が心地良いです。この路線でも大成したと思いますが、モータウンは他の売れているミュージシャンにばかり力を入れていたので、彼らは決断をする事になります。

It's A Shame
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[20150714]

The Original Spinners
(1998/07/14)
Spinners

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スピナーズはデトロイト出身のコーラスグループですが、後にフィリーソウルとしてヒットを飛ばしていきます。この作品は67年のデビューアルバムになります。この頃はまだモータウンに所属しています。モータウンでは同じようなグループが多かったので、あまり力を入れてもらえず雑用をやらされる事もありましたが、いくつかのシングルヒットを出していました。

1. That's What Girls Are Made For
2. I'll Always Love You
3. Truly Yours
4. For All We Know
5. It Hurts to Be in Love
6. Tomorrow May Never Come
7. Sweet Thing
8. I Cross My Heart
9. Where Is That Girl
10. Like a Good Man Should
11. How Can I
12. I Just Can't Help but Feel the Pain

メンバーはBobby Smith、Henry Fambrough、Billy Henderson、Pervis Jackson、George Dixonでスタートしています。モータウンも専属のスタジオミュージシャンが演奏をして、作曲チームも揃えていますので、モータウンカラーというのがあります。ですから個性が無いと同じような感じになってしまいます。その為、モータウン時代はあまり注目されていませんでした。しかし、That's What Girls Are For、I'll Always Love You、Truly Yoursの三曲のシングルヒットを出しています。それだけモータウンのブランドは強かったのでしょう。

コーラスグループですがリードボーカルは分担しており、それだけメンバーそれぞれの歌唱力が優れているようです。モータウンの特長はリズム&ブルース、ソウルにビートロックのポップさを取り入れている特長があります。ですからヒット曲も多かったのです。ソウルやリズム&ブルースは黄金のコード進行で出来ていますからハズレは無いのです。ですから聴き慣れてくればヒット曲じゃなくても親しめるようになります。フィリーソウル以前の彼らもそれなりに楽しめます。

That's What Girls Are Made For
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[20150713]

熱い名古屋場所が始まりました。新大関の照ノ富士は緊張していたようで攻め込まれますが、それでも相手を投げ飛ばす残り腰を持っています。角番の琴奨菊は黒星スタート、白鵬は勝ちましたが、手こずっていましたので今場所も付け入る隙はあるようです。しかし、勝ち方を心得ていますので、調子が出てくると難しいかも。遠藤は怪我が治ったようで、勝ち星を積み重ねていけそうです。

上位初日の結果
○白鵬 寄り切り 宝富士
妙義龍 上手投げ 日馬富士○
○鶴竜 押し出し 逸ノ城
○稀勢の里 上手出し投げ 栃ノ心
○高安 寄り倒し 豪栄道
琴奨菊 上手出し投げ 佐田の海○
碧山 上手投げ 照ノ富士○
○栃煌山 押し出し 勢
安美錦 押し出し 魁聖○
隠岐の海 叩き込み 豪風○


新入幕も多く、怪我をしている力士も多いので、状況がよく見えていませんが、ずっと満員御礼が続いているのは遠藤人気だけでは無いと思います。逸ノ城は体が重いのか、動きに鋭さがありません。体重は減らした方がいいと自分でも言っているので、日頃どれだけのモチベーションを持って稽古しているのかが問題です。照ノ富士には大関に留まる事無く一気に横綱まで上り詰めていくような勢いが欲しいところです。

初日幕入り後の取り組み
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[20150712]

Adrian Younge Presents the Delfonics
(1998/07/14)
Delfonics

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2013年の作品です。ヒップホップ世代のAdrian Youngeによって再びDelfonicsにメスが入りました。これまで流行のサウンドを創れるスタッフがいなかったグループでしたが、新しい感性と出会って新しい作品を創り上げました。Adrian Youngeはプロデューサーですが、彼とDelfonicsとのコラボレート作品のようになっています。

1. Stop and Look (And You Have Found Love)
2. Lost without You
3. True Love
4. Silently
5. Enemies
6. To Be Your One
7. Stand Up
8. Just Love
9. So in Love with You
10. I Can’t Cry No More
11. Lover’s Melody
12. Party’s Over
13. Life Never Ends

ヒップホップ自体もう古い音楽です。それと出会ってもいまさら、と言う印象ですが、Adrian Youngeの創り出すサンプリングミュージックは結構アヴァンギャルドで、かなりユニークな作品になっています。Delfonicsの魅力を再び蘇らそうとしたのでしょうが、Delfonicsらしさは全く無く、Adrian Youngeの世界観の中でDelfonicsがただ歌っているだけの内容になっています。

Delfonicsの良さがあってこそのコラボレートになると思いますが、彼らの良さは全く出ていません。ユニークではありますが、曲がつまらないのです。彼らの良さは売れなくても良い曲を歌う事ですから、売れないし、曲も良くないでは何にも残りません。サウンドはユニークであっても鋭さが全くありませんから、このコラボレートもただ話題性だけで何も良い結果が出せていません。これ以降は作品が出ていないので、恐らく彼らもこれで打ち止めでしょう。良いスタッフに巡り会えたら又作品を創ってくれれば良いと思います。

Stop and Look (And You Have Found Love)
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[20150712]

Forever New
(1998/07/14)
Delfonics

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99年のアルバムです。再び再起をかけて制作されました。ヒップホップの要素も取り入れて、新しいスタイルを創り上げていますが、これも既に99年ですから新しいとは言えません。この辺の感覚はあまりにも鈍いのですが、彼らのスウィートなボーカルが90年代サウンドに乗って歌われると言うだけでも新鮮です。

1. Forever New
2. She's The Kinda Girl
3. My World Revolves Around You
4. Just Come To Me
5. When You're Gone
6. No One Knows
7. One And One Is Five
8. Break Your Promise (2000)
9. Somewhere In My Life
10. I Will Remember You
11. Rules Of The Game

マイナーレーベルからのリリースですからまったく売れていませんが、歌声は全く衰えていませんし、曲も昔のようにポップですからファンとしては歓迎したい作品だと思います。サウンドは新しくなったと言っても、まるで80年代のようなアレンジもありますし、この辺の感覚はあまりにも鈍過ぎるとしか言いようがありません。

彼らの歌を手本にした80年代の音楽は沢山ありますから、好きな人にとってはたまらない作品だと思います。本当に変われない人達なのだと言う事がはっきりしました。彼らにとっては時代の流れなどどうでも良い事なのでしょう。頑固なまでに自分達のスタイルを貫いています。呆れるのを通り越してある意味凄いグループです。

Forever New
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[20150712]

Return
(1998/07/14)
Delfonics

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81年のアルバムです。グループは分裂しており、MajorとWilbertによるDelfonicsとWilliamが新しいメンバーと創った
Delfonicsと同時に存在しており、しかし、再び一つにまとまり再起を図った作品になります。マイナーレーベルからのリリースでもあり、多少サウンドも進化していますが、ほぼ昔のまんまなので、新しい時代には通用せず、売り上げは散々でした。

1. The Way Things Are
2. This Time, This Time
3. I've Got Everything
4. Men Of Action
5. The Phoney
6. Your Name
7. Sing A Clean Song
8. Tell Him
9. The Same Things That Make You Laugh
10. Oh My Love

いつものスタイルであり、ファンには嬉しい限りではありますが、80年代伸すタイルとはあまりにもかけ離れています。ソウルミュージックでも曲がよければ売れてはいましたが、60年代ソウルのまんまのアレンジを少し手を加えた程度のアレンジですから、曲は良いにしても売れるまではなかったのです。このグループにはもうこのスタイルしかないのでしょう。

多少ファンク色も入れてフィリーソウルしていますが、もはやフィリーソウルも古くなっていましたから、ヒットチャートとは無縁になっています。再起をかけてはいたものの、ぱっとせず、地道にライブを繰り返すだけのグループになっていきます。わずかばかり残ったファンだけが支えでした。スタイルを変えていないというのはそれだけ一途なファンは残ってくれるものです。

The Way Things Are
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[20150712]

Alive & Kicking
(1998/07/14)
Delfonics

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74年のアルバムです。再びシングル向けのポップな作風に戻っています。これまでプロデュースしていたThom Bellがが離れてStan Watsonがプロデュースしています。まだディスコ前夜ですが、ダンスフロア向けの曲も創っています。フィラデルフィアで活動していますので、MFSB のメンバーも演奏に参加していたりしています。この辺はレーベルの垣根を越えてフィリーソウルを盛り上げていこうとする意気込みが感じられます。

1. Lying To Myself
2. I Told You So
3. First Thing On My Mind
4. Hey Baby
5. Think It Over
6. Pardon Me Girl
7. Seventeen ( And In Love )
8. I Don't Want To Make You Wait
9. Love Is
10. Can't Go On Living
11. Start All Over Again
12. Don't Leave Me

まるで女性ボーカルのようなファルセット、オーケストレーションもより豪華になっています。しかし、他のフィリーソウルに比べてサウンドが古いままなので、売り上げは落ちていきました。ある意味、彼らにはこのスタイルしかあわないということでしょう。曲はポップなので売れる要素はありますが、当時はファンキーな曲がもてはやされていましたから、戦略がゆるかったと思います。

グループはこの後分裂して偏ったメンバーで再開しますが、オリジナル作品としてはここまでだと思って良いです。ダンスミュージックというよりラブソングに特化したグループでした。そういう意味では最初のイメージのまま終わっていったグループでしたから、短い期間でしたが、ファンの期待のスタイルのままを最後まで貫きました。曲はポップですからどの曲も良い曲ばかりです。

Lying To Myself
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[20150711]

Tell Me This Is a Dream
(1998/07/14)
Delfonics

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72年のアルバムです。フィリーソウルブームが巻き起こって、彼らもフィリーソウルとして売り出されるようになりました。彼らがこれまで創ってきたスタイルにヒントを得ていたフィリーソウルですから、彼らもそれに呼応するのは自然な事でした。彼らもフィラデルフィアを中心に活動していましたので、胸を張ってフィリーソウルの担い手として君臨していきます。

1. Hey Love
2. I'm A Man
3. Too Late
4. Love You Till I Die
5. Looking For A Girl
6. Walk Right Up To The Sun
7. Round & Round
8. Baby I Miss You
9. Delfonics Theme (How Could You) - Vocal Version
10. Tell Me This Is A Dream

ポップ感覚に優れていた彼らに比べて、フィリーソウルはもっとゴージャスで官能的なものでした。ですから、この作品ではオーケストレーションもかなり豪華なアレンジになっています。甘いファルセットボイスも健在ですが、より黒い感じが強くなっています。サウンドも比較的へヴィーになっていて、そうしたアレンジの変化の中でもポップ感覚も残しながらフィリーソウルに呼応しています。

シングル向きの曲の方が彼ららしいですが、こうしたアルバム志向の作品も面白いものです。白人にこびた感じが無くなっているのも特長で、これは公民権運動の影響もあったと思います。70年代になって黒人独自の文化を楽しむようになっていくのです。そして良い音楽は白人の心も捉えて白人音楽にも影響を与えていく事になります。昔はブルースを演奏するだけで不良と呼ばれていた時代があったのですが、そんな時代では無くなってきていたのです。

Hey Love
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[20150711]

The Delfonics
(1998/07/14)
Delfonics

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70年のアルバムです。いよいよフィラデルフィアでも黒人の意識が高まって、白人に媚を売るような音楽ではなく、黒人の為のソウルミュージックを創り出そうと言う動きになってきます。それがフィリーソウルという形になっていくのですが、彼らも自分達の特長をそのままに独自のスタイルを固めてきます。その為、今作にはカバー曲が無く、全てオリジナル曲になっています。

1. Didn't I (Blow Your Mind This Time)
2. Funny Feeling
3. When You Get Right Down To It
4. Baby I Love You
5. Delfonics Theme (How Could You)
6. Trying To Make A Fool Of Me
7. Down Is Up, Up Is Down
8. Over And Over
9. Think About Me
10. I Gave To You

シングル志向が強かった彼らでしたが、オリジナル曲で固められていた為か、この作品は一番売れたアルバムになりました。独自のスタイルを創り出しながらもポップであり、スウィートであり、やはりシングルヒット向けの曲を創っています。トッドラングレンなどは、早くからこうしたソウルミュージックの新しい動きに注目してブルーアイドソウル的な独自のポップスを創っていました。それが逆にフィリーソウルを生み出すヒントになっていきます。

そうした目立たない所での動きが多くのヒット曲を生み出し、やがて大きな流れになっていきます。ですからこの時期のソウルミュージックは大変面白いものが多く、80年代サウンドを創る上でも参考にされています。ネオアコもフォークにファンクやソウルをミックスしたスタイルですから、この時期の作品にその原型が見て取れて面白いです。このグループのポップ感覚も大いに参考になります。そういう意味では大変重要な作品であると思います。

Didn't I (Blow Your Mind This Time)
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[20150711]

Sound of Sexy Soul
(1998/07/14)
Delfonics

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69年のアルバムです。タイトルにセクシーソウルと銘打っていますが、特に官能的な曲がある訳ではありません。ファースト同様モータウンに豪華なオーケストレーションが施されたサウンドになっています。ですからどちらかというと白人受けするようなサウンドです。シングルヒットは出していますが、アルバムはそれほど売れていません。

1. Ready Or Not Here I Come (Can't Hide From Love)
2. Let It Be Me
3. Hot Dog (I Love You So)
4. You Can't Be Loving Him
5. Ain't That Peculiar
6. With These Hands
7. Face It Girl, It's Over
8. Going Out Of My Head
9. My New Love
10. Somebody Loves You
11. Scarborough Fair
12. Everytime I See My Baby

モータウン系からScarborough Fairなどフォーク系の曲をカバーしたり、柔軟に何でも自分達のスタイルに作り替える手法は完成させています。フィリーソウルの味わいは既にありますが、まだこれはフィリーソウルではありません。それまでのソウルミュージックをより洗練させようと、独自に試行錯誤している段階です。甘いボーカルとポップな作風でシングル志向がります。

シングルが売れると言う事は、当時の武器はラジオであり、ラジオでお馴染みになるだけで、それは懐メロになっていきます。彼らの名前は知らなくても、彼らの歌声はどこかで聴いた事があるような存在になっていきます。モータウンをもっと都会的にしたようなサウンドは新しいものであり、当時は敏感な人には大変注目されていました。何と言っても親しみ易いと言うのが特長です。

Ready Or Not Here I Come
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[20150710]

La La Means I Love You /a>
(1998/07/14)
Delfonics

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Delfonicsの68年のファーストアルバムです。彼らはPhilly Groove Recordsというレーベルから発信しています。まだフィリーソウルが誕生する前ですが、既にフィリーソウルの原型になっています。恐らくフィリーソウルは彼らのスタイルにヒントを得て創られていたと思われます。まだこの時期のフィラデルフィアでは白人向けの音楽を創っていましたので、まるでアメリカンポップスのような部分が多くあります。

1. I'm Sorry
2. Break Your Promise
3. The Shadow Of Your Smile
4. Hurt So Bad
5. Losing You
6. Alfie
7. La La Means I Love You
8. You're Gone
9. The Look Of Love
10. Can You Remember
11. A Lover's Concerto

Delfonicsはコーラスグループで、メンバーはWilliam Hart、Wilbert Hart、Randy Cain の三人でスタートしています。プロデュースはThom Bellで、アメリカンポップスのカバーが多いのですが、アルバムタイトル曲にもなっているLa La Means I Love Youがシングルヒットし、多くのミュージシャンがカバーした事でスタンダードナンバーになっている名曲です。ファルセットを効かせた甘いラブソングが特長で、これにソウル感が強まればそのままフィリーソウルになってしまいます。

Philadelphia International Recordsがフィリーソウルの中心でしたが、それ以外からもフィリーソウル扱いになっている多くのグループが存在していました。アメリカでは一大ムーブメントだったのです。この時点での彼らのサウンドはモータウンやアメリカンポップスのようなスタイルを取り入れていますが、そのミックス感が後のフィリーソウルに近いものになっているので、そのままフィリーソウルグループとして君臨していきます。

I'm Sorry
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[20150709]

Mysteries of the World/a>
(1998/07/14)
MFSB

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80年のアルバムで、ラストアルバムになります。完全にフィラデルフィアソウルが淘汰されていったことによって、バンドは解散、一つの時代の終焉でもありました。内容的にはダンスミュージックではなく、完全にフュージョンスタイルの演奏になっています。当時はライトフュージョン全盛期でもありましたが、ディスコの売り上げに比べれば、ジャズ作品は少しでもうれれば大ヒットとなり、ポップなフュージョンでもディスコ時代の足下にも及びません。

1. Manhattan Skyline
2. Mysteries Of The World
3. Tell Me Why
4. Metamorphosis
5. Fortune Teller
6. Old San Juan
7. Thank You Miss Scott
8. In The Shadow

ディスコもテクノなどの新しい取り込み、80年代初頭も頑張っていました。それでもスタジオミュージシャンとしてはフュージョンスタイルに魅力を感じるのは必然で、その要素は以前からありましたが、完全にダンスミュージックではない、フュージョンスタイルになっています。ファンクの要素もあってのフュージョンですから踊れなくもないですが、それほどのれるグルーヴではありません。

それよりも演奏する事を重視しながらも、ポップにまとめるライトフュージョンはA.O.R.人気と共に親しまれていました。スタジオミュージシャンですからミュージシャンの為に、希望に添った演奏をする事を強いられますから、バンドだけになったらやりたい音楽をやった方が良いですし、それでも売れていれば問題ありませんが、売れなくなってくると金になる仕事をしなければならなくなりますから、職業ミュージシャンの辛い所です。短い活動期間でしたが、多くのヒット曲を生み出し、一つの時代を築いてきた価値あるバンドでした。

Manhattan Skyline
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[20150708]

The Gamble & Huff Orchestra/a>
(1998/07/14)
MFSB

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78年のアルバムです。タイトルの通りKenneth Gamble と Leon Huffが私物化しているバンドでありますが、ストレートに踊れる音楽に徹してることでダンスフロアでは絶大な人気を誇っていました。この時期にもなるとソウルミュージックも多様化していて、ディスコ、フュージョン、ラテンなど、様々な混血の末発展しています。そもそも黒人音楽も西洋人の楽器を使用した所からアフリカの音楽ではなくなっています。混血の繰り返しの結果生まれたのがアメリカンポップスなのです。

1. Dance With Me Tonight
2. To Be In Love
3. Let's Party Down
4. Wishing On A Star
5. Use Ta Be My Guy
6. Way I Feel Today
7. Is It Something I Said
8. Redwood Beach

白人と黒人ばかりとりだたされますが、アメリカは多種多様な民族のるつぼであります。それでも差別化で異種競技に対しては保守的な傾向がありましたが、ラブアンドピースの60年代を経たことで混血化は加速され、A.O.R.に代表されるアメリカ独自のポップスが形成されていく事になります。民族に関係なく誰でも楽しめる音楽になっていくのです。このアルバムは単純に脳天気に踊れる音楽になっていますが、そうした混血の歴史をしっかりと秘めた内容になっています。

軽薄なくらいに軽いサウンドになっていますが、演奏が素晴らしいので嫌みがまったくありません。イージーリスニングの類いの音楽になっていますが、ちゃんと聴き込めばそれなりに楽しめる演奏になっています。イージーリスニング作品を創る上では参考にされてきた事でしょう。こうした混血した音楽がオーソドックスに感じてしまう所も時の流れの速さを感じます。

Dance With Me Tonight
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[20150707]

Summertime
(1998/07/14)
MFSB

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76年のアルバムです。ディスコの時代でもあり、その要素もありますが、ライトフュージョンも流行っていて、その傾向が強くなっています。ニューヨークでは彼らと同じようにスタジオミュージシャンが集まって結成されたスタッフが人気になっていましたので、その影響もあるかもしれません。アルバムタイトル曲はガーシュインの有名な曲のカバーです。

1. Picnic In The Park
2. Summertime
3. Plenty Good Lovin'
4. Sunnin' and Funnin'
5. Summertime And I'm Feelin' Mellow
6. I'm On Your Side
7. Hot Summer Nights
8. We Got The Time

ダンスチャートではまだまだ人気が絶大でしたが、一般的には人気は下火になっていました。フィリーソウルの色合いが徐々に薄れて、時代に淘汰されたようなスタイルになっていたのが要因かもしれません。それでもレゲエのリズムを織り交ぜるなど、かなり工夫されていますが、ライト感覚があまりにも白人寄りになっているのが売り上げが落ちた原因ではないでしょうか。これなら他のバンドでも良い訳ですから。

洗練されていく事で個性が薄れていくのは良い傾向ではありません。洗練されても個性を伸ばしていけるのが本物だと思いますし、スタジオミュージシャンの集団バンドにそこまで要求するのは酷な話です。A.O.R.色が強まり、おしゃれになっていますが、それに反するようにパンクも登場して時代は益々混沌として参ります。こうした中でも面白い作品が残っているのが70年代の良い所です。

Picnic In The Park
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[20150706]

Philadelphia Freedom
(1998/07/14)
MFSB

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75年のアルバムです。フィリーソウルを全面にアピールした作品になっています。アルバムタイトル曲はエルトンジョンのカバーです。ディスコの時代になって全盛期は過ぎてしまっていますが、まだまだ人気があります。全体的に明るく陽気な感じになっていますので、ダンスミュージックとしては楽しいのですが、その分、丸くなった感じがしないでも無いです。

1. Zack's Fanfare #2
2. Get Down With the Philly Sound
3. Philadelphia Freedom
4. South Philly
5. Ferry Avenue
6. Intelude I
7. When Your Love is Gone
8. Morning Tears
9. Brothers and Sisters
10. Smile Happy
11. The Zip

Zach's Fanfare #2はアメリカ横断ウルトラクイズのテーマ曲として使われるなど、彼らの曲はテレビなどでよく使われます。オープニングテーマとして使い易い曲が多いのです。アレンジのスタイルは同時期のニューヨークのライトフュージョンソウルに近いものがあります。A.O.R.感が強まっているのです。デヴィッドボウイのアメリカ進出となったヤングアメリカンのバックも彼らが担当しています。そうしてロック界でもフィリーソウルに注目されるようになっていきます。

イギリスのミュージシャンからも注目された事が後の80年代のブルーアイドソウルリバイバルに繋がって、ネオアコの誕生にも繋がります。つまり、80年代のロックを習得するには外せないジャンルになっているのです。踊れるグルーヴとしてサンプリングされる事も多く、リズムもシンプルなので改造し易いのです。ですから70年代のダンスミュージックは軽視出来ません。宝の宝庫なのです。大分ポップになった作品ですが、それも時代の流れであります。

Zack's Fanfare #2
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[20150705]

Universal Love
(1998/07/14)
MFSB

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75年のアルバムです。ディスコミュージックへの早い対応が見られます。踊れる音楽が売れる時代の始まりですから、その辺のアンテナはしっかりはってあります。ディスコミュージックはフィリーソウルなどをヒントにビージーズが編み出したスタイルですから、彼らこそが元祖なのであります。踏切の信号にヒントを得たそのシンプルなリズムさえ取り入れればフィリーソウルがそのままディスコミュージックに変身するのです。

1. Sexy
2. Mfsb
3. Human Machine
4. Love Has No Time Or Place
5. T.L.C.(Tender Lovin' Care)
6. Let's Go Disco
7. K-Jee
8. My Mood
9. Sexy (Single Version)
10. T.L.C. (Tender Lovin' Care)(Single Version)
11. Let's Go Disco (Single Version)
12. K-Jee (Single Version)

K-Jee、Sexy、T.L.C. (Tender Lovin' Care)のシングルヒットを出し、K-Jeeはディスコミュージックの誕生を記念するSaturday Night Feverのサントラにも採用されています。現在に至るまでの踊れる音楽が売れる時代の始まりです。ジャズんしろ、最初は踊る為の音楽として繁栄してきました。それがいつしか頭でっかちな音楽になって、ロックもソウルミュージックもメッセージ性の強い音楽になっていきました。それが本能的にただ何も考えずに踊る為の音楽への回帰を果たしたのです。

それでもこの後のパンクなどからすれば脳天気な音楽であり、批判の対象でもありましたが、こうした音楽の発展により、ポストパンクである80年代サウンドが作り上げられていきます。その影響力はその後の90年代にも及び、打ち込みではないグルーヴをサンプリングするには最高のネタの宝庫となっています。ソウルジャズ的なモンドっぽい雰囲気もこのバンドの魅力であります。ただ踊る為の音楽でなく、そのアレンジの巧妙さは大いに参考になります。

Full Album
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[20150705]

Love Is the Message
(1998/07/14)
MFSB

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73年のセカンドアルバムです。ソウルトレインのテーマ曲となったTSOP のシングルがナンバーワンヒットし、アルバムも爆発的に売れました。スタジオミュージシャン集団が一つのバンドとして世間に認められたのです。バックバンドでは主役のミュージシャンの意向に沿った演奏をしなければなりませんが、バンドだけになると仕掛人のKenneth Gamble と Leon Huffのやりたい放題のバンドになります。彼らも演奏に参加しています。

1. Zack's Fanfare
2. Love Is The Message
3. Cheaper To Keep Her
4. My One And Only Love
5. T.S.O.P. (The Sound Of Philadelphia)
6. Zack's Fanfare ( I Hear Music)
7. Touch Me In The Morning
8. Bitter Sweet
9. Love Is The Message (A Tom Moulton Mix)
10. T.S.O.P. (The Sound Of Philadelphia (Single Version)
11. Love Is The Message

フィラデルフィア発信のソウルミュージックとして、ダンスフロアを大いに賑わせました。フィリーソウルの特長であるストリングアレンジを加えたダンスミュージックは後のディスコミュージックの原型となっています。違うのはリズムで、ディスコは四つ打ちのシンプルなリズムであり、フィリーソウルもシンプルではありますが16ビートの裏拍にアクセントがあるリズムは当時の白人が踊るには難しかったのです。それが16ビートでも四つ打ちになると、とりあえずディスコに行って踊ろうと言う気分になれるのです。

ファンクの要素もあり、優雅にストリングが絡み、それまでのソウルミュージックとは違った洗練された感じがフィリーソウルの人気に火をつけました。インスト曲に徹したこのバンドは正に踊る為の音楽を演奏していて、ダンスフロアでも大人気となります。現在でもレアグルーヴとしてサンプリングネタにされ易い曲ばかりです。まだまだ白人と黒人の差別問題は残っていますが、こうした音楽がその垣根を外していく事になります。歴史的名盤です。

Zack's Fanfare
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[20150705]

MFSB
(1998/07/14)
MFSB

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Philadelphia International Recordsの全てのミュージシャンのバック演奏をになっていたMother Father Sister Brotherの73年のファーストアルバムです。レーベル専属のスタジオミュージシャン集団ですが、バンドとしても独自に活動しています。プロデュースは勿論Kenneth Gamble と Leon Huffですから、フィラデルフィアソウルそのものと言っても良い作品になっています。

1. Freddie's Dead
2. Family Affair
3. Something For Nothing
4. Back Stabbers
5. Lay In Low
6. Poinciana
7. T.S.O.P. (The Sound Of Philadelphia)

メンバーは大人数で、ギターがBobby Eli, Norman Harris, Reggie Lucas, Roland Chambers, T.J. Tindall、ベースがAnthony Jackson, Ron Baker、ドラムがEarl Young, Karl Chambers, Norman Farrington、キーボードがLeon Huff, Lenny Pakula, Eddie Green, Harold "Ivory" Williams、パーカッションがLarry Washington、ヴィブラフォンのVincent Montana, Jr.、サックスがZach Zachary, Tony Williamsです。その他にDon Renaldo and his Strings and Hornsというホーンとストリングスを担当しているオーケストラが存在しています。

インストバンドなのでジャズ的な演奏もありますが、黒人映画のサントラのようなファンキーでソウルフルな演奏が特長です。ボーナストラックで入っているT.S.O.P.はThree Degreesをゲストに迎えた曲で、当時の人気テレビ番組Soul Trainのテーマ曲に選ばれ、70年代のダンスミュージックを代表する曲になっています。歌が無いのでサントラのような格好良さがあり、モッズ的な雰囲気もあり、歴史的な名盤と言えます。

Freddie's Dead
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[20150705]

This Christmas (I'd Rather Have Love)
(1998/07/14)
Teddy Pendergrass

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98年のアルバムです。クリスマスアルバムになっていて、得意のバラード調からファンキーなアレンジまで、ソウルクリスマス作品としてもかなり楽しめる内容になっています。これ以降は引退して2009年に癌で亡くなってしまいますので、遺作となっています。天性のボーカリストであり、運にも恵まれていたと思いますが、事故や病気など、私生活では順調だっとは言い切れませんが、その残された作品はどれも音楽界の宝のような作品ばかりです。

1. Joy to the World
2. The Little Drummer Boy
3. Christmas and You
4. The Christmas Song
5. Having a Christmas Party
6. I Won't Have Christmas
7. We Three Kings
8. Oh Holy Night
9. Happy Kwanzaa
10. This Christmas (I'd Rather Have Love)
11. Happy Xmas (War Is Over)

普通のクリスマスソングのカバーからジョンレノンの曲など、幅広い選曲で、アレンジも秀逸で、数あるクリスマス作品の中でもかなり上位に位置する作品であります。逆にクリスマスらしさが薄い感じもしますが、これだけの作品を創りながら引退してしまうと言うのは、かなり体調的に難しい状況にあったのだと思われます。

ゴスペル調のアレンジが見事に決まっています。売り上げはまったく良くありませんでしたが、こうした作品が残されている事を記憶しておくべきです。最後の最後まで手を抜かず素晴らしい作品を残してくれています。天才は長生き出来ないものですが、それだけ価値のあるものをしっかり残してくれています。

Joy to the World
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[20150704]

You and I
(1998/07/14)
Teddy Pendergrass

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97年のアルバムです。マイナーレーベルのWind-Up Recordsに移籍しています。移籍の結果は明白で、売り上げは激減していきます。それでも、これまで築き上げてきたものがありますから、そこそこの内容に仕上げています。オリジナル作品としてはこれがラストアルバムになります。90年代らしいヒップホップ調のアレンジもあります。官能的なイメージで売れていた事も合って、このスタイルもほどなくこなしています。

1. Don't Keep Wastin' My Time
2. Let's Talk About It
3. Without You
4. You And I
5. Can We Try
6. One In A Million You
7. Hurry Up
8. Interlude
9. Give It To Me
10. Slow Ride To Heaven

Give It to MeとDon't Keep Wastin' My Timeをシングルカットしていますが、さほど売れませんでした。この路線でもこなしていくうちに盛り返してくれていたはずですが、体調面などの問題から、これ以降のオリジナル作品は制作していません。まだ80年代の古い感じの曲もあったり、トータル的なまとまりがありませんが、彼の歌は相変わらず素晴らしく、作品としてはまったく問題がありません。

旋律よりもリズムを重視したヒップホップよりも、こうした、ちゃんとした歌を聴かせてくれる作品が少なくなっていましたので、絶対的な人気は保っています。流石にマイナーレーベルになると優れたスタッフを揃えられていないようで、音がかなり古い感じになっているのはご愛嬌です。曲の良さは変わっていませんので、これまでの流れと同じレベルの作品と思って良いです。彼の作品に駄作はありません。

Don't Keep Wastin' My Time
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[20150704]

A Little More Magic
(1998/07/14)
Teddy Pendergrass

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93年のアルバムです。Elektraレーベルでの最後の作品になりますが、Elektraレーベルでの成功により、かなりお金をかけて制作されており、複数のプロデューサーから数多くのミュージシャンを使って、複数のブレインによる90年代でも通用するソウルミュージックを創り上げています。ニュースウィングジャックの要素が強まっていますが、シルクのような独特の肌触りは時代を超越しています。

1. Believe In Love
2. Slip Away
3. I'm Always Thinking About You
4. I Choose You
5. Voodoo
6. Tender
7. Can't Help Nobody
8. A Little More Magic
9. My Father's Child
10. Say It
11. No One Like You
12. Reprise

Voodoo、Believe in Love、I'm Always Thinking About You、My Father's Childのシングルヒットを出し、アルバムもそこそこ売れましたが、又徐々に売り上げは落ちていきます。80年代に拡散したヒップホップが90年代は主流になっていきますから、ソウル界もその洗礼は受けなければなりませんでした。プリンスを始め、マイケルジャクソンもこの波には上手に乗れませんでした。新しい時代は確実に動き始めていたのです。

それでも良い音楽は売れるのです。まだそういう時代でした。Elektra時代は彼にとって第二の黄金時代だったと言えます。それはスタッフに恵まれていた事もありますでしょうし、事故から立ち直り、音楽に専念出来る環境にあったからだと思います。シンガーとしてもベテランの域に入っていますが、まったく衰えを感じさせません。素晴らしい名盤です。

Believe In Love
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[20150704]

Truly Blessed
(1998/07/14)
Teddy Pendergrass

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91年のアルバムです。レーベルをいくつか変わってきた経緯がありますが、彼の場合はその都度スタッフに恵まれていると思います。素晴らしい曲を創る作曲陣、最新のアレンジをセンスよくまとめるブレイン。ここが他のフィリーソウルの残党とは違う所です。その時、その時に適切なアレンジを程よく表現出来るスタッフは何よりの武器であります。それも彼の人柄から生まれるものでもあるでしょうし、運もあるのでしょう。

1. She Knocks Me Off My Feet
2. It Should've Been You
3. Don't You Ever Stop
4. It's Over
5. Glad To Be Alive
6. How Can You Mend A Broken Heart
7. I Find Everything In You
8. Spend The Night
9. With You
10. We Can Keep Going On (Like This)
11. Truly Blessed

Glad to Be Alive、It Should've Been You、I Find Everything in Youのシングルヒットを生み出し、アルバムもかなりヒットしています。まだ80年代を引きずっていますが、ニュースウィングジャックなど、新しい要素も含まれています。Lisa FischerやMinnie Curryとの女性シンガーとデュエットしたり、内容も充実しています。最新のスタイルを取り入れながらも派手なアレンジにする事無く、センスのいいアレンジにまとめあげている手腕は相当素晴らしいです。

シンガーとして既成のソウルミュージックにこだわらないのが良い結果を生み出していると思います。白人寄りな洗練された感じになりながらも、黒人からも大きな支持を受けている所を見ると、ブラックミュージックとしてもきちんと成立させているのであり、ブラックコンテンポラリーというより、アメリカンコンテンポラリーというべき、アメリカならではの素晴らしい音楽を創り出しています。名盤です。

She Knocks Me Off My Feet
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[20150704]

Joy
(1998/07/14)
Teddy Pendergrass

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88年のアルバムです。今度はElektraレーベルへ移籍しました。Calloway兄弟のプロデュースで、レーベルが変わればバックミュージシャンも作曲陣も変わりますので、雰囲気は変わりますが、思いっきり80年代サウンドになっています。得意のバラード調が多いので、80年代スタイルはかなり彼に合っています。というか、80年代スタイルの基礎は彼らが創ってきたものなので、合わないはずが無いのです。

1. Joy
2. 2 A.M.
3. Good To You
4. I'm Ready
5. Love Is The Power
6. This Is The Last Time
7. Through The Falling Rain (Love Story)
8. Can We Be Lovers

2 A.M.などのシングルヒットもあり、後期の中では一番売れています。白人でもこれくらいのソウル感を出すミュージシャンが増えていましたので、ほとんど普通のポップスとして聴こえます。サンプラーも使っていますので、ありきたりな音、アレンジではありますが、曲が良いので陳腐な感じがしない所が凄いです。80年代にこれだけセンスの良い音楽を聴かせてくれるミュージシャンは少なかったと思います。

基礎となるシンプルなリズムを大事にアレンジされているので、丁寧な感じがしますし、曲そのものの良さが素直に伝わってきます。官能的ないやらしい感じはしませんが、彼の得意とする間合いで歌われていますので、彼らしさは損なわれておらず、そのまま上のステージに上り詰めた到達感はあります。80年代スタイルの定石である、音色は多くても同時発音数は少なめというファンクスタイルをセンスよくまとめています。このアレンジの手法は現在でもかなり勉強になります。

Joy
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[20150703]

Workin' It Back
(1998/07/14)
Teddy Pendergrass

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85年のアルバムです。完璧に80年代サウンドになっています。ブラコンというより80年代ポップスです。しかし、いたるところにインテリジェンスなセンスを感じさせるアレンジが施されています。決してありきたりな80年代サウンドではありません。良く作り込まれていますし、官能的なTeddy Pendergrassの雰囲気も復活しています。

1. Love 4/2
2. One Of Us Fell In Love
3. Never Felt Like Dancin'
4. Let Me Be Closer
5. Loney Color Blue
6. Want You Back In My Life
7. Workin' It Back
8. Love Emergency

作曲陣が変わっているので、作品ごとに雰囲気が違います。それを柔軟に自分のものにして歌い上げるTeddy Pendergrassは天才であります。以前からこの方向に変身しても問題なかったと思いますが、いろいろやりたい事をやってきて、ここに辿り着いていますので、ただ単純に時代のスタイルに合わせているのではなく、作曲陣もTeddy Pendergrassに歌わせると言う事で工夫しているものがあります。

Love 4/2とLet Me Be Closerのシングルヒットを出して、アルバムもそこそこ売れています。他のフィリーソウル出身アーティストが時代に飲み込まれているのとは別に、しっかりと激動の時代の流れの中でも自分のカラーを出しながら成功しているという面白い例ですが、事故などもあり、決して順調だったわけではありませんが、天性の才能は隠しようが無いのです。

Love 4/2
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[20150702]

Love Language
(1998/07/14)
Teddy Pendergrass

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84年のアルバムです。Asylum Recordsへ移籍して作曲陣も全く違いますから、かなりイメージチェンジしています。バラード調が多いですが、これまでのようなソウルバラードではなく、普通にポップスのバラードです。これまでの脱ソウル傾向が更に強まったと言えます。プロデュースにはLuther Vandrossが加わって、ブラコン色が強まったように思いますが、ブラコンというより80年代ポップスへ接近していった黒人シンガーと同じように普通のポップスです。

1. In My Time
2. So Sad The Song
3. Hot Love
4. Stay With Me
5. Hold Me (Duet with Whitney Houston)
6. You're My Choice Tonight (Choose Me)
7. Love
8. This Time Is Ours

白人もブラックミュージックへ接近し、黒人も白人ポップスへ接近していっているので、黒人、白人の音楽的な垣根はほとんど薄まっている状況での作品です。普通にポップスですから曲は良いです。良い歌を巧いシンガーが歌っていますので音楽としては素晴らしい完成度であり、結構売れました。まだ売れる前のWhitney HoustonとデュエットしたHold Me とYou're My Choice Tonight のシングルヒットを出しています。

事故から復帰して新境地へ入ったと言って良いでしょう。アクの強いソウルっぽさが弱まっていますので、とても聴き易いですし、曲も美しいですし、非常に素晴らしい作品だと思います。ただ売れる事だけを考えた作為的な部分があったとしても、それを上回る曲の良さがあります。ソフトなブラコンと言う事なのでしょうが、もうソウルミュージックとか関係なく素晴らしい名盤です。

In My Time
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[20150701]

Heaven Only Knows
(1998/07/14)
Teddy Pendergrass

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83年のアルバムです。交通事故から復帰して、車椅子でステージに立つなど、再び精力的に活動するようになります。この作品ではかなりポップ色が強くなっていて、ソウル色が薄く感じます。それでも80年代ポップスではなく、70年代ポップスのようなサウンドなので、今聴くととてもいい感じです。

1. Crazy About Your Love
2. Judge for Yourself
3. I Want My Baby Back
4. Life Is for Living
5. You and Me for Right Now
6. Just Because You're Mine
7. Heaven Only Knows
8. Don't Ever Stop (Giving Your Love to Me)

ソウル色というよりゴスペル調の歌い方になっていて、事故により宗教的な気分になっていたようにも感じます。これまでと雰囲気が変わっていますので、売り上げは落ちています。Philadelphia International Recordsからは最後のアルバムとなりました。フィリーソウルからの卒業となる作品だとも言えます。

かなりポップス色が強くなっていますので、彼なりのやりたい事があったのだと思います。官能的な雰囲気はなく、とてもピュアなソウルミュージック、もしくはポップスになっています。80年代サウンドになっていない所が救いですね。当時は売れなかったとしても、時間を経て聴いてみると、全く古くさく感じません。このサウンドで正解だったと思います。とても誠実な作品だという印象が伝わってきます。

Crazy About Your Love
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