84年のアルバムです。当時はイタリアと日本でしかリリースされていませんでしたが、日本では大ヒットしています。スタイルはニューウェイヴ色が強くなっていて、A.O.R.感覚からポップ色が強くなっています。TOTO的なアレンジの延長にあると思います。その為
ソウル 色はかなり薄れています。彼も売れる為に必死だったのでしょうが、アメリカでのリリースはかないませんでした。
1. Sherry
2. She Loves My Car
3. Fraulein
4. She Does It Better
5. Cover Girl
6. Loaded Gun
7. Class Of 69
8. Saying Goodnight
9. Once You Give In
10. Never Loved Before
これも又80年代らしい作品です。どちらかと言うとスーパートランプのような感じと、スティーリーダン的な感じが入り交じっています。これもA.O.R.が80年代サウンドを取り込んだ結果なのでしょう。スティーリーダンがより難解に進んでいるのとは反対にシンプルでポップであろうとしています。それがちょうどいい感じで日本では受けていたのです。
アメリカでも売れるだけの内容になっていますが、レコード会社との契約が結べないと売り出してもらえません。この時代は我慢の時代でありますが、日本ではバカ売れしていますので、それで活動を続けられています。TOTOが好きな人にはお勧めです。スティーリーダンの初期の頃のポップな感じがしますので、そうしたファンにも受けると思います。
音楽 的には良く出来ていますから、後はプロモートの仕方なのですが、本国アメリカではほとんどプロモートしてもらえていない時期であります。
She Loves My Car
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