ポールヤングの83年のデビューアルバムです。80年代は
ソウル ミュージックが重宝されてブルーアイド
ソウル リバイバルが興ります。ポストパンクとして
ソウル ミュージックのダンサブルでポップな雰囲気が好まれたのです。そのブルーアイド
ソウル の代表格としてポールヤングの活躍が一役買っています。Laurie Lathamのプロデュースにより、テクノ、ニューロマンティック風の80年代サウンドのアレンジに
ソウル フルな彼の歌が自然に交わっています。
1. Come Back And Stay
2. Love Will Tear Us Apart
3. Wherever I Lay My Hat (That's My Home)
4. Ku Ku Kurama
5. No Parlez
6. Love Of The Common People
7. Oh Woman
8. Iron Out The Rough Spots
9. Broken Man
10. Tender Trap
11. Sex
サウンドだけ聴くと普通に80年代ポップスなのですが、軽くハスキーな彼の歌声は
ソウル シンガーのようです。彼もソウルミュージックをストレートに歌いたかったはずですが、ストレート過ぎると売れません。ですからこうしたテクノっぽいアレンジになっています。MTVも利用して歌唱力のある新人シンガーとして最初からヒットを飛ばしていきます。イギリスでは70年代からブルーアイドソウルを標榜するシンガーが眠っていました。ロバートパーマーもそうですが、そうした実力者達が80年代になって報われていく事になります。
ロックファンからすればすぐには、それほど魅力的なシンガーだとは気づきにくいのですが、玄人の人達から絶賛された事もあり、注目度が高まっていきます。曲も80年代ポップスらしい、ヒット性のある曲ばかりで、コード進行はオーソドックスでもテクノっぽいアレンジにするだけでソウルミュージックというより、ニューウェイヴ系の
音楽 に様変わりしています。これだけなら普通のニューウェイヴになりますが、ソウルフルなボーカルが加わる事で、ヘタウマニューウェイヴとは違った魅力が生まれています。
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