81年のアルバムです。プロデュースは二人の他に Neil Kernonが参加しています。ヒット出来る曲を書いているのもありますが、MTVの影響力は莫大で、モンスター的にヒットする数字はロックを商業価値のあるものにしていきました。ロックもより身近なものになっていきます。ただ、この時ヒットしていたものがロックと呼んで良いものかどうかは議論する必要がありますが、間違いなく、それまで限られていた人達によって支えられていたロックが市民権を得たのは確かです。
1. Private Eyes 2. Looking For A Good Sign 3. I Can't Go For That (No Can Do) 4. Mano A Mano 5. Did It In A Minute 6. Head Above Water 7. Tell Me What You Want 8. Friday Let Me Down 9. Unguarded Minute 10. Your Imagination 11. Some Men 12. Your Imagination 13. I Can't Go For That (No Can Co)
パンクも収束し始めて、ポストパンクと呼ばれる破壊の後の創造が始まっていきます。それはファンクやソウルミュージックなど、黒人音楽をよりモダンにしたものであり、ホール&オーツのサウンドそのものでした。二つのナンバーワンヒットPrivate EyesとI Can't Go for That (No Can Do)の他にDid It in a Minute、Your Imaginationのシングルヒットを出し、アルバムも爆発的に売れるようになりました。彼らの全盛期の始まりまです。新作を出せば売れる時代になったのです。
1. How Does It Feel to Be Back 2. Big Kids 3. United State 4. Hard to Be in Love with You 5. Kiss on My List 6. Gotta Lotta Nerve (Perfect Perfect) 7. You've Lost That Lovin' Feeling 8. You Make My Dreams 9. Everytime You Go Away 10. Africa 11. Diddy Doo Wop (I Hear Voices)
プロデュースは彼ら自身で、これまでの手法を継続しながらもよりポップでロック色も強めながら、決める所ではソウルフルな曲も登場してきます。ナンバーワンヒットのKiss on My Listを始め、How Does It Feel to Be Back、You've Lost That Lovin' Feelin'、You Make My DreamsをMTVを利用してシングルヒットさせ、アルバムもかなり売れています。シングルカットされていませんが、後にポールヤングがカバーするEverytime You Go Away も入っています。
1. Woman Comes And Goes 2. Wait For Me 3. Portable Radio 4. All You Want Is Heaven 5. Who Said The World Was Fair 6. Running From Paradise 7. Number One 8. Bebop/Drop 9. Hallofon 10. Intravino 11. Time's Up (Alone Tonight) 12. No Brain, No Pain
Wait for Meを始め、Portable Radio、Who Said the World Was Fair、Running from Paradiseとシングルカットしていきヒットさせました。アルバムも好調な売れ行きです。まだ彼らが主役の時代ではありません。パンクが時代の主役ですから、彼らの音楽はまだ軟弱な音楽として片付けられる存在だったのです。ですが、後のポストパンクの時代になると、このスタイルが主役になっていくのです。
1. It's a Laugh 2. Melody For a Memory 3. The Last Time 4. I Don't Wanna Lose You 5. Have I Been Away Too Long 6. Alley Katz 7. Don't Blame It On Love 8. Serious Music 9. Pleasure Beach 10. August Day
David Fosterの流儀がそのまま出ていればもっとおしゃれな作品になっていた事でしょう。しかし、そうする事は無く、アーティストのカラーを尊重している所はトッドとは違うのです。そして随所でそのA.O.R.感覚も発揮しているので、都会的でありながらもロック色もしっかり出ています。当時はこの作品の凄さが分かるようなロック小僧は少なかったと思いますが、間違いなく当時の最先端の音楽になっています。