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[20150919]

Jack
(1998/07/14)
Monochrome Set

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91年のアルバムです。インディーレーベルをいくつも渡り歩いているので、定着出来なかった事でプロモーションもしっかり出来ていない事もあり、昔ほどの成功は収められていません。しかし、元々メジャー指向の無い彼等ですから、めげずに活動を続けていきます。もはやヨーロッパ圏でのローカルな人気に頼っていくしか無いのですが、音楽は少しも手を抜いていません。

1. Big Wheel
2. Jack
3. Blood Act
4 . Sweet Death
5. Cerebella
6. Killing Dave
7. Jane
8. Black Are The Flowers
9. Yo Mo Fo
10. Ground Zero

後継者は多いのですが、玄人受けするバンドであり、昔ほど斬新でもなく、程よいポップ性を持っていますので、ファン以外の人が注目する事が少なくなっています。それでも、普通のポップスに飽きている人達がこの音楽に巡り会えたならば、きっと病み付きになる事は目に見えています。どこにでもあるようで、どこにも同じものが無い、そんな音楽との出会いとなる事でしょう。

インディーズも80年代ほど力が無くなっています。メジャーでもCDの売り上げを伸ばすのに必死ですから、インディーズはもっと大変です。それでも作品を出し続けるモチベーションは、本当に音楽が好きでなければ出来ません。そしてそれだけの音楽を創り続けられる創造力を失う事無く活動を続けていくには、それだけの収入も無ければなりません。インディーズでもお金が発生するならプロであります。メジャーバンドよりもプロフェッショナルな音楽だと思います。

Black Are The Flowers

[20150919]

Dante's Casino
(1998/07/14)
Monochrome Set

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90年に再結成してリリースされたアルバムです。ここから現在まで活動を続けています。それぞれソロ活動を行っていましたが、結局このバンドで活動するのが一番しっくりきていた事が分かったのでしょう。その間に彼等の後継がネオアコブームを巻き起こして終焉していた頃です。そのスタイルが定着していた事で、彼等も心置きなくおもいっきりネオアコしています。

1. Bella Morte
2. Walking With The Beast
3. Hate Male
4. The Wilderness
5. Golden Waters
6. House Of God
7. Up
8. Mindfield
9. White Lightning
10. Reverie

彼等には無くてネオアコにあったものはファンク、ソウルの要素です。ネオアコと言うとアコースティックなフォークリバイバルだと思われがちですが、アコギは演奏しますが、ファンク、ソウルの要素が入っている事が大きな特長です。このバンドではそこが無かったのですが、多少ソウルフィーリングも出しています。ラテンの要素も入れたりしていますが、このバンドの特長としてはニューウェイヴの頃から、あまり力まない、力の抜けたポップ感覚こそ彼等の最大の特長でしょう。

力は抜けていますが、決して癒し系の音楽ではないのです。そこがこのバンドのひねくれた所であり、普通に聴こえるのに普通に感じさせない独特の雰囲気を持っています。そこがロックファンにも心地良くさせてくれる所です。売れる為にポップな曲を演奏するのではなく、自分達が心地良く演奏する為にポップになっているであって、売れようと目論んでいないので自由な展開を繰り広げていけるのです。これもインディーズならではの良さでしょう。

Walking With The Beast
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[20150919]

The Lost Weekend
(1998/07/14)
Monochrome Set

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85年のアルバムです。この後解散していますのでラストアルバムとなります。音楽的にはかなりオーソドックスになっており、その力加減がネオアコそのものであり、イギリスではこの頃から同じような作風のバンドが複数登場してきて日本ではネオアコと呼ばれるようになっていきます。オーソドックスな曲作りですが、ヒットチャートに登場するようなキャッチーさは無く、それでもチャーミングに聴こえる所が心地良いです。

1. Jacob's Ladder
2. Sugarplum
3. Cargo
4. Take Foz
5. Letter From Viola
6. Don't Touch
7. The Twitch
8. Wallflower
9. Starry Nowhere
10. Boom Boom
11. Cowboy Country
12. Andiamo (B Side Of Jacob's Ladder)
13. Big Ben Bongo (B Side Of Wallflower)
14. Le Boom Boom (B Side Of Jacob's Ladder 12" Single)
15. Yo Ho Ho (B Side Of Jacob's Ladder 12" Single)
16. Wallflower (Saloon Bar Mix)

普通の音楽をやるのなら、そのバンドの存在価値は薄れてきます。それだけ個性的なバンドでしたから、普通の事をやるならその結果は解散しか無いと言う事です。実に潔いです。サザンやミスチルのように何度でも同じ事を繰り返してもお金が入ってくるからいつまでたっても解散しないような、うさんくさいバンドがのうのうとしています。何度の存在価値と言うのは、そのバンドにしか出せない音楽を発信する事にあると思います。他のバンドと同じ事をやるのであればそのバンドで無くてもいい訳です。

オーソドックスな曲を演奏してもこのバンドにはこのバンドにしか出せない魅力を発信しています。このまま継続していってもそれなりに人気が得られたと思います。フォロワーが次々に出てくるのですから、元祖として崇められたことでしょう。しかし、新しい事を始めるにはバンドを解散して新しい道を進むしかないという結論だったのだと思います。それでもこのポップさは癖になるくらい気持ちのいい音楽であります。隠れた名盤です。

Jacob's Ladder
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[20150918]

Volume, Contrast, Brilliance...
(1998/07/14)
Monochrome Set

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83年のアルバムです。シングルのB面の曲や未発表曲、別バージョンなどを集めた作品で、オリジナルアルバムではありませんが、ファンとしては必須アイテムでありましょう。内容的には彼等の斬新さが際立った部分が強調されています。それでいて親しみ易くポップであります。人は誰でも気持ちいい事が好きです。それはえてして正攻法では得られないものであり、ステレオタイプからは得られない快感もあるのです。

1. EINE SYMPHONIE DES GRAUENS
2. THE JET SET JUNTA
3. LOVE ZOMBIES
4. SILICON CARNE
5. THE RULING CLASS
6. VIVA DEATH ROW
7. THE MAN WITH THE BLACK MOUSTACHE
8. HE’S FRANK (SLIGHT RETURN)
9. FUN FOR ALL THE FAMILY
10. LESTER LEAPS IN
11. ICI LES ENFANTS
12. FAT FUN
13. ALPHAVILLE
14. AVANTI (TEN DON’TS FOR HONEYMOONERS)
15. THE BRIDGE
16. LOVE GOES DOWN THE DRAIN
17. REACH FOR YOUR GUN
18. LOVE
19. SWEET CHARIOTS
20. WHOOPS! WHAT A PALAVER
21. INVOCATION
22. RAZBOYNIKA
23. MAN EATER OF SURREY GREEN
24. THE PLUG
25. THE GULP

どこかで聴いた事があるような感じがポップの定義です。どこかおかしい、がロックの定義であります。それがバランスよく共存しているのが優れた音楽だと思います。どちらかに偏っていてもいいのですが、本当の快楽はその微妙なバランスの狭間で得られるものだと思います。このバンドにはそれがあるのです。何か変だけど気持ちいい。それこそがロックの醍醐味だと思います。最近のヒット曲にはそれが無いのです。音楽を聴いて気持ちよくなる事が少なくなりました。

何も無い平坦音楽は安定をもたらすでしょうが、感動すら無い音楽でもあります。その時々で必要とする音楽は違っているでしょうが、何も感じない音楽にお金を払う気にはなれないでしょう。本来、ロックの魅力は触れてはならない部分に足を踏み入れるような領域に触れる衝撃であります。久しくそんな音楽には巡りあっていません。80年代にはロックは死んだと叫ばれましたが、80年代にもこんな魅力的なバンドが存在していたのです。

EINE SYMPHONIE DES GRAUENS
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[20150917]

Eligible Bachelors
(1998/07/14)
Monochrome Set

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82年のサードアルバムです。プロデューサーはトラッドフォークグループSteeleye Span のTim Hartです。その為か、どこかフォーク調であり、それでもサーフィンミュージック的であり、これもニューウェイヴらしいサウンドなのですが、オーソドックスにポップなので、後のネオアコのようなスタイルになっています。実験性は後退しているように感じますが、その分曲の構成に力を入れています。

1. The Jet Set Junta
2. I'll Scry Instead
3. On The Thirteenth Day
4. Cloud 10
5. The Mating Game
6. March Of The Eligible Bachelors
7. The Devil Rides Out
8. Fun For All The Family
9. The Midas Touch
10. The Ruling Class
11. The Great Barrier Riff

プロデューサーでもあったキーボードのAlvin Clarkが脱退しています。その為純粋なギターバンドになっています。これまでの実験的な部分もAlvin Clarkの主旨によるものだったようで、彼がいなくなって普通のニューウェイヴバンドになっています。ニューウェイヴなので、単純に普通になったのではなく、正攻法でありながらも野心的であります。こうなってくると後続のバンドも真似し易くなります。それが後のネオアコへと発展していくのでしょう。

アンディーウォーホールは彼等の事をベンチャーズとヴェルベットアンダーグラウンドをミックスしたようなサウンドだと形容しましたが、そのルーリード的なけだるい感じは薄れています。それでもベンチャーズな感じのギターは残っています。曲はポップでありますが、ヒットチャートに顔を出すには地味な曲ばかりです。フォーク調な感じは新しい要素であり、中にはウェスターンのような曲もあります。これもイギリス特有のひねくれポップの伝統でありましょう。

The Jet Set Junta
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[20150916]

Love Zombies
(1998/07/14)
Monochrome Set

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80年のセカンドアルバムです。デビュー前からアイデアがたまっていたようで、ファーストから立て続けにリリースされています。コンパクトなアナログシンセを購入したようで、シンセサウンドも効果音として使われるようになりました。ギターも多少歪ませたり、ファーストとは違う多様性を出すようになりました。アコースティックギターも登場します。まだ収入も少ないでしょうから、ある楽器は何でも使う、何でも利用すると言う貪欲さがあります。

1. Love Zombies
2. Adeste Fideles
3. 405 Lines
4. B-I-D Spells Bid
5. R.S.V.P.
6. Apocalypso
7. Karma Suture
8. The Man With The Black Moustache
9. The Weird, Wild And Wonderful World Of Tony Potts
10. "In Love, Cancer?"

コード構成など、プログレッシヴな側面も感じさせますが、歌は後のネオアコのようなポップさがあり、テクニックが無い分、余計な事はせずに必要な音だけ発音すると言うコンパクトさがニューウェイヴならではです。インディーズなのでメジャーのように制約の中で作品をつくる事無く、自由にやりたい事をやり、自由に発言する事が出来る利点があります。売れればの話ですが、メジャーよりも取り分はいいはずです。そうしたインディーズにスポットが当てられるようになり80年代はインディーズ全盛期となっていきます。

そうした自由な環境にありながらも自制心を持ったポップさを持っている所がこのバンドの凄さです。後にそんなバンドは沢山出てきますが、当時は自由と奔放の区別が出来ていない時代だったと思います。その中で、これだけまとまった音楽を構築するのは凄い事です。本来ならもっとハチャメチャになってもおかまい無しだと思いますが、自分達ならではの規律を持っているのです。こうなると商品としても成り立ち、後の後続への指標となりました。

Love Zombies
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[20150915]

Strange Boutique
(1998/07/14)
Monochrome Set

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テクノ感覚を持ったニューウェウヴィバンドMonochrome Setの80年のデビューアルバムです。80年代はインディーズレーベルがメジャーに負けないくらいの存在感を示した時期でした。その代表格、ラフトレードの第一弾バンドとして登場したのがこのバンドです。サウンドエフェクトにディストーションのかかっていないギター、ルーリードのようなけだるい歌い方、今聴くと普通ですが、当時はかなり衝撃的なサウンドで、この後のニューウェイヴバンドに多大な影響を与えました。

1. The Monochrome Set (I Presume)
2. The Lighter Side Of Dating
3. Espresso
4. The Puerto Rican Fence Climber
5. Tomorrow Will Be Too Long
6. Martians Go Home
7. Love Goes Down The Drain
8. Ici Les Enfants
9. The Etcetera Stroll
10. Goodbye Joe
11. The Strange Boutique

メンバーはボーカルとギターのBid、ギターのLester Square、ベースのAndy Warren、ドラムのJ.D. Haney、キーボードのBob Sargeant の5人組です。Bob Sargeant はプロデュースもしています。インディーズの初期の作品でありながらテープ編集や見事なバランス感覚の優れた作品に仕上げているのはお見事です。現代音楽のサウンドコラージュのようにリズムが次々に変化していき、シンプルな演奏でありながらもアヴァンギャルドなアヴァンギャルドポップの一つの完成形とも言えるでしょう。

デビューして間もないバンドでありながら、しっかりしたリズム感が凄いです。当時はまだ打ち込みも無い時代ですから、こんなにリズムを正確にする必要は無いのですが、これはテープコラージュとの兼ね合いでしょうか、リズムが変化しても一切乱れません。かなり計算された構成なのだと思います。シンセの音も一瞬だけ使ったりと、そのセンスは凄いものがあります。もしかするとシンセは持っていなくて、テープに録音されたシンセ音なのかもしれませんが、お金のないバンドはアイデアで補うという、今のバンドにも見習ってもらいたい歴史的名盤であります。

Full Album
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[20150914]

9月場所、初日は白鵬が敗れると言う波乱の幕開けで始まりました。上位陣は安泰だったのですが、白鵬は立ち会いに小細工するなど稽古が不十分だったのか精彩を欠く内容で、上体が起き、切り返すも時既に遅く寄り切られてしまいました。この後集中してくるのがいつもの白鵬ですが、今場所はどうなる事でしょう。

初日上位の対戦結果
白鵬 寄り切り 隠岐の海○
栃ノ心 寄り切り 鶴竜○
○照ノ富士 寄り切り 碧山
嘉風 寄り切り 稀勢の里○
○豪栄道 渡し込み 大砂嵐
佐田の富士 寄り切り 琴奨菊○
○栃煌山 押し出し 佐田の海
高安 寄り切り 妙義龍○
○逸ノ城 押し出し 宝富士
玉鷲 押し出し 魁聖○


旭天鵬と若の里が引退し、朝赤龍が十両から戻ってきました。遠藤は横綱相撲に徹して白星。勢いも相手を寄り切ると言う力強さを見せてくれました。逸ノ城は勝ちましたが、まだ相撲がうまくとれていません。逸ノ城は今場所初めて大銀杏を結びました。照ノ富士は相手を受け止めてから一気にもっていくという貫禄を見せています。若手、中堅所が力をつけてきているので、白鵬もごまかしながらの相撲では危ういと思います。それだけ場所も面白くなってきますので、今場所も楽しみです。

初日幕入り後
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[20150913]

The Journey
(1998/07/14)
Big Country

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新しくMike Petersをボーカルにすえて再結成した2013年のアルバムです。この後も作品を出すのかは未定ですので、これが最新作になっています。ギターにもJamie Watsonを新しく加入させて5人組になっています。サウンドはデビュー当時のスタイルを再現した一番Big Countryらしいものになっています。

1. In a Broken Promise Land
2. The Journey
3. After the Flood
4. Hurt
5. Home of the Brave
6. Angels & Promises
7. Strong (All Through This Land)
8. Last Ship Sails
9. Another Country
10. Return
11. Winter Fire
12. Hail & Farewell

タイトなドラムサウンドにスコティッシュな旋律、単音弾きのギター、80年代の再現ですが、アコースティックギターなども加えて昔とは違う所も見せています。Stuart Adamsonへの追悼の意も込めてか、売り上げは少し回復します。しかし、中心人物だったStuart Adamsonがいないバンドは求心力を失っています。しかし、Mike Petersのボーカルは悪くありません。バンドとしてのアイデアも申し分ありません。内容に問題は無いのです。

ある意味迷走していた部分から立ち直ったような内容になっています。このメンバーでライブ活動は続けていますから、新作も期待出来るかもしれません。ただし、誰もが知っているBig Countryでは泣くアンっているのは事実です。新しいバンドだと思って楽しむ分には充分すぎるほどパワフルなロックアルバムだと思います。Stuart Adamsonがいなくなった分、バンドとしては面白くなっているかもしれません。

In a Broken Promise Land
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[20150913]

Driving to Damascus
(1998/07/14)
Big Country

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99年のアルバムです。前作がポップ過ぎたので、かなりハードでドライブ感のあるサウンドになっています。デジタルサウンドも加えていますが、あくまでも効果音的な使い方であり、バンドサウンドが軸になっています。かなり力が入っていて、当時の彼等が出来る最大限のアイデアを詰め込んだ内容になっています。しかし、売り上げはがた落ちして失望したStuart Adamsonは脱退してしまいます。彼が参加した最後の作品になります。

1. Driving To Damascus
2. Dive In To Me
3. See You
4. Perfect World
5. Somebody Else
6. Fragile Thing
7. Teh President Slipped And Fell
8. Devil In The Eye
9. Trouble The Waters
10. Bella
11. Your Spirit To Me
12. Grace

ブリットポップ、デジタルロック、ブレイクビーツも含めたアレンジで前作で出来なかった事を補うようにパンクっぽさが蘇っています。その分アメリカ的なものが薄れてイギリス人受けしそうな内容になっています。日本人も好きなスタイルだと思いますが、既に知名度が下がっていますのでまったく売れていません。イギリスでもこれは迷走だと思われたのかもしれません。ポップになり過ぎているのでしょうか、それだけ曲はいい曲ばかりです。

これだけ力を注いで売れなければ誰でも失望する事でしょう。脱退したStuart Adamsonは後に復帰してライブツアーを行いますが、その後バンドを解散させます。そして2001年にStuart Adamsonは首を吊って自殺します。バンドは完全に消滅したかのように思われましたが、残されたメンバーで再結成が成されます。実質のバンドの最後のアルバムとも言えます。らしくないくらいにポップでカッコいい売れるロックアルバムになっています。本来なこれで順調に事が進むはずでした。売れなくても内容は最高な名盤です。

Full Album
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[20150913]

Why the Long Face
(1998/07/14)
Big Country

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95年のアルバムです。プロデュースはChris Sheldon、ドラムのMark Brzezickiが復帰しています。これまでのようにケルトとロックを融合させてサザンロックのようなスタイルにしていますが、当時流行っていたブリットポップっぽい雰囲気もあります。いつも持っていたポップ感覚をブリットポップのようにワビサビもある明快なポップさに仕立てています。イギリス人向きのサウンドになっていると思いますが、イギリスでも売り上げは落ちてきます。

1. You Dreamer
2. Message Of Love
3. I'm Not Ashamed
4. Sail Into Nothing
5. Thunder & Lightning
6. Send You
7. One In A Million
8. God's Great Mistake
9. Wildland In My Heart
10. Take You To The Moon
11. Far From Me To You
12. Charlotte
13. Post Nuclear Talking Blues
14. Blue On A Green Planet

サザンロックっぽくなって渋くもなっていましたが、その渋さがとれて若々しいサウンドになっていますが、それが売り上げが落ちた原因だとしたら、狙い過ぎていたと言う事でしょう。ブリットポップも一過性のもので、当時はダウナー系が受けていましたので、もっと暗い方が良かったのかもしれません。ちょっと青春ポップスしています。パワーポップというくくりも出来るくらいなので、そういう売り方をしていればもっと分かり易かったと思います。

もうベテランになっているので、もっと風格があった方が良かったのかもしれませんが、この路線が売れるとの判断だったのでしょう。ブリットポップはある意味、誰もが通ってきた青春のロックサウンドの再構築であり、彼等がやりたくなったのも理解出来ます。パンクもヒップホップも経験した若者がやるから面白かったのですが、このバンドの場合はそこを無視しているから普通にパワーポップだけで終わっています。

You Dreamer
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[20150913]

The Buffalo Skinners
(1998/07/14)
Big Country

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93年のアルバムです。初めて自分達だけでプロデュースしています。ドラムにはSimon Phillipsが参加しています。器用なドラマーなのでロックドラムもお手の物です。しかしおかずが多いですね。もとい、手数が多いです。より曲がコンパクトでシンプルになっています。サザンロックのようであり、ポップロックでもある。そしてケルティックであるという彼等ならではのスタイルです。

1. Alone
2. Seven Waves
3. What Are You Working For
4. The One I Love
5. Long Way Home
6. The Selling Of America
7. We're Not In Kansas
8. Ships
9. All Go Together
10. Winding Wind
11. Pink Marshmallow Moon
12. Chester's Farm

このシンプルなサウンドが良かったのか、売り上げが上昇しています。あくまでもイギリス国内だけの人気になっていますが、全盛期と変わらない人気であります。80年代の虚栄の時代を経て、バブルもはじけた為、派手さを取り払ったオルタナのようなネイキッドなスタイルが多くなっていきます。彼等はオルタナとは言いにくいですが、同じようなサウンドになっていると思います。

アメリカンロックのような粗野な感じですが、オルタナの始祖がニールヤングと言われている事もあり、70年代アメリカンロックがポストヒップホップとして90年代を闊歩していきます。しかし、彼等のルーツであるスコットランド音楽も根底にある為、純粋なアメリカンロックにはなっていません。それこそがBig Countryの持ち味なんです。

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[20150912]

No Place Like Home
(1998/07/14)
Big Country

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91年のアルバムです。プロデュースは Pat Moranで、よりソリッドでパワフルなロックサウンドになっています。ドラムのMark Brzezickiが脱退していますが、ドラムは彼が叩いています。曲はアメリカンロックというか、サザンロックのようなスタイルになっています。アメリカを意識していたようですが、当時はオルタナの時代です。まったく見当違いのスタイルですが、後にプライマルクスリームやポールウェラーなどもサザンロック作品を出しているので、おかしくはないのです。

1. Were Not In Kansas
2. Republican Party Reptile
3. Dynamite Lady
4. Keep On Dreaming
5. Beautiful People
6. The Hostage Speaks
7. Beat The Devil
8. Leap Of Faith
9. You Me And The Truth
10. Comes A Time
11. Ships
12. Into The Fire
13. Heart Of The World
14. Kiss The Girl Goodbye
15. Freedom Song

70年代リバイバルのように、70年代っぽいサウンドも見直されていましたので、そうした内容なのだと思えば納得出来ます。80年代っぽい感じは無くなっています。隠し味にスコティッシュもありますのが、良く聴かないと分かりません。それだけ無駄な部分を淘汰して創り上げたスタイルだとも言えるでしょう。まだまだイギリスでは人気がありましたが、それ以外の国ではほとんど売れなくなっています。

スコティッシュとロックの融合と言う事で行き着いたのが、カントリーロックなどのサザンロックだったと言う見方も出来ます。そう考えると常に自分達のスタイルを追求してきたバンドだった事が見えてきます。派手な80年代サウンドでファンになった人達からは見捨てられても自分達のスタイルを追求する。実に硬派ではありませんか。サウンドはポップでも男気のするバンドだったのであります。

Were Not In Kansas
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[20150912]

Peace in Our Time
(1998/07/14)
Big Country

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88年のアルバムです。プロデュースにはJ GilesのPeter WolfとIna Wolfです。このバンドの場合、プロデューサーが変わるとサウンドもはっきり変わります。今回もバンドサウンドがネイキッドになっていますが、スコティッシュな部分が後退してリズム&ブルース調の曲になっています。Stuart Adamsonの歌い方はアヴァロン時期のブライアンフェリーみたいです。

1. King Of Emotion
2. Broken Heart(Thirteen Valleys)
3. Thousand Yard Stare
4. From Here To Eternity
5. Everything I Need
6. Peace In Our Time
7. Time For Leaving
8. River Of Hope
9. In This Place
10. I Could Be Happy Here
11. The Travellers

これも80年代サウンドになるのでしょうが、売れ線からは遠ざかったスタイルになっていて、この辺りから徐々に人気が下降していきます。マンドリンなどケルティッシュな部分も出てきますが、これまでのようなあからさま演出ではなく、控えめになっています。打ち込みが無くなっていますので、ギターバンドならではのアレンジになっています。そこが売れてる曲との隔たりがあります。

当時はサンプラーが主流になっていましたが、彼等はまったくサンプラーは使っていません。打ち込みもほとんどありません。この辺は本当は硬派なバンドだった事が分かります。日本で売れるには地味なサウンドになっていますが、まだまだこの時点ではイギリスでは大変人気がありました。パワーポップに分類される事もありますが、当時はまだパワーポップという言葉がありませんでしたので、どこか中途半端な感じがして敬遠されていた事も事実でしょう。

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[20150912]

The Seer
(1998/07/14)
Big Country

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86年のアルバムです。プロデューサーはRobin Millarになり、サンドががらりと変わっています。同じゲートリバーブでもエンジニアが変われば全く違っています。バックコーラスでKate Bushが参加しているのも話題になっています。バンドサウンドに重点が置かれたアレンジになっていて、ギミックな部分が少なくなってたいとなロックになっています。

1. Look Away
2. The Seer
3. The Teacher
4. I Walk The Hill
5. Eiledon
6. One Great Thing
7. Hold The Heart
8. Rememberance Day
9. Red Fox
10. Sailor

バンドスタイル、つまりライブでも再現し易いアレンジになった事で、このバンドの本当のカラーがはっきり見えてきます。ケルト、スコットランド民謡のリズムをベースにしたロック。それがより明確になっています。スコットランドと言えばバクパイプですが、その役割をギターやキーボードがになっています。日本では人気は落ちていきますが、海外ではまだまだ全盛期であります。

U2やシンプルマインズに共通している部分もありますが、こちらはポップで、イギリスでは歌謡曲の分類、日本で言うJ-POPに分類出来るのではないでしょうか。当時は、アフリカン、ファンカラティーノなど、民族音楽とロックの融合の試みが行われていましたが、彼等はそれのスコティッシュバージョンなのです。ここまであからさまにスコティッシュなのにロックとしても成り立っているという凄い事をやってのけています。

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[20150912]

Steeltown
(1998/07/14)
Big Country

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84年のセカンドアルバムです。プロデュースはSteve Lillywhiteで野太いドラムサウンドとメタリックなギターアンサンブルによる典型的な80年代サウンドになっています。in a Big Countryの大ヒットばかり目立っていましたが、このアルバムは前作よりも売れています。ヒットを連発していたのです。前作ではまだパンクの雰囲気が残っていましたが、成功した事によりパンク色よりも売れる曲を書くようになっています。

1. Flame Of The West
2. East of Eden
3. Steeltown
4. Where the Rose Is Sown
5. Come Back To Me
6. Tall Ships Go
7. Girl With Grey Eyes
8. Rain Dance
9. The Great Divide
10. Just A Shadow

ファーストはパンク色が残っていたのでロックファンにも受け入れ易かったと思いますが、ここで完全に80年代ポップス化していますので、ロックファンからは無視されるようになります。単なる流行バンドと言うイメージになってしまったのです。それでも当時は最先端のサウンドですからバカ売れしていました。イギリスではアイドル的な人気でありました。全体的にはプログレというか、エイジアっぽい歌い方になっています。これがロックファンには受け付けなかった理由でしょう。

所々にケルト的な雰囲気を出しているのも特長です。イギリスでは受けると思いますが、日本では一時的な人気だったように記憶しています。それでもSteve Lillywhiteのゲートリバーブサウンドがポップスにも使われるようになった事が大きく、この辺りから猫も杓子もこの手のサウンドになっていきます。安価になったデジタルリバーブもゲートリバーブというプリセットがあらかじめ設けられるようになり、素人でも簡単にこの手のサウンドが創れるようになっていきます。ただ、曲によって細かい設定をするSteve Lillywhiteには誰もかないません。

Full Album
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[20150911]

The Crossing
(1998/07/14)
Big Country

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元SkidsのStuart Adamsonが結成したBig Countryの83年のデビューアルバムです。プロデュースはSteve Lillywhiteで当時の最先端のサウンドだった事もあり、デビューしてすぐに爆発的なヒットを出しました。スコットランドのバンドでシンプルマインズと同じ環境でありますが、スコットランド民謡の旋律を大胆に使ったシングルIn A Big Countryが大ヒットしました。このヒットがあまりにも大きかった為に一発屋のイメージがありますが、この後もヒットを出し続けています。

1. In A Big Country
2. Inwards
3. Chance
4. 1000 Stars
5. The Storm
6. Harvest Home
7. Lost Patrol
8. Close Action
9. Fields Of Fire
10. Porrohman
11. Wonderland
12. All Fall Together
13. Angle Park
14. The Crossing
15. Chance (re-recorded single version)

メンバーはボーカル、ギター、キーボードのStuart Adamson、ギターのBruce Watson、ベースのTony Butler、ドラムのMark Brzezicki の四人組です。元パンクバンドにいただけあってニューウェイヴの元気な感じが残っていますが、ポストパンクらしいポップな作風になり、それをSteve Lillywhiteがパワフルに演出しています。中にはポリスみたいなアレンジもあったり、貪欲に売れるような曲を創っています。

当時のイギリスではアイドル並みの人気が爆発します。ケルティッシュな旋律がブリタニアンの国民性に共感を与えていたのでしょうが、世界的にも大ヒットしています。ケルトミュージックをロックに取り入れる試みは多くありますが、典型的な80年代ポップスに組み込むと言う大胆な発想は現在でも斬新に映ります。ポストパンク、つまり、パンクを経由してきたポップロックはパンク色を無くすものも多かったのですが、このバンドはパンクの雰囲気も残しています。ポップで売れ過ぎていたので軟弱なイメージがありましたが、他のバンドに比べたら結構攻撃的なポップロックです。

Full Album
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[20150910]

Big Music
(1998/07/14)
Simple Minds

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2014年のアルバムで、これまでの最新作になっています。プロデュースにはSteve OsborneやAndy Wrightなど複数を使い分けています。ここまで長く活動してきて、メジャーレーベルと契約出来ていると言う点が彼等の深い人気を物語っています。多くの曲にPVが制作されていたり、レコード会社もかなりお金をかけてプロモートしています。売り上げも全盛期に迫り、いまだに伝説になる事も無くバリバリ現役なのです。

1. Blindfolded
2. Midnight Walking
3. Honest Town
4. Big Music
5. Human
6. Blood Diamonds
7. Let The Day Begin
8. Concrete And Cherry Blossom
9. Imagination
10. Kill Or Cure
11. Broken Glass Park
12. Spirited Away

いまだにデジタルサウンドにこだわっていて、90年代っぽい音でプログラミングされたハードディスクレコーディングになっています。ここが現在のU2との大きな違いです。もう自分達のスタイルとして定着させています。スタイルとしては新しくもありませんが、出来映えがいいので嫌みがありません。何でもありの時代になってアナログ回帰するバンド多い中、彼等はデジタルサウンドを選択しているだけなのです。

キーボードにAndy Gillespieが参加して5人組に戻っている点も大きなポイントです。ギターとシンセのバランスが良くなっています。ギターはいまだに80年代っぽい事をやっていますが、本人達が飽きていないのならそれも有りでしょう。聴いている方は別のアレンジとの組み合わせでそれほど嫌じゃありません。80年代、90年代を懐かしんで創っているのか分かりませんが、あの頃のままに新作を出しとと言った感じがあります。まだまだ現役バリバリです。

Blindfolded
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[20150909]

Graffiti Soul
(1998/07/14)
Simple Minds

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2009年のアルバムです。プロデュースは前作に続きJez Coadです。同じプロデューサーを連続で使うのは初めてです。それだけ前作の完成度が高かったですし、メンバーも満足していたのでしょう。音の作り方などは前作とあまり変わりありませんが、前作が外に開かれていたのに対して、今作は内省的な雰囲気になっています。

1. Moscow Underground
2. Rockets
3. Stars will lead the way
4. Light Travels
5. Kiss and Fly
6. Graffiti Soul
7. Blood Type O
8. This Is It
9. Shadows & Light
10. Rocking In The Free World

ダウナー系ほど暗くはありませんが、ダウナー系が好きなイギリス国民にとっては親しみ易くなったと思われます。売り上げもどんどん回復しています。全盛期に迫るほどです。U2は大物ぶって作品をリリースしなくなっていますが、彼等は間を空けながらもコンスタントに作品をリリースしています。しかもどの作品も全く手抜きが無く、レベルの高いものばかりです。それがリスナーにも評価されたのでしょう。

日本では過去のバンド扱いのままですが、海外では高い評価を得るようになっています。まったく新しい事はやっていませんが、音楽に対する誠実さはストレートに伝わってきます。ある意味80年代から何も変わっていないようにも感じますが、彼らにとってのスタンダードフォーマットはブレる事無く常に確固たる信念の元に音楽活動してきたと思います。前作よりも少し地味ですが、前作よりも売れています。これも名盤です。

Moscow Underground
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[20150908]

Black & White 050505
(1998/07/14)
Simple Minds

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2005年のアルバムです。プロデュースはJez Coad。ドラムがMel Gaynor 、ベースにEddie Duffyになっています。デジタルサウンドは相変わらずですが、バンドサウンドが軸になっているので、とてもカッコいいです。曲も良くなっています。こんなカッコいいバンドが日本で何で売れないのか分かりませんが、海外では売り上げは回復して、再び人気が上昇しています。

1. Stay Visible
2. Home
3. Stranger
4. Different World
5. Underneath The Ice
6. Jeweller
7. Black And White
8. Kiss The Ground
9. Dolphins

自分達のスタイルをより昇華して熟練ならではの巧みの技をちりばめながらも、マンネリになる事も無く、冴え渡る構成力で構築されたアレンジは見事です。絶対U2よりもカッコいいです。どの曲もヒット性がありますし、それでいてやりたい事をしっかりやっています。ここにきてバンドとして一番いい状態になっています。このバンドの作品はどれもハズレがありませんが、このアルバムの曲はどれもハズレがありません。

初期の頃は時代に合わせたサウンドを取り入れる器用さがありましたが、90年代以降は一つのスタイルに的を絞ってきました。そのスタイルを貫きながらもワンパターンになる事無く、これだけの作品を作り上げるのは凄い事だと思います。これまではヒット性というと弱い感じがありましたが、このアルバムの曲はどれもいいです。充実しています。時代遅れなサウンドではありますが、おかまい無しです。入魂の名盤であります。

Stay Visible
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[20150907]

Cry
(1998/07/14)
Simple Minds

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2002年のアルバムです。バンドでプロデュースしています。作曲するメンバーも増えてきてよりコンパクトでポップになっています。ブレイクビーツを使ったデジタルロックという作風は変わっておらず、使い古されたアレンジではありますが、曲がいいので問題無いです。力を抜き始めた頃のU2ともシンクロしていて、そこまで真似しなくてもと思いますが、それだけお互いに触発し合いながら活動していたのでしょう。

1. Cry
2. Spaceface
3. New Sunshine Morning
4. One Step Closer
5. Face In The Sun
6. Disconnected
7. Lazy Lately
8. Sugar
9. Sleeping Girl
10. Cry Again
11. Slave Nation
12. The Floating World

音もアレンジも90年代のものですが、随所に配置されたフレーズが的を得ていてセンスの良さを感じさせます。21世紀になってからは流行は無くなっていますので、何でもありの時代になっているのですが、それでもこのスタイルを選択する所がこのバンドらしいところです。デジタルロックもここまで完成度の高い作品は無かったと思います。ですから時代遅れでも許されると思います。

ブレイクビーツやドラムンベースなどは故意に未完成な感じにするのがクールだったりしていましたから、ロックとして完成度が高い作品は生まれていませんでした。そうしたオールドウェイヴ感覚のロックファンにとっては満足出来る作品だと思います。デジタルプログレッシヴポップロックという表現が的確かと思います。ニューウェイヴ時代からの彼等の姿勢を貫いた上でのポップロックなのです。ここまで突き詰めたバンドはいなかったと思います。

Cry
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[20150906]

Neon Lights
(1998/07/14)
Simple Minds

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2001年のアルバムで、カバーアルバムになっています。あまりにも有名なロックナンバーが選曲されていますが、これまでの彼等の作品を聴いてきて連想出来る曲ばかりなので、いかにもといったカバーなのですが、ビッグビーツなどの手法を使った遊び心溢れる内容になっています。原曲に忠実なアレンジもありますが、Jim Kerrが歌うとよりかっこ良くなります。

1. Gloria
2. The Man Who Sold The World
3. Homosapien
4. Dancing Barefoot
5. Neon Lights
6. Hello I Love You
7. Bring On The Dancing Horses
8. The Needle & The Damage Done
9. For Your Pleasure
10. All Tomorrow's Parties
11. Being Boiled
12. Love Will Tear Us Apart

新しいバンド体制になったので初心に帰ろうとする意図もあったのかもしれませんが、普通のロック小僧に戻ったように楽しんでいるのが伝わってきます。ドアーズからボウイ、ロキシー、ヴェルベットアンダーグラウンドからニールヤングまでメジャー級の曲ばかりですから、ある意味挑戦的な選曲とも言えます。リハーサルで演奏していたのでしょうが、それを作品に仕上げようと考えた事から挑戦が始まっていると思います。

U2は人の曲は演奏出来ないのでカバー作品は出していませんが、このバンドは懐が深いので、何でも出てくると言った感じの選曲になっています。こうした曲を聴いてきたであろう事は、これまでの作品の中から読み取れていました。それを惜しげも無くさらけ出して、期待通りの内容にファンは喜ぶと思いますし、若い人にでも楽しめるような内容になっています。

Gloria
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[20150906]

Néapolis
(1998/07/14)
Simple Minds

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98年のアルバムです。プロデュースはCharlie BurchillとPete Walsh。ベースのDerek Forbesが復帰してドラムにMel Gaynorが加入して四人組になりました。これによりゲストミュージシャンはストリングスのみで、バンドだけで演奏しています。しかし、ブレイクビーツなどDTMで創り上げたサウンドエフェクトが占める割合も多くなっています。アコースティックとデジタルの混じり合った心地良いサウンドになっています。

1. Song For The Tribes
2. Glitterball
3. War Babies
4. Tears Of A Guy
5. Superman V Supersoul
6. Lightning
7. If I Had Wings
8. Killing Andy Warhol
9. Androgyny

バンド体制は戻りましたが、曲はギターのCharlie Burchillだけが創っていて曲の統一感がありますが、サンプリングによるプログラミングも増えているのも当時のU2の影響でしょうか。U2は世界的な人気がありますが、このバンドは世界的でも地域限定的な人気であり、そこはU2に比べて器用すぎる為、何でもこなせている所があり、U2のようにこのスタイルしか出せないようなカラーが定まっていないためでしょうか。

それでも曲がカッコいいのはこっちだと思います。ロック初心者が集まって出来たU2とは違って、こちらはロックの醍醐味が分かっているバンドなので、随所にロックファンを唸らせる格好良さがあります。伝統的とも言えますので、そこが邪魔して個性的に感じられない部分があるのかもしれませんが、じっくり聴き込めば、このバンドのポテンシャルの深さがよく分かると思います。格好良さではこのバンドです。名盤であります。

Song For The Tribes
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[20150906]

Good News from the Next World
(1998/07/14)
Simple Minds

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95年のアルバムです。プロデューサーはKeith Forsey。バンドはとうとうJim KerrとギターのCharlie Burchillの二人だけになってしまいました。スタイルとしては当時のU2と似ていますが、前作あたりからR&B風の曲作りになって、U2よりもポップになっています。U2もポップな方向性を模索するようになっていますが、こちらの方がポップフォーマットになっています。

1. She's A River
2. Night Music
3. Hypnotized
4. Great Leap Forward
5. 7 Deadly Sins
6. And The Band Played On
7. My Life
8. Criminal World
9. This Time

バンドとしては解体状態のようなものですが、曲作りは益々円熟味と吹っ切れた感じがして絶好調であります。人気の全盛期は過ぎていますが、作品はより充実した内容になっています。作曲者がギターのCharlie Burchillだけになっている事ですっきりした贅肉が無い音楽になっています。統一感もありますし、これまではブレインが多過ぎて凝り過ぎていたようにも感じます。ギターロックバンドになった感じです。

90年代ということで録音技術も進んでタイトでありながらもクリアな音になっています。リバーブの組み立ても立体的で奥行きと広がりが明確で聴いていて気持ちいいです。ゲストミュージシャンの演奏も素晴らしいので、打ち込みは少なめでバンドサウンドがカッコいいです。オルタナは偏ったスタイルですから、そうしたものに飽きていた人にとっては痛快な作品になっていると思います。今までで一番カッコいいアルバムかもしれません。名盤です。

She's A River
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[20150906]

Real Life
(1998/07/14)
Simple Minds

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91年のアルバムです。プロデュースはStephen Lipson。前作に引き続き三人体制で、サウンドも同じようにシンセを壮大に使ったスケール感の大きなうねりを持った音楽になっています。時代の流れにも関わりながら彼等が辿り着いた一つの到達点とも言えるスタイルが確立されていると思います。アイルランドのバンドであるU2とも交流がありますので、その影響もあるように感じます。

1. Real Life
2. See The Lights
3. Let There Be Love
4. Woman
5. Stand By Love
6. Let The Children Speak
7. African Skies
8. Ghostrider
9. Banging On The Door
10. Travelling Man
11. Rivers Of Ice
12. When Two Worlds Collide

ギターの単音をディレイでシーケンスのように演奏するやり方はU2エッジの手法で、この頃は日本でも同じようなアレンジが曲のテンポを16分の1に割ったディレイタイムでピッキングするよりも多い音が発音される事で複雑なフレージングを簡単に演奏する事が出来るようになります。リズム感が必要な演奏ですが、打ち込みの時代における生演奏はリズム感が命になってきます。そうなるとバンドグルーヴが失われますが、その中でもバンドグルーヴを出していけたバンドが生き残っていったと思います。

このアルバムもパーカッションの部分などは打ち込みですから、プログラミングに合わせたクリックガイドで演奏されています。それでもアフリカ系のうねりの大きなリズム構成になっていますから、生演奏によるグルーヴもしっかり感じます。より内省的に雰囲気になっていますが、80年代的な部分と90年代的なオルタナな部分がいい感じでミックスされて古くささを感じさせない活きた音楽になっています。名盤です。

Real Life
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[20150905]

Street Fighting Years
(1998/07/14)
Simple Minds

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89年のアルバムです。今度はTrevor Horn と Stephen Lipsonのプロデュースになっています。Trevor Horn はプログレマニアなところがありますので、プログレッシブな壮大な音楽になっています。 Don't You (Forget About Me) のシングルヒットにより世界的なバンドへと成長していき、人気絶頂のときの作品になっています。メンバーの脱退によりJim KerrとギターのCharlie Burchill、キーボードの三人だけになっていますが、Manu Katchéなどのゲストミュージシャンが素晴らしい演奏を聴かせてくれます。

1. Street Fighting Years
2. Soul Crying Out
3. Wall Of Love
4. This Is Your Land
5. Take A Step Back
6. Kick It In
7. Let It All Come Down
8. Mandela Day
9. Belfast Child
10. Biko
11. When Spirits Rise

This Is Your LandではLou Reedが歌ってくれたり、話題性もありますが、何よりも圧倒されるのがサンプラーも使った壮大なオーケストレーションです。スコットランドのバンドだけにデビュー当時にやっていたケルトな雰囲気を現代的に表現しています。メッセージ性も強く、Mandela DayやピーターガブリエルのBikoをカバーしたりしています。メンバーが減った事でアレンジがバンドスタイルに固執していない事で壮大なアレンジになっています。

Jim Kerrの歌い方もより情感がこもってきており、売れた事により、慢心せずに挑戦的な音楽になっている事でファンは一安心でしょう。しかもデビュー当時にやりたかった事を再構築しようとしています。ケルトとアフリカンなワールドミュージックの間合い、プログレのような壮大なアレンジ、それに80年代サウンドが絡み合って複雑ながらもまとまりを持ったサウンドに仕上がっています。素晴らしい名盤です。

Street Fighting Years
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[20150905]

Once Upon a Time
(1998/07/14)
Simple Minds

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85年のアルバムです。プロデューサーは Jimmy Iovineと Bob Clearmountain。彼等を大ブレイクさせた作品になりました。U2っぽいアレンジは残しながらも80年代ポップらしいデジタルシンセによる和音を活用したアレンジになっています。デヴィッドボウイがレッツダンスでブレイクしたように、シンプルで売れるような作品を創るようになりました。Carlos Alomarがギターではなく、コーラスで参加しているのも面白い所です。

1. Once Upon A Time
2. All The Things She Said
3. Ghost Dancing
4. Alive And Kicking
5. Oh Jungleland
6. I Wish You Were Here
7. Sanctify Yourself
8. Come A Long Way

Jim Kerr の歌い方も固まってきて、低音からファルセットを使ったりと、日本におけるビジュアル系の原型ともいえるような歌い方になっています。PVを活用してAlive and Kicking、Sanctify Yourself、All the Things She Said、Ghost Dancingとシングルヒットを出しています。日本ではそれほど人気は上がりませんでしたが、MTVでヒットを出せば日本でも流れますので彼等の曲はこの頃から浸透し始めます。

自分達のスタイルをしっかり持っているバンドですし、実力もありますから売れるようになってもそれなりの曲を創っています。昔からのファンにとっては嬉しいヒットだったと思いますが、実験的な時代を支持していたファンにとっては時代に流されたような印象もあったと思います。売れそうも無い歌が、売れるような旋律になっただけで、彼等のスタイルは崩れていないと言うのが真相だと思います。信念さえ曲げなければ売れたに越した事は無いのです。

Once Upon a Time
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[20150905]

Sparkle in the Rain
(1998/07/14)
Simple Minds

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84年のアルバムです。U2の紹介でSteve Lillywhiteがプロデュースしています。これがきっかけでヒットチャートにも顔を出すバンドへと発展していきます。Steve Lillywhiteは80年代の象徴であるゲートリバーブサウンドを創り出した人ですが、その応用で全ての楽器の輪郭を鮮明し、タイトでメリハリのあるミキシングを行う事で、当時のヒット作品にことごとく関わっています。U2やビッグカントリーと共にシンプルマインズも彼のプロデュースによりヒットチャートの常連になっていきます。

1. Up On The Catwalk
2. Book Of Brilliant Things
3. Speed Your Love To Me
4. Waterfront
5. East At Easter
6. Street Hassle
7. White Hot Day
8. 'C' Moon Cry Like A Baby
9. The Kick Inside Of Me
10. Shake Off The Ghosts

ゲートリバーブによるドラムサウンドは一言で言えば、全員ジョンボーナム状態になる事です。ジョンボーナムはジミーペイジのミキシングによる事も大きいですが、ヒットさせる力が強く、ヘヴィーなサウンドと独特の間合いで有名ですが、誰でも同じような音が出せる訳ではありません。しかし、ゲートリバーブのようにたっぷりのリバーブをかける事でヘヴィーなサウンドを創り出します。しかし、重たいだけではスピード感が出せません。そこでノイズゲートによって残響音を強制的にカットする訳です。そうするとヘヴィーでありながらスピード感も出せるようになります。それを他の楽器にも応用する事でパワフルでありながらキレにいいサウンドになるのです。

パワフルなサウンドを手に入れた彼等は曲をよりシンプルにする事が出来るようになります。そうなるとJim Kerrの歌い方もシンプルにしてもかっこ良くなります。そうなるとポップでヒット性のある曲が生まれる事になり、MTVの影響力もあり、ヒットチャートに顔を出すようになります。ニューウェイヴの中の斬新なバンドから80年代を代表するバンドへと成長していきます。初期の頃のU2に近い感じですが、彼等らしいカラーはそのまま残っています。これも名盤です。

Up On The Catwalk
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[20150904]

New Gold Dream
(1998/07/14)
Simple Minds

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82年のアルバムです。プロデュースはPeter Walsh、Herbie Hancockが参加している事でも注目されています。前作での実験的な部分がより洗練されてポストパンクロックとして一つの到達点に達しています。同時代のU2などに触発されたサウンドになっています。幻想的な部分が無くなったので、もはやネオサイケでもありません。いよいよ80年代ポップスという形が定まってきました。

1. Someone Somewhere In Summertime
2. Colours Fly And Catherine Wheel
3. Promised You A Miracle
4. Big Sleep
5. Somebody Up There Likes You
6. New Gold Dream
7. Glittering Prize
8. Hunter And The Hunted
9. King Is White And In The Crowd

この頃は類似したサウンドのバンドが沢山出てきましたから、ポップになったと言う事になります。これでファンも増えていきますが、私としては前作の独創的なスタイルの方が好みです。そうした作品が沢山出てくれば80年代はもっと刺激的だったと思いますが、商業化していったロックはここからいっきに売れる作品に追従する体制が加速していきます。ヒットすれば大きいですから、バンドも従わざるをえないのです。

ギターは和音ではなく、単音のフレーズの組み合わせで構築するようになっていきます。これはU2のエッジがギター初心者だった為に、簡単にかっこ良く演奏出来るスタイルを生み出した事で、他のバンドにもインフルエンスしていきました。日本でも布袋などニューウェイヴ系のギタリストが影響を受けています。これはファンクアレンジをロックに取り入れたものだと思われます。リズム感、タッチセンスなどの感性が必要となりますが、指をあんまり拡げなくても演奏出来るようになりました。このバンドはそうした時代の流れを敏感に読み取りながら、しっかり自分達のサウンドを構築しているところが凄いと思います。

Someone Somewhere In Summertime
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[20150903]

Sons and Fascination Sister Feelings Call
(1998/07/14)
Simple Minds

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81年のアルバムです。プロデュースはGONGのギタリストSteve Hillageです。ですからギターアレンジが激変しています。完全にポストパンクの流れに入っています。後に興るネオサイケの原型のようなサウンドを構築し始めています。テクノ感覚からの脱却とも言えるでしょう。ギターが主役になっていて、シンセはアナログシンセからデジタルシンセ、モノフォニックからポリフォニックになって、役割も変化しています。

1. In Trance As Mission
2. Sweat In Bullet
3. 70 Cities As Love Brings The Fall
4. Boys From Brazil
5. Love Song
6. This Earth That You Walk Upon
7. Sons And Fascination
8. Seeing Out The Angel
9. Theme For Great Cities
10. The American
11. 20th Century Promised Land
12. Wonderful In Young Life
13. League Of Nations
14. Careful In Career
15. Sound In 70 Cities

アレンジが変わった事で歌い方も構成も変化し、自分達のスタイルを作り上げようとしています。よりプログレッシヴになりながらもロックフォーマットとしてシンプルな流れになっています。幻想的な部分もあり、これが後にネオサイケと呼ばれるようになります。エコバニあたりとシンクロしようとしていたのでしょう。パンクもニューウェイヴもテクノも多大な影響をまき散らしながらその役目を終えて新しい時代が幕を開けようとしています。

曲の構築力、表現力、どれをとっても非の打ち所がないくらい完成度が高くなっています。このスタイルもすぐに変化していきますが、ネオサイケ作品としては最高の出来映えです。ジャパンが活動を続けていたらこうなっていたかもしれませんが、少し世代が違っていますので、新しい感覚での継承と言う事だと思います。プログレ、グラムロックの流れが創り出した名盤です。

In Trance As Mission
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