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[20150816]

White Heat
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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82年のアルバムです。時代の流れには敏感な方なので、しっかり80年代サウンドになっています。テクノ、ニューウェイヴ感覚のアレンジ、打ち込みあり、クィンシージョーンズが示した80年代サウンドのアレンジスタイルを取り入れています。ソウルも80年代のキーワードですから、普通に80年代のスタイルで曲を創れば、それらしいものになります。彼女も躊躇する事無く80年代らしいスタイルを選択しています。

1. Donnez Moi (Give It To Me)
2. I Don't Think We Could Ever Be Friends
3. Blind Sheep
4. Don't Call It Love
5. Time And Time Again
6. I Am Curious
7. Sooner Or Later
8. Losing You
9. Gotta Get Used To You
10. Soft Core

ロック色もあり、これまでの彼女のスタイルとは全く別の内容になっています。彼女も売れないといけないという切迫感があったのでしょう。しかし、あまりにもイメージが違うので全く売れませんでした。これ以降、再び引退状態になります。あまりにもシンプルな楽曲ですが、彼女の歌唱力が加われば並以上のものになります。ヒット性は持っていると思いますが、注目されるのは若手ばかりですから、ベテランはよほどの事が無い限り売れませんでした。

流行歌手という価値観だけなら、この内容で間違いはありません。このスタイルの中でも最善の工夫を凝らしています。しっかりテクノらしさをものにしていますし、当時出来た最善の努力をしていたと思います。PVなどの宣伝費をかけていないのが良くなかったのかもしれません。もっと当時の武器を最大に活用するべきでした。内容は悪くありませんし、売り方一つだと思います。

Full Album
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[20150815]

Living Without Your Love
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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79年のアルバムです。アメリカのA.O.R.系のミュージシャンを起用してブラコンのような内容になっています。洗練されたソウルミュージックをいつも歌ってきましたから、当然ともいえる内容ですが、この素直なくらいに正直に自分のやりたい音楽をストレートにやる所が彼女の魅力かもしれません。これまでの都会的な雰囲気から、ブラコンになっていますから、アダルトな都会の夜を連想させる音楽になっています。

1. You Really Got A Hold On Me
2. You Can Do It
3. Be Somebody
4. Closet Man
5. Living Without Your Love
6. Save Me, Save Me
7. Get Yourself To Love
8. I Just Fall In Love Again
9. Dream On
10. I'm Coming Home Again

スタイルは変化してきても、歌いこなせるだけの技量が凄い所です。肺活量は落ちているかもしれませんが、それがかえって曲の雰囲気にマッチしています。ブルーアイドソウルと呼ぶにはポップな感覚を持っていましたが、そのポップ感覚も魅力の一つであり、先駆者としてブレる事無く進化してきたと思います。ブラコンとしても癖が無いので、とても聴き易い音楽になっています。

選曲の良さもいつもながら凄いです。どの曲を選べばやりたい事を表現出来るかがよく分かっていると思います。そういう意味でも彼女の作品はどれも素晴らしい結果を生み出していると思います。そこを理解出来るファンが少なかったと言うのが売り上げに結びついていないのでしょう。あまりにもポップ過ぎて分かりづらいのでしょう。やっている事はロックミュージシャンよりも凄いのですが。

You Can Do It
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[20150815]

It Begins Again
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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78年のアルバムです。前作から5年のインターバルがあります。売れなくなっていましたので、スランプになっていたようですが、復帰をかけてプロデューサーにクィーンで有名なRoy Thomas Bakerを起用しています。Jeff Baxter やEd Greene 、Jay Graydon などのロック系のミュージシャンからJoe Sample、Chuck Rainey、Richard Tee 、David Paich などアメリカのフュージョン系のミュージシャンも参加しています。

1. Turn Me Around
2. Checkmate
3. I'd Rather Leave While I'm In Love
4. A Love Like Yours
5. Love Me By Name
6. Sandra
7. I Found Love With You
8. Hollywood Movie Girls
9. That's The Kind Of Love I've Got For You
10. That's The Kind Of Love I've Got For You (Extended Mix)

曲はオリビアニュートンジョンみたいなバラード系が多くなっています。普通のポップスに聴こえますが、A.O.R.感覚を取り入れて、より都会的なスタイルを目指しているようです。歌い方もソウル系からポップス系になっています。彼女も歳を取ってきましたので、年相応の歌になってきているようです。もうこの頃になってくると彼女のようなシンガーは沢山出てきていますから、時代が彼女に追いついてきて、彼女もその中で奮闘していたようです。

歌声も細くなってきていますが、歌唱力は衰えていません。ですから自分にあった歌を選択しているようです。この辺の選曲のセンスはいつもながら凄いです。ちゃんと自分の歌を活かしきれる歌を選んでいます。普通のポップスに聴こえると言うのも凄い事かもしれません。手を抜いている訳ではないので、新境地を拓いているのかもしれません。かなりアメリカナイズされていますが、多少売り上げは盛り返してきました。

Turn Me Around
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[20150815]

Cameo
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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73年のアルバムです。プロデューサーはアメリカのシンガーソングライターのDennis Lambertで、曲も彼の曲が選ばれています。その為、ソウル色は薄く、アメリカンポップス的な雰囲気になっていますが、その根底にはソウルミュージックがあって、そうした新しいタイプのシンガーソングライターを好んでいるようです。とても都会的な雰囲気があります。

1. Who Gets Your Love?
2. Breakin' Up A Happy Home
3. Easy Evil
4. Mama's Little Girl
5. The Other Side Of Life
6. Comin' And Goin'
7. I Just Wanna Be There
8. Who Could Be Loving You Other Than Me?
9. Tupelo Honey
10. Of All The Things
11. Learn To Say Goodbye

Van Morrisonの曲をカバーしたり、白人によるソウルの解釈が好きなようです。かなり都会的でA.O.R.へ発展する前のアメリカナイズされたサウンドになっています。ヘタするとカーペンターズみたいな曲ばかりですが、狙いは別の所にあるみたいでもあり、洗練されてはいますが、常に新しいものを探求している彼女の姿勢も伺えます。作品ごとにプロデューサーを変えて、内容も変えています。それも新しいソウルの解釈への飽くなき探究心からだと思います。

曲もポップですし、ヒット性もありますが、その探究心から時代とはシンクロしていると言うより、自分の歌の確立に邁進しているので、売り上げには結びついていません。音楽的内容はかなり面白いものになっていますが、昔のアイドル時代の雰囲気にも戻っていて、若返っているようにも感じます。そういう意味でもユニークな作品になっています。

Who Gets Your Love?
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[20150815]

See All Her Faces
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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72年のアルバムです。時はフィリーソウル全盛期ですが、フィリーソウルは継続していません。どちらかと言うとサザンソウル系です。プロデューサーには再びTom DowdやArif Mardinなど、複数のプロデューサーを起用して多彩な音楽を披露しています。新しい試みとしてはボサノバのようなラテンのリズムを取り入れている事です。それもジャズ的だったり、ロック的だったりと幅広いアレンジになっています。

1. Mixed Up Girl
2. Crumbs Off The Table
3. Let Me Down Easy
4. Come For A Dream
5. Girls Can't Do What The Guys Do
6. I Start Counting
7. Yesterday When I Was Young
8. Girls It Ain't Easy
9. What Good Is I Love You?
10. Willie & Laura Mae Jones
11. Someone Who Cares
12. Nothing Is Forever
13. See All Her Faces
14. That Old Sweet Roll (Hi-De-Ho)
15. Haunted
16. Have A Good Life Baby
17. What Are You Doing The Rest Of Your Life

Mixed Up Girlはボサノバをロック的にミクスチャーしたものです。ストーンズの悪魔を憐れむ歌にヒントを得たのかもしれません。レアグルーヴとしても使えるでしょう。普通にボサノバの曲もありますが、それをソウルやロックに展開した大胆なアレンジなど、いつもながら挑戦的な工夫を凝らしています。そしてそれを見事に歌いこなす天性の歌唱力は見事であります。

これも70年代らしいサウンドだと言えますし、人気としては全盛期を過ぎていますが、実力的には更なるパワーアップを計っています。白人女性シンガーでここまで挑戦的なシンガーは当時はいなかったと思います。きっと孤高の戦いだった事でしょう。そして彼女が選択する楽曲やスタッフのセンスの良さは天性のものだと思います。そして良い結果を生んでいます。売り上げが落ちているのは、まだリスナーの方が成熟していなかったからだと思います。素晴らしい名盤です。

Mixed Up Girl
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[20150814]

A Brand New Me
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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70年のアルバムです。まだフィリーソウルが世に知られる前のフィルモアのSigma Sound Studiosでレコーディングされています。プロデューサーはフィリーソウルの仕掛人Kenneth GambleとLeon Huffです。曲も二人の作曲の他にThom Bellの曲もあります。思いっきりフィリーソウルしています。前作がフィリーソウルの原型みたいな内容だっただけに、どちらから歩み寄ったのか分かりませんが、あまりにも早い蜜月の関係になっています。

1. Lost
2. Bad Case Of The Blues
3. Never Love Again
4. Let Me In Your Way
5. Let's Get Together Soon
6. Brand New Me
7. Joe
8. Silly, Silly, Fool
9. The Star Of My Show
10. Let's Talk It Over
11. I Wanna Be A Free Girl
12. What Good Is I Love You
13. What Do You Do When Love Dies
14. Haunted
15. Nothing Is Forever
16. Someone Who Cares
17. I Believe In You
18. I'll Be Faithful
19. I Can't Give Back The Love

これまでのバカラックの洗練された感じとは違った、少し力を抜いた感じでのおしゃれな雰囲気があります。当時の最先端の音楽であり、それをいち早く取り入れたダスティーのアンテナの探知力には恐れ入ります。ソウルミュージックとしても高い完成度を持っていますが、まだフィリーソウルがそれほど広まっていない時期でもあり、しかも白人女性シンガーですから、これが又売り上げに結びついていません。フィリーソウルファンにとってはお宝のようなアルバムです。

彼女のスタイルとフィリーソウルの相性は素晴らしく、これまで彼女のがやってきた事を、もっとシンプルに表現しながらも、その音楽性は全く妥協する事無く、それでいて気負いする事無く、ソウルフィーリングを存分に発揮しながらも研ぎすまされたセンスに満ちています。彼女の実力を発揮するにふさわしい出会いになっています。実力派シンガーとして新しい領域に入った名盤です。

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[20150814]

Dusty in Memphis
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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69年のアルバムです。アメリカのメンフィスへ趣き、American Sound Studiosでレコーディングされた作品です。プロデューサーにはArif MardinとTom Dowdを起用して、本格的なソウルミュージックを志向しています。曲はキャロルキングやバカラックを選曲をしていますから、洗練されたソウルミュージックと言う事で、まるでフィリーソウルを予感させるような内容になっています。

1. Just A Little Lovin'
2. So Much Love
3. Son Of A Preacher Man
4. I Don't Want To Hear It Anymore
5. Don't Forget About Me
6. Breakfast In Bed
7. Just One Smile
8. The Windmills Of Your Mind
9. In The Land Of Make Believe
10. No Easy Way Down
11. I Can't Make It Alone

メンフィスと言えばリズム&ブルースであり、現地のミュージシャンを起用していますので、かなり本格的なソウルミュージックになっています。やっとブルーアイドソウルの女王と呼べるような存在になりました。あるでアレサのような実力を身につけていますが、それに比例して人気は落ちていきます。やはりアイドル的な存在だった事が裏目に出ているのです。作品としての評価は高いのですが、売り上げに結びつかないのです。

ブルーアイドソウルと言えば男性ミュージシャンばかりが脚光を浴びていますし、少し時代が早過ぎた感はありますが、それだけに先駆者としての彼女の評価は高いのです。白人シンガーですから、汗臭いソウルミュージックではなく、洗練された巧妙な音楽になっていますから、音楽的にも素晴らしいものであり、それでいてエモーショナルな表現力など、既に白人シンガーの領域を抜け出しています。素晴らしい歴史的名盤です。

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[20150814]

Dusty... Definitely
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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68年のアルバムです。時代的にもロック色が強くなっています。黒人音楽も極まって、イギリスではブルースインベンションが興ります。サイケデリックの時代でもあり、ジャニスのカバーなどもあります。Burt Bacharachの曲も磨きがかかり、洗練されながらもエモーショナルな曲になっています。アイドルから実力派シンガーになり、その実力を見せつけた作品になっています。

1. Ain't No Sun Since You've Been Gone
2. Take Another Little Piece Of Mt Heart
3. Another Night
4. Mr Dream Merchant
5. I Cant Give Back The Love I Feel For You
6. Love Power
7. This Girls In Love With You
8. I Only Wanna Laugh
9. Who (Will Take My Place)
10. I Think Its Gonna Rain Today
11. Morning (Bom Dia)
12. Second Time Around
13. No Stranger Am I (Remix)
14. Meditation (Remix)
15. The Colour Of Your Eyes (Remix)
16. Spooky

バイセクシャルである事をカミングアウトしたりと、アイドルらしからぬ発言により人気は低迷してきますが、シンガーとしての実力派磨きがかかってきます。ある意味、ソウルシンガーからロックシンガーに変貌したような存在になりますが、アイドル的な人気は落ちていきます。ですから玄人受けするシンガーになっていくのです。ほぼイギリスだけでの人気が高かったので、日本では曲は知っていても名前はそれほど広まっていません。

選曲が素晴らしいですし、その歌を見事に歌いこなしている素晴らしい作品であります。逆にアイドルであった事が彼女の実力の評価に結びついていません。当時のモンドでサイケな雰囲気を楽しめる内容だけに、今では隠れた名盤になっています。ある意味ロック作品としても評価出来る内容なだけにもったいない認識になっています。60年代後半はやはり面白い。

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[20150814]

Where Am I Going?
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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67年のアルバムです。前作はかなりアレンジの凝った作品になっていましたが、再びモータウン系のビート感のある曲調に戻っています。この方がアイドル的です。しかし、歌唱力は格段に上がっており、アイドルというより実力派シンガーとしての貫禄さえ感じさせます。当時はイギリス盤とアメリカ盤で違うものをリリースしていますが、イギリスに置ける人気の方が高かったのは、白人シンガーにおけるソウルミュージックはまだアメリカでは定着していませんでした。

1. Bring Him Back
2. Don't Let Me Lose This Dream
3. I Can't Wait Until I See My Baby's Face
4. Take Me For A Little While
5. Chained To A Memory
6. Sunny
7. (They Long To Be) Close To You
8. Welcome Home
9. Come Back To Me
10. If You Go Away
11. Broken Blossoms
12. Where Am I Going?
13. I've Got A Good Thing
14. Don't Forget About Me (English Version)
15. Time After Time

アメリカのティンパンアレイ系のシンガーソングライターが書いた曲を好んでいます。黒人音楽を取り入れた新しいスタイルの曲を書く集団があったのです。その代表格がキャロクキングで、十代の頃からロコモーションなどの名曲を創っていた才女でした。Aretha Franklinなどの黒人シンガーの曲も取り入れていますが、戦略としては白人の手によって洗練されたソウルミュージックを歌う事でアイドル的に売り出そうとしていたようです。

イギリスではまだ馴染みの無いような曲でも彼女によって広く広まる事によって、イギリスにおけるブラックミュージック人気は更に高まっていきます。モッズなどにより、黒人音楽を聴く事が当時のステータスだったのです。後にカーペンターズでヒットするClose to Youもカバーしています。この頃はまだRichard Chamberlainが歌っていましたので、Richard Carpenter がアレンジしたイントロはありません。曲も素晴らしいものばかりですが、なによりも彼女の歌が一番素晴らしいです。

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[20150813]

Ev'rything's Coming Up Dusty
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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65年のアルバムです。アイドル的な存在から徐々に女性シンガーとしてのアイデンティティーを深めていっています。よりブラックな感じのアレンジが増えています。ソウルだけでなく、ジャズ的な要素もあります。やはり、バカラックやキャロルキングなどの、アメリカに置ける白人によるブラックミュージックを選曲しています。そしてアレンジもかなり工夫しています。

1. Won't Be Long
2. Oh No! Not My Baby
3. Long After Tonight Is Over
4. La Bamba
5. Who Can I Turn To? (When Nobody Needs Me)
6. Doodlin'
7. If It Don't Work Out
8. That's How Heartaches Are Made
9. It Was Easier To Hurt Him
10. I've Been Wrong Before
11. I Can't Hear You
12. I Had A Talk With My Man Last Night
13. Packin' Up
14. Live It Up
15. I Wanna Make You Happy
16. I Want Your Love Tonight
17. Now That You're My Baby
18. Guess Who?
19. If Wishes Could Be Kisses
20. Don't Say It Baby
21. Here She Comes

アレンジが巧妙になった事で大人の雰囲気が出ていて、単なるアイドルから脱却しているように感じます。イギリスではアメリカから輸入される黒人音楽が当時はヒップな存在であり、ジャズやブルース、ソウル、ロックンロールなどが若者達の間に広まっていました。そんな黒人音楽とスクーターを愛するモッズというムーヴメントも広まっていきます。アメリカのように黒人に対する差別意識が薄かった事もあり、黒人音楽はイギリスから世界に広まっていくのです。

アメリカにツアーで行っていた彼女も現地でモータウンの洗礼にあい、ブルーアイドソウルの担い手としてイギリスで活躍していきます。ファーストではモータウンの影響があり、アイドル的な雰囲気がありましたが、ここではバカラックなどの新しいアメリカンポップスに影響された、アダルトで豪華な白人による黒人音楽の解釈で表現されています。一流シンガーへの足がかりになっています。

Full Album
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[20150812]

A Girl Called Dusty
(1998/07/14)
Dusty Springfield

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Dusty Springfieldの64年のデビューアルバムです。彼女は数少ないブルーアイドソウルシンガーです。そういうくくりではありますが、実際はモータウン系の音楽に影響を受けていて、どちらかというとビートロック的な、流行歌手的な、アイドル的な存在でありました。後のフレンチポップのアイデアにもなっていると思います。イエイエ時代ですね。

1. Mama Said
2. You Don't Own Me
3. Do Re Mi
4. When The Love Light Starts Shining Thru His Eyes
5. My Colouring Book
6. Mockingbird
7. Twenty-Four Hours From Tulsa
8. Nothing
9. Anyone Who Had A Heart
10. Will You Love Me Tomorrow?
11. Wishin' And Hopin' (Stereo Version)
12. Don't You Know
13. I Only Want To Be With You (Alternate Mix)
14. He's Got Something
15. Every Day I Have To Cry
16. Can I Get A Witness
17. All Cried Out
18. I Wish I'd Never Loved You
19. Once Upon A Time
20. Summer Is Over

当時としては結構黒人的な歌い方だったのかも知れませんが、今聴くと普通のポップスです。特に当時はビートルズフィーバーでしたから、ビート系の曲になっています。ベイシティーローラーズがカバーしたデビュー曲のI Only Want To Be With Youがあまりにも有名です。これはシングル曲だったので、ボーナストラックとして入っています。当時はシングルとアルバムは別物のようにして売られていたのです。どっちも買えという手法ですね。

Burt Bacharachなど、アメリカンポップス系の曲を選曲していて、まだ普通のポップスが多いです。しかし、黒っぽい曲も顔を出しています。当時の女性シンガーの中では珍しかったのかもしれませんが、もうビートルズによって、こうした曲は普通のポップスになっています。ですからデビュー当時から大ヒットしていきなりスターとなります。

Full Album
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[20150811]

Junction Seven
(1998/07/14)
Steve Winwood

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2009年の一番新しいアルバムはクラプトンとジョイントしたライブアルバムです。ソロではなく、完全にクラプトンとのコラボレート作品になっています。ですから選曲もお互いの曲や一緒にやっていたBlind Faithのものもあれば、Traffic、Derek and the Dominos時代の曲もあります。後半はジミヘンのカバーなども登場してきます。60年代後半から70年代前半の古き良きロック時代の演奏になっています。

1. Had To Cry Today
2. Low Down
3. Them Changes
4. Forever Man
5. Sleeping In The Ground
6. Presence Of The Lord
7. Glad
8. Well All Right
9. Double Trouble
10. Pearly Queen
11. Tell The Truth
12. No Face, No Name, No Number
13. After Midnight
14. Split Decision
15. Rambling On My Mind
16. Georgia On My Mind
17. Little Wing
18. Voodoo Chile
19. Can't Find My Way Home
20. Dear Mr. Fantasy
21. Cocaine

Steve Winwoodはオルガンの他にギターも弾いて、クラプトンとツィンリードギターなども披露しています。クラプトンも歌っていますので、ほぼ対等の立場でのステージになっています。前作でクラプトンと久しぶりに共演した事がきっかけだったのでしょう。Blind Faithの再現ではなく、あくまでも二人のジョイントです。クラプトンも久しぶりに頑張ってギターを弾いていますが、神様だった頃には及びません。

クラプトンは昔はとんがっていましたが、歳を取って丸くなってしまいました。ギターを思いのままに演奏出来るようになってからは、その維持だけに専念するようになり、保守的になってしまったのです。そんな奴のギターなんか聴いても何も面白くありません。ジェフベックがいまだに挑戦的なギターを演奏しているのに、情けない話です。それでも二人の共演は映像でも楽しめますので、ファンにとっては感慨無量でありましょう。

Had To Cry Today
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[20150810]

Nine Lives
(1998/07/14)
Steve Winwood

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2008年のアルバムです。スタジオライブ形式でレコーディングされた9曲と言う事でアルバムタイトルがついています。所謂一発録りでありますが、一番の話題はEric Claptonの参加でしょう。ブラインドフェイスではうまく化学反応出来なかった二人でしたが、お互いに刺激し合いながら友人関係は続いていました。クラプトンもおオリジナル作品では冴えなくなっていますから、他のミュージシャンの作品に参加していい刺激をもらって帰るべきです。

1. I'm Not Drowning
2. Fly
3. Raging Sea
4. Dirty City
5. We're All Looking
6. Hungry Man
7. Secrets
8. At Times We Do Forget
9. Other Shore

アコースティックブルースのような雰囲気もありますが、前作から続くブラジルテイストも継続しています。クラプトンはアコースティックギターを演奏していますので、ありきたりのワンパターンギターソロのつまらない感じは受けないです。手癖まかせでギターを弾く人ですから、放っておくとどれも同じギターソロになってしまうのです。ですから人の作品に参加したくらいのプレイでちょうどいいのです。Steve Winwood もギターを弾いていますが、そっちの方が気が利いていたりします。

ライブ録音と言う事で、バンドグルーヴの格好良さが要です。ブルースバンドというより、ジャズ、フュージョンバンドのような卓越した演奏になっています。21世紀でも通用するようなブルースを目指しているのでしょうが、それならクラプトンの起用はそぐわないと思います。ベテランならではの燻し銀を研ぎすますと言う趣旨なら見事にこなしていると思います。

I'm Not Drowning
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[20150809]

About Time
(1998/07/14)
Steve Winwood

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2003年のアルバムです。プロデューサーにはJohnson Somersetを起用。ブラジルのミュージシャンを起用して、ファンクとラテンを融合させたような、新しい挑戦を試みています。ファンキーですが、どこかエスニックなアクセントがあります。フュージョン界ではジョーザヴィヌールなどが試みていた方向性ですが、歌はソウルっぽいので、ポップにまとまっていると言う独自のスタイルを創り上げています。

1. Different Light
2. Cigano (For The Gypsies)
3. Take It To The Final Hour
4. Why Cant We Live Together
5. Domingo Morning
6. Now That You're Alive
7. Bully
8. Phoenix Rising
9. Horizon
10. Walking On
11. Silvia (Who Is She)
12. Dear Mr Fantasy (Live)
13. Why Cant We Live Together (Live)
14. Voodoo Chile

ここにきてこれだけ革新的なスタイルを生み出そうとする意欲は素晴らしいです。流石に歌声は全盛期には及ばなくなっていますが、まだまだ魅力的な声をしています。アクセントの違うファンクと言う事で、ヒップホップしか聴いた事が無い人にとっては馴染みにくいかもしれませんが、充分にポップフォーマットに仕上げていますので、見事としか言いようがありません。かなり革新的な作品です。これが売れないと言うのはつまらない時代になりました。

Steveが演奏するハモンドはまるでサンタナバンドのようですが、ラテンとロック、ラテンとジャズの融合というのはありましたが、ラテンとファンク、そしてソウルと癒合するという試みはほとんど無いと思います。誰もやっていない事に挑戦して、尚かつロック作品として成り立たせている事に驚嘆いたします。クラプトンにもこれだけ挑戦的な心が戻ってくれるといいのですが、Steveは年老いても尚挑戦者としての志がおる事が嬉しいです、素晴らしい名盤です。

Different Light
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[20150809]

Junction Seven
(1998/07/14)
Steve Winwood

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97年のアルバムです。Trafficの再結成を経て、再びソロ活動を開始しました。プロデューサーはNarada Michael Waldenです。マハヴィシュヌやジェフベックなどフュージョン系のドラマーでしたが、その後はソウル系のプロデューサーになっています。その狙いはサウンドに良く出ています。かなりファンキーでアシッドジャズのような雰囲気もあります。これは90年代ならではの手法で自分の歌を表現しようとした意欲作であります。

1. Spy In The House Of Love
2. Angel Of Mercy
3. Just Wanna Have Some Fun
4. Let Your Love Come Down
5. Real Love
6. Fill Me Up
7. Gotta Get Back To My Baby
8. Someone Like You
9. Family Affair
10. Plenty Lovin'
11. Lord Of The Street

参加ミュージシャンも豪華で、Lenny Kravitz、Nile Rodgers、Des'ree など、ですが、Steve Winwood もMichael Walden もマルチな演奏をこなしています。90年代になってデジタル環境も向上してきて、アナログっぽいのに音がいい作品が多くなっていますが、これも素晴らしい音に仕上がっています。Michael Waldenはプロデューサーとしても一流です。スライのカバーのFamily Affairなどもあり、かなりファンクを意識しています。

打ち込みもありますが、ほぼ気にならないくらいにアナログな感触であります。それでいてしっかりしたリズム感で、音、リズムのメリハリがカッコいいです。ドラマーであるMichael Waldenならではのマジックであります。ファンキーですからSteveの歌もこれまでに無かったくらいに黒っぽい感じです。彼の歌声がやっと水を得た魚のように舞っています。売れていた頃よりも素晴らしい出来映えの名盤であります。

Spy In The House Of Love
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[20150809]

Refugees of the Heart
(1998/07/14)
Steve Winwood

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90年のアルバムです。サウンドは80年代のままに売れる前の内向的な世界に戻ってしまいました。そうなると必然的に売り上げも落ちてきます。もう売れるよりも自分の世界の構築に専念したかったのでしょう。音はしっかり売れる音を出しているのですが、どこか暗い感じがします。しかし、昔からのファンにとっては、これこそが彼らしい作品だと感じるはずです。元に戻ったのです。

1. You'll Keep On Searching
2. Every Day (Oh Lord)
3. One And Only Man
4. I Will Be Here
5. Another Deal Goes Down
6. Running On
7. Come Out And Dance
8. In The Light Of Day

軽めの表現の方が売れる事は実感していた事でしょうが、もう充分売れたのでやりたいようになりたくなるのが正常な状態だと思います。そういうミュージシャンの方が信用出来ます。見せかけの、小手先だけのやり方で売れても、本当のロックファンはついていけません。本当に才能がある人だけに、80年代は売れていても、実力以下の事しかやっていなかったというのが正直な感想です。本当はもっと凄い人なのです。

旧友のJim Capaldiとの共作があったり、彼自身ももっと創造的な事を楽しみたくなったのでありましょう。80年代に比べると暗い感じがしますが、こうした屈折した部分があってこそのブリティッシュロックのミュージシャンらしさだと思います。イギリスのミュージシャンは変態だからこそ面白いのです。これはアメリカンロックが好きな人には理解出来ないものかもしれません。

You'll Keep On Searching
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[20150809]

Roll with It
(1998/07/14)
Steve Winwood

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88年のアルバムです。他のミュージシャンと共演する事に再び喜びを感じたのか、バンドサウンドのメリハリがしっかりした作品になっています。R&Bを基調とした楽曲、バンドによるダイナミズム、こうした演奏でこそ彼の歌は活かされると思います。マルチに演奏している曲もありますが、こうしたサウンドも80年代らしいものです。

1. Roll With It
2. Holding On
3. The Morning Side
4. Put On Your Dancing Shoes
5. Don't You Know What The Night Can Do?
6. Hearts On Fire
7. One More Morning
8. Shining Song

ソウルフルな歌が楽しめる内容になっていますが、The Morning Sideはまるでジェネシスかフィルコリンズの曲のようです。そして歌はまるでピーターガブリエル。ジェネシスも初期の頃はソウル系の曲を演奏していましたので、当時の天才シンガーだったスティーヴウィンウッドの歌い方は大いに参考にされていた事が想像出来ます。それを逆手にとったようなまるでジェネシスファミリーのような曲調。そういえばトラフィック時代のメーキャップはまるでジェネシス時代のピターガブリエルのようなものもありました。

どちらも新しいロックの改革を目指して頑張っていましたが、それがこうして普通の曲をやるようになったのが80年代です。難しい事が出来る人が普通の事をやる意義と言うのが当時の流儀であったように思います。それだけ聴く側のファンに合わせた曲作りが成されていたと思います。売れなきゃ生き残れない時代でもあり、商業化したロックはそうした商品として音楽を創っていたのです。それでも、これだけ楽しんでいる感じが伝わってくれば、やっているミュージシャンも本望だと思います。

Roll with It
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[20150808]

Back in the High Life
(1998/07/14)
Steve Winwood

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86年のアルバムです。最大のヒット作品となりました。資金も豊富になっていたので、プロデュースにRuss Titelmanを迎え、豪華なゲストミュージシャンを従えて演奏されています。Joe Walsh やNile Rodgers、Eddie Martinezなどの他にストリングスアレンジにArif Mardinが参加しています。基本はスティーヴのマルチ演奏で打ち込みもありですが、生演奏が加わった事で音が豪華になっています。

1. Higher Love
2. Take It As It Comes
3. Freedom Overspill
4. Back In The High Life Again
5. The Finer Things
6. Wake Me Up On Judgment Day
7. Split Decision
8. My Love's Leavin'

これまでの80年代サウンドにアフリカのリズムも取り入れている所も時代のスタイルであり、売れる要素が満載であります。MTVの常連となりシングルを出せばヒットするという飛ぶ取りを落とす勢いでした。ソウル系の曲をスタイリッシュにデフォルメする事で時代にあったスタイルを創り出しています。80年代はブルーアイドソウルリバイバルの時代でもあり、ソウル、ファンクなどの要素とアフリカのリズムをデジタルに取り入れる事で、リズム重視の時代をより豊かにしていました。

延々と続くギターソロを黙って聴いている時代は終わったのです。リズミカルな分かり易い音楽、その中でどれだけ自分の良さを表現するかが問われていたのです。そこで彼はうまく表現する事に成功したのです。トラフィックの後は迷走ぎみだったところを、うまく方向転換出来た事が成功の秘訣でした。歌は唯一無二の天才ですから、いい曲を書けば売れるのです。そして時代を読むアンテナも鋭かったのだと思います。

Full Album
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[20150808]

Talking Back to the Night
(1998/07/14)
Steve Winwood

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82年のアルバムです。これも彼がほとんどの楽器を演奏しています。デジタルシンセが登場して、シーケンサーも複雑なフレーズを演奏できるようになりましたので、そうしたテクノロジーも活用しています。ドラムマシーンもリズムマシーンと違って、本物のドラムのような音が出せるようになりました。いわゆる打ち込みを多用しています。これこそが80年代サウンドなのでありますが、打ち込みじゃなかった前作と比べると薄っぺらい音になっているのは否めません。

1. Valerie
2. Big Girls Walk Away
3. And I Go
4. While There's A Candle Burning
5. Still In The Game
6. It Was Happening
7. Help Me Angel
8. Talking Back To The Night
9. There's A River

Valerieのシングルヒットもあり、アルバムも売れています。80年代のヒットチャートの常連になっていきます。ほとんど一人で演奏していますから、少ない経費で莫大な売り上げを手に入れている事になります。MTVの常連になった事で、60年代からの活躍を知らない新しいファンも増えていきます。ポストパンクの時代になって、イギリスでもヒットしています。イギリスでは絶大な人気がありましたので、新しいスタイルも自然に受け入れられていました。

ロックの革命期に活躍していたベテランが普通のポップな曲をやって成功した事は他のベテランミュージシャンにも刺激を与えました。難しい事をやっていたミュージシャンもあえてシンプルな曲を演奏するようになり、80年代は大きな転換期になったのです。それが良かったのかどうかは別として、これまでミュージシャン主導のロックが、商業化された事によって、リスナー本意な方向性に向かっていく事になります。これがロックの幼稚化に進んでいくのですが、これによってロックは一応市民権を得ていく事になります。

Valerie
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[20150808]

Arc of a Diver
(1998/07/14)
Steve Winwood

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80年のアルバムです。全て彼自身で演奏してプロデュースしています。自宅のスタジオでこもってレコーディングしていたのでしょうが、内容はアメリカナイズされた80年代にふさわしい出来映えになっています。フュージョン系のソウル、A.O.R.感覚といってもいいでしょう。イギリスではパンク以外売れないと言う事態になっていましたから、当時のイギリスのミュージシャンはアメリカをターゲットに音楽を創っていました。それがうまく当たったのです。

1. While You See A Chance
2. Arc Of A Diver
3. Second-Hand Woman (Album Version)
4. Slowdown-Sundown (Album Version)
5. Spanish Dancer
6. Night Train
7. Dust

早くからMATVに対応してPVも創り、軽いタッチのアメリカ向けのサウンドがヒットの要因でした。フュージョン系のシンセ音をうまく使ったアレンジもコード進行もA.O.R.系から後の80年代らしいアレンジになっています。ドラムも慈雨bんで叩いていますから、類い稀な才能を結集した作品になっています。全部自分で演奏しているので難しい事をやっていないのがいい結果になったと思います。それでも良く練り込まれたアレンジであります。

ピーターガブリエルは彼の歌い方を真似しているフシがあるのですが、後のポップになるピーターの作品のヒントにもなっていると思います。いい音楽を創ればあえて難しくする必要がないという結論に達したのが80年代なのです。そうして出来たいい音楽もあれば、軽薄になってしまう音楽もありましたが、これはいい音楽になった作品だと思います。かなりサウンドが軽めになっていますが、それによって新しいファンが増えてヒットを連発するようになっていきます。名盤です。

Full Album
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[20150808]

Steve Winwood
(1998/07/14)
Steve Winwood

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ブルーアイドソウルの先駆者と言えばSteve Winwoodです。黒人への差別は持っていても、ブルースやソウルを愛する白人にとっては黒人のように歌うというのは憧れでありましたが、誰でも真似出来るものではありませんでした。Steve Winwoodはまだ10代の頃からレイチャールズのように歌える天才シンガーとして世に出てきます。スペンサーデイヴィスグループを経て、トラフィック、ブラインドフェイス、様々なセッションを経て77年に初めてリリースされたソロアルバムになります。

1. Hold On
2. Time Is Running Out
3. Midland Maniac
4. Vacant Chair
5. Luck's In
6. Let Me Make Something In Your Life

リズム&ブルースからサイケデリック、カントリーロックなど、時代のスタイルに合わせてきましたが、ソロになって純粋にソウルミュージックを演奏しています。プロデュースはChris Blackwell、Jim Capaldiや嫁さんのNicole Winwoodなどが参加しています。ファンク色も加わった70年代的なソウルミュージックをやっています。既にディスコやパンクが登場している頃ですが、彼のソウルフルな歌を聴きたいファンにとっては、流行に関係なく待ちに待った作品になっています。

これまでもバンドの中でソウルフルな曲もやっていましたが、余計なものを排したソウル作品は珍しいものであり、ファンが求めていた内容になっています。彼はオルガン奏者でもありますが、ギターやシンセなど、マルチな演奏も披露しています。中にはブラインドフェイスのようなプログレッシヴなカントリーロック曲もありますが、アメリカにおけるソウルブームに近づこうとしています。よりアメリカ的な趣向になっていきますが、このアルバムはブリティッシュな臭いがプンプンしています。

Hold On
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[20150807]

Home for Christmas
(1998/07/14)
Hall & Oates

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2006年のアルバムです。今回はクリスマスアルバムになっています。やる事が無くなってくるとクリスアルバムを創りがちになってしまいますが、前作に引き続き歌にこだわった内容になっていますので、ホール&オーツの良さは存分に出ています。流石に前作に比べると色気が足りないかもしれませんが、彼等にしか創れないような内容になっていますので、普通のクリスマスアルバムよりも質の高い作品になっています。

1. Medley: Overture/The First Noel
2. It Came Upon A Midnight Clear
3. No Child Shoud Ever Cry On Christmas
4. Everyday Will Be Like a Holiday
5. Home For Christmas
6. Christmas Must Be Tonight
7. Children Go Where I Send Thee
8. Mary Had a Baby
9. The Christmas Song
10. Jingle Bell Rock
11. Oh Holy Night

アルバムタイトルになっているHome For Christmasだけがオリジナル曲で、後はクリスマスソングのカバーになっています。これまで通りアコースティック楽器を使ったネイティヴアメリカンなフォークロック調であったり、ソウルフルであったり、前作と同じくらいのテンションで創られています。どうしてもクリスマスソングですからソウルに比べて大人し目な曲ではありますが、オリジナル作品を創るくらい真剣に演奏されています。

ですからオリジナル作品並みの満足を得られるものになっています。これが最新作になっていて、これ以降新作は出ていませんが、アイデアがまとまればきっと又素晴らしい作品が出来上がると期待させてくれるだけのものになっています。アコースティックソウルとでも言えるようなスタイルは、歌の持つダイナミズムを存分に引き出す事に成功しています。ヒップホップによって失われていたものがここにはあります。魅力的な歌は本当に感動出来るのです。今音楽界に必要なものはこれです。

Overture/The First Noel
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[20150807]

Our Kind of Soul
(1998/07/14)
Hall & Oates

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2004年のアルバムになります。ソウル系のカバーアルバムになっていて、もう創作活動をつるというより、歌を楽しむ感じになっているようです。ブルーアイドソウルデュオとして知られていましたが、ソウルミュージックらしい作品はそれほど多いものではありませんでした。ですから思いっきり彼等のソウルミュージックが楽しめる作品になっています。

1. Let Love Take Control
2. Standing In The Shadows Of Love
3. I'll Be Around
4. Used To Be My Girl
5. Soul Violins
6. I Can Dream About You
7. Don't Turn Your Back On Me Baby
8. Fading Away
9. Neither One Of Us
10. After The Dance
11. Rock Steady
12. Love TKO
13. What You See Is What You Get
14. Can't Get Enough Of Your Love
15. You Are Everything
16. I'm Still In Love With You
17. Ooh Child

最初のLet Love Take Controlだけがオリジナル曲で、後はカバー曲になっています。良く知っている曲もあれば渋い選曲もあります。David Spinozzaによるストリングスアレンジがソリッドな演奏に豪華さを加えています。エモーショナルな曲が多いソウルミュージックですが、その性質を良く捉えたメリハリの効いたアレンジになっています。カバーされている曲も良く喜んでいるのが分かるような素晴らしい演奏になっています。

オリジナル作品よりもテンションが上がるような仕上がりになっています。歌は衰えていませんので、この歌をどう活かすかと言う事で前作のような素晴らしい作品が出来上がりましたが、それ以上のテンションで歌われています。彼等のルーツとも言える曲ばかりでしょうが、古い音楽に新しい命が吹き込まれたような出来映えです。カバー作品はこうあるべきです。やはり歌と言う事にこだわった方がいい結果が出ると思います。素晴らしい名盤です。

Let Love Take Control
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[20150807]

Do It for Love
(1998/07/14)
Hall & Oates

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2003年のアルバムです。ほぼ活動をしていませんでしたが、想い出したように再結成のようにリリースされました。ここにきてやっとレイドバックしたスタイルでもいい曲を書けるようになりました。これまでの彼等の良さが全て出た感じになっています。フォークロック調ですが、曲自体はソウル系なのです。ですからエモーショナルでもあり、泥臭くもあり、どこか都会的でもあります。

1. Man on a Mission
2. Do It for Love
3. Someday We'll Know
4. Forever for You
5. Life's Too Short
6. Getaway Car
7. Make You Stay
8. Miss DJ
9. (She) Got Me Bad
10. Breath of Your Life
11. Intuition
12. Heartbreak Time
13. Something About You
14. Love in a Dangerous Time

90年代にこれだけの作品を創れていたらまだ売れていたでしょう。しかし、既に過去の人達になっていますので、いい作品を創っても注目度がかなり落ちています。多少は売れていますが、全盛期には及びません。全曲素晴らしい曲ばかりで、彼等の最高傑作と言ってもいいくらいです。歌はこうして作るんだよ、と言わんばかりの曲ばかりです。この路線ならまだまだ盛り返せそうですが、オリジナル作品としてはこれが最後になっています。

この後は企画ものばかり創っていますので、ほぼ解散状態のようなものですが、活動は再開しているようです。新しい作品が聴きたいものですが、そこまでのモチベーションを持っているかは疑問です。これだけの曲が創れればまだまだ行けそうですが、どうなる事でしょう。歌声もまだまだ衰えていません。流行に関係なく、いい音楽を発信出来るアーティストでいて欲しいものです。これまでのキャリアの中で一番好きな作品です。名盤です。

Man on a Mission
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[20150807]

Marigold Sky
(1998/07/14)
Hall & Oates

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97年のアルバムです。どんなにネームバリューがあっても売れなくなってしまえば契約がとれなくなってしまうのが商業ロックの厳しい世界です。産業ロックの象徴だった彼らも売れなくなってしまえば同じ報いを受けてしまいます。久しぶりにリリースされたアルバムはマイナーレーベルからのリリースとなりました。それでも反骨精神があればファンは納得すると思いますが、サウンドはまるで80年代のままであります。

1. Romeo Is Bleeding
2. Marigold Sky
3. The Sky Is Falling
4. Out Of The Blue
5. Want To
6. Love Out Loud
7. Throw The Roses Away
8. I Don't Think So
9. Promise Ain't Enough
10. Time Won't Pass Me By
11. Hold On To Yourself
12. War Of Words

80年代に彼らはこのようなスタイルではありませんでしたが、80年代のやり方を取り入れています。部分的には90年代らしい所もありますが、新しい挑戦をしようという姿勢は正直伝わってきません。フォークロック的な曲はオルタナっぽいですが、90年代も後半になってくるとオルタナと言う事にも疑問を持ってしまいます。アンプラグド的な事をやりたがっていたのは分かりますが、新鮮味は感じません。

アメリカのシンガーソングライター的なだった初期の頃を思えば、ここに行き着くのは理解出来ますが、ここまで地味になる必要は無いと思います。もっと遊び心があった方が面白い作品になったはずですが、売れなくなってくるとそこまでの余裕も無くなってくるのでしょう。面白い作品が山ほどでていた時期ですから地味過ぎます。やっぱりファンとしてはソウルフルな感じの曲の方が欲しい所です。そういう曲もありますが物足りません。

Romeo Is Bleeding
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[20150806]

Change of Season
(1998/07/14)
Hall & Oates

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90年のアルバムです。プロデュースにはDave StewartやJon Bon Jovi、Danny Kortchmarなど、複数を起用しています。虚構の80年代の反動からか、原点回帰したレイドバックしたサウンドになっています。これは後に興るオルタナと同じ趣旨になるものですから、方向性としては間違っていません。ただ、初期の頃のカントリータッチのスタイルを知らないファンにとっては物足りないかもしれません。

1. So Close
2. Starting All Over Again
3. Sometimes A Mind Changes
4. Change Of Season
5. I Ain't Gonna Take It This Time
6. Everywhere I Look
7. Give It Up (Old Habits)
8. Don't Hold Back Your Love
9. Halfway There
10. Only Love
11. Heavy Rain
12. So Close - Unplugged

アコースティック、ルーツミュージックの再構築など、これが彼らのヒップホップに対する答えなのです。時代は変わっても安易な方向には行かないよ、という彼らの決意表明なのです。勿論売り上げも落ちていきますし、注目度も下がっていきます。それを覚悟の上であえて挑戦的に挑んでいるのです。これは日本のサザンの考え方と同じで、どんなに流行が変わってもいい音楽は生き残るというベテランならではの主張なのです。サザンの場合は少しは違う事もやれよと、突っ込みたくなりますが。

懐古主義になっているわけではありません。レイドバックしていても、90年代の音になっています。もっと音楽の骨組みを見直すような行いなのです。それこそがオルタナの本当の趣旨ですから、スタイルは違えどオルタナな作品になっています。これもギミックに満ちた80年代への反省の意味もこもっていると思います。曲は悪くありませんので、もう少し賢くやれば、まだ売れていたかもしれませんが、それでは反骨精神が分かりづらいので、このくらいでちょうどいいのでしょう。

So Close
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[20150805]

Ooh Yeah!
(1998/07/14)
Hall & Oates

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88年のアルバムです。前作は新しいテクノロジーを楽しんだ感じで終わっていましたが、ここではそれに、それまでのスタイルを重ねていますので、前作よりは曲は良くなっていますが、その分即効性が無くなって前作ほどの爆発的な売れ方をしなくなってきました。全盛期が終わったのです。80年代の主役でありましたが、後半になってくると飽きられてくるのですね。80年代の後半にもなると、こうしたサウンドには辟易していましたので、次世代を模索していかないと生き残れなくなっていたのです。

1. Downtown Life
2. Everything Your Heart Desires
3. I'm In Pieces
4. Missed Opportunity
5. Talking All Night
6. Rockability
7. Rocket To God
8. Soul Love
9. Realove
10. Keep On Pushin' Love

歌を重視するようになっていますので、昔からのファンには嬉しい所ですが、全盛期にあったキャッチーなフレーズが無くなっているので、全盛期に慣れていた新しいファンにとっては響かないものになっていました。チャートも伸びなくなり、ダリルホールも他のミュージシャンの作品にゲスト参加したり、デュオとしての集中力が失速していった感じを受けていました。それでもある程度は売れていましたので、まだまだ人気はあったと思います。

しかし、一度失われた人気を戻す事は容易ではありません。80年代の終わりと共に彼らの注目度も落ちていき、過去のアーティストになっていきます。ヒップホップの時代はソウルミュージックに影響を受けていた彼らにとっては相容れられない時代になっていくのです。旋律が無い音楽というのは歌心のあるシンガーにとっては意味の無いものであり、彼らにとっては不毛の時代に入っていきます。

Downtown Life
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[20150804]

Big Bam Boom
(1998/07/14)
Hall & Oates

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84年のアルバムです。プロデュースに時の人Bob Clearmountainが参加しています。より80年代らしいサウンドになっています。ワークステーションとサンプラーの機能を持ったシンクラビアを使っています。フェアライトも使っていますが、生演奏と打ち込みの組み合わせでかなりジャストなリズムになっているのでこれまでよりも機械的な音になっています。

1. Dance On Your Knees
2. Out Of Touch
3. Method Of Modern Love
4. Bank On Your Love
5. Some Things Are Better Left Unsaid
6. Going Thru The Motions
7. Cold Dark And Yesterday
8. All American Girl
9. Possession Obsession
10. Out Of Touch
11. Method Of Modern Love
12. Possession Obsession
13. Dance On Your Knees

Out of Touch、Method of Modern Love、Some Things Are Better Left Unsaid、Possession Obsessionのシングルヒットを出して、このアルバムもかなり売れています。これまでのソウルフルな雰囲気よりも80年代ポップス色が完全に上回っています。しかし、曲の作りは基本ソウル系なので、これも80年代サウンドを象徴するものです。これまではそれでもまだ曲としての良さがありましたが、ここでは曲は悪くはありませんが、ギミック的な部分を強調した曲作りになっているので、80年代の悪い所が出ています。

つまり、アレンジ先行型が80年代の基本であり、70年代まではメロディーやリフから曲を創っていたのがリズムから創っていって旋律はその後に上乗せする形が当たり前になってきます。これもダンス時代の産物なのですが、アレンジはしっかり出来上がります。旋律もそこで一番いいものを選択するのですが、旋律から出来上がる曲に比べて親しみ易さは薄れがちになってしまいます。それが80年代から現在まで続いている形です。ですから心に残る曲がどんどん少なくなっているのです。その始まりとも言える作品です。でもまだ記憶には残る曲になっています。

Full Album
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[20150803]

H2O
(1998/07/14)
Hall & Oates

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82年のアルバムです。彼らの中で一番売れたアルバムです。80年代を代表する作品でもあります。サウンドは完全に80年代ポップスになっています。シンセベースにデジタルシンセのシンプルなコード進行。ドラムマシーンのようなドラムサウンド、これまで彼らが創ってきたものをよりシンプルにまとめて、無駄の無いアレンジになっています。それだけでも充分やりたい事が伝わってきますので、綿密なアレンジになっていると思います。

1. Maneater
2. Crime Pays
3. Art Of Heartbreak
4. One On One
5. Open All Night
6. Family Man
7. Italian Girls
8. Guessing Games
9. Delayed Reaction
10. At Tension
11. Go Solo

ナンバーワンヒットのManeaterを始めOne on One、Family Manとシングルヒットを立て続けに出して、アルバムも爆発的に売れました。MTVの申し子のように商業ロックの興隆を象徴するようなアルバムになっています。デジタルシンセによって多くの音色が選べるようになって、80年代の特長として音数がやたらと多いと言うのがありますが、この80年代を代表するアルバムが必要最小限の音で出来上がっていると言うのが驚異です。

彼らの作品は結構やりたい事をやってきましたが、このアルバムではまったく余計な事をしていません。それでも物足りなさを感じさせないセンスのいいアレンジを施しているのです。それによって歌が良く聴こえるという効果もあります。これも後のスクポリに繋がっていくのでしょう。80年代の特長であるモータウンっぽい、ソウルミュージックをおしゃれに使う手法もしっかりとやって、見事に時代を象徴する作品に仕上げています。

Maneater
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[20150802]

Private Eyes
(1998/07/14)
Hall & Oates

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81年のアルバムです。プロデュースは二人の他に Neil Kernonが参加しています。ヒット出来る曲を書いているのもありますが、MTVの影響力は莫大で、モンスター的にヒットする数字はロックを商業価値のあるものにしていきました。ロックもより身近なものになっていきます。ただ、この時ヒットしていたものがロックと呼んで良いものかどうかは議論する必要がありますが、間違いなく、それまで限られていた人達によって支えられていたロックが市民権を得たのは確かです。

1. Private Eyes
2. Looking For A Good Sign
3. I Can't Go For That (No Can Do)
4. Mano A Mano
5. Did It In A Minute
6. Head Above Water
7. Tell Me What You Want
8. Friday Let Me Down
9. Unguarded Minute
10. Your Imagination
11. Some Men
12. Your Imagination
13. I Can't Go For That (No Can Co)

パンクも収束し始めて、ポストパンクと呼ばれる破壊の後の創造が始まっていきます。それはファンクやソウルミュージックなど、黒人音楽をよりモダンにしたものであり、ホール&オーツのサウンドそのものでした。二つのナンバーワンヒットPrivate EyesとI Can't Go for That (No Can Do)の他にDid It in a Minute、Your Imaginationのシングルヒットを出し、アルバムも爆発的に売れるようになりました。彼らの全盛期の始まりまです。新作を出せば売れる時代になったのです。

硬派なロッカーからすれば軟弱な音楽ではありましたが、お茶の間から曲が流れてくれば否応無しに耳に入ってくるのです。日本でも徐々にMTVが当たり前になり始め、日本にもやがてバブルが興ってきます。そこでは軟弱な音楽が主役になっていくのです。デジタルシンセも登場して、いよいよ80年代サウンドが形になってきます。その基盤を創り出してきたのがこのデュオでした。曲が売れているのですから、売れる為には彼らの曲を参考にするようになってきますので、この後はブルーアイドソウルな曲が氾濫していく事になります。

Full Album
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