

2005年のアルバムです。プロデュースはJez Coad。ドラムがMel Gaynor 、ベースにEddie Duffyになっています。デジタルサウンドは相変わらずですが、バンドサウンドが軸になっているので、とてもカッコいいです。曲も良くなっています。こんなカッコいいバンドが日本で何で売れないのか分かりませんが、海外では売り上げは回復して、再び人気が上昇しています。
1. Stay Visible
2. Home
3. Stranger
4. Different World
5. Underneath The Ice
6. Jeweller
7. Black And White
8. Kiss The Ground
9. Dolphins
自分達のスタイルをより昇華して熟練ならではの巧みの技をちりばめながらも、マンネリになる事も無く、冴え渡る構成力で構築されたアレンジは見事です。絶対U2よりもカッコいいです。どの曲もヒット性がありますし、それでいてやりたい事をしっかりやっています。ここにきてバンドとして一番いい状態になっています。このバンドの作品はどれもハズレがありませんが、このアルバムの曲はどれもハズレがありません。
初期の頃は時代に合わせたサウンドを取り入れる器用さがありましたが、90年代以降は一つのスタイルに的を絞ってきました。そのスタイルを貫きながらもワンパターンになる事無く、これだけの作品を作り上げるのは凄い事だと思います。これまではヒット性というと弱い感じがありましたが、このアルバムの曲はどれもいいです。充実しています。時代遅れなサウンドではありますが、おかまい無しです。入魂の名盤であります。
Stay Visible