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[20151008]

Sometime Anywhere
(1998/07/14)
Church

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94年のアルバムです。オーストラリア以外では全く売れなくなってしまいました。メンバーもボーカルとベースのSteve KilbeyとギターのMarty Willson-Piper の二人だけになってしまいました。後はゲストミュージシャンとドラムはループを使うなどしています。その為、デジタルな部分が出てきていますが、彼らの音楽性はどんどん極められていきます。

1. Day of the Dead
2. Lost My Touch
3. Loveblind
4. My Little Problem
5. The Maven
6. Angelica
7. Lullaby
8. Eastern
9. Two Places at Once
10. Business Woman
11. Authority
12. Fly Home
13. The Dead Man's Dream

ネオサイケではなく、サイケリバイバルもありましたので、彼らの音楽性はもっと理解されるべきでありましたが、時既に遅し、世界的には忘れ去られていきます。それでもおかまい無しに彼らは自分達の音楽の精度をより磨き上げていきます。90年代に入ってオルタナ系などの影響もあったのでしょうが、彼ら独自の精神世界を表現するようになっています。

80年代には80年代の音を取り込む事はありませんでしたが、90年代の音は取り込んでいます。80年代中期から64トラックレコーディングが当たり前になっていましたが、90年代に入ってからはハードディスクレコーディングが浸透してきて、トラックは無限大になっていきます。初期の頃は限界がありましたが、徐々に性能がアップして無限大に創り出していけるようになります。そして音の分離も良くなり、サンプリング分解数も細かくなり、アナログの質感も綺麗に再現出来る、迫力がありながらも透明感のある音になっていきます。このアルバムもその恩恵を受けています。ポップ性が薄れていますが、完成度の高い名盤になっています。

Day of the Dead
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[20151007]

Priest=Aura
(1998/07/14)
Church

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92年のアルバムです。注目されていたオーストラリアのバンドも徐々に忘れ去られていきます。オーストラリアでは売れていますが、世界的にはほとんど売れなくなっていきます。一度売れているので名前を覚えているファンはフォローしていたでしょうが、新しい時代の新しいバンドばかりが注目されて、80年代に活躍したバンドも勢いを無くしていきます。

1. Aura
2. Ripple
3. Paradox
4. Lustre
5. Swan Lake
6. Feel
7. Mistress
8. Kings
9. Dome
10. Witch Hunt
11. The Disillusionist
12. Old Flame
13. Chaos
14. Film

コンセプトアルバムのような流れになっています。より内省的でサイケ感もたっぷりで、同時代のオルタナに近い感じにはなっています。ダウナー系にも近い雰囲気もありますし、売れる要素はたっぷりあります。それでも独特の感覚は他のバンドにはないもので、90年代に現れてきたバンドの方が彼らに影響を受けたようなスタイルでありました。そうなると新しいバンドの方が新鮮でありますし、これだけの作品を創っても過去のバンドになっていきます。

彼らにとっては、やっと自分達の魅力が理解されるべき時代に入ったのですが、注目されていなければその魅力も伝わってきません。彼の事を覚えている人にとっては90年代は彼らこそ再評価されるべきバンドである事が分かっていたと思います。しかし、彼らは人気を回復する事は出来ませんでした。オーストラリアではまだ人気はありましたが、それも徐々に失われていきます。それでもめげないのがこのバンドの底力です。

Full Album
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[20151006]

Gold Afternoon Fix
(1998/07/14)
Church

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90年のアルバムです。プロデュースはWaddy Wachtel 、アメリカに出向いてレコーディングされています。前作には及びませんが、絶頂期の作品であります。世界をターゲットにしながらも、よりサイケデリックな世界を追求した内容になっています。それもネオサイケとは違った60年代のサイケデリックを70年代のブリットポップな感覚で80年代に蘇らせると言う孤高の挑戦。

1. Pharoah
2. Metropolis
3. Terra Nova Cain
4. City
5. Monday Morning
6. Russian Autumn Heart
7. Essence
8. You're Still Beautiful
9. Disappointment
10. Transient
11. Laughing
12. Fading Away
13. Grind

サイケな感覚を無視すればオルタナとして聴く事も出来ますので、当時はポップなオルタナバンドだと思われていたかもしれません。ですから当時は全く理解されていないバンドだったと思います。このスタイルが評価されるのはブリットポップがブームになってからでしょうし、その頃には過去のバンドになっていますから、正当な評価はされてこなかったバンドなのです。

それでも彼らは自分達のスタイルを追求し続けています。ほとんど80年代らしいサウンドは使っていませんし、若手としてはかなりの冒険を行っています。それが許されたのもオーストラリアと言う第三国だった事が幸いしていました。たとえばこれが日本だったとしたらどうでしょう。日本では日本ならではの売れる法則があって、それに乗り切れないとマイナー扱いです。こうしたバンドがトップに立てると言うオーストラリアは面白いシーンだと思います。

Full Album
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[20151005]

Starfish
(1998/07/14)
Church

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88年のアルバムです。世界的にヒットしたブレイク作品です。スタイル的にはほとんど変わっておらず、オーストラリア出身のバンドが注目された事によって、彼らの存在もアピールされた事によるヒットです。MTV用のPVはずっと創っていましたが、注目されればオンエアされる機会も増えてヒットに結びつきます。このバンドは聴いてもらえればその良さが分かってもらえると思います。ここからファンが増えていくのです。

1. Destination
2. Under the milky way
3. Blood money
4. Lost
5. North south east and west
6. Spark
7. Antenna
8. Reptile
9. A new season
10. Hotel womb

デヴィッドボウイ的な格好良さは更に磨きがかかって、既にブリットポップのようですから親しみ易さはあったと思います。サウンドはまったく80年代に迎合する事無く、わずかにシンセアレンジが70年代とは違いますから、ユニークなバンドだったと思います。シンクラビアも使っているので、新しい事にも挑戦しているようですが、80年代特有のサウンドではありません。

今聴くならブリットポップだと思って聴いた方がいいでしょう。自分達のスタイルをかたくなに守っていてのヒットですから、彼らにとっても自信に繋がったと思いますが、ここが頂点でブームはすぐに去っていってしまいます。他のオーストラリアのバンドに比べればそれほど印象強く残っていませんから、徐々に忘れ去られていきます。音楽としてはカッコいいし、気持ちいいので聴いてもらえれば好きになってもらえると思います。

Full Album
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[20151004]

Heyday
(1998/07/14)
Church

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85年のアルバムです。プロデュースはPeter Walsh、やっと当時の音を取り入れるようになっています。ネオサイケらしさが出てきています。ここら辺りから世界的にも紹介され易いサウンドになっていますので、世界をターゲットに動き出します。早くからMTVは活用していましたから、オーストラリアにいながらでも世界に発信するアイテムは持っていました。

1. Myrrh
2. Tristesse
3. Already Yesterday
4. Columbus
5. Happy Hunting Ground
6. As You Will
7. Tantalized
8. Disenchanted
9. Night Of Light
10. Youth Worshipper
11. Roman
12. The View
13. Trance Endings

デジタルリバーブを活用する事によって、これまでの60年代風のサウンドから一気に80年代らしいサウンドになっています。曲自体はまだ昔の作風が残っていますが、ギターの音に変化が表れています。彼らのスタイルは正に90年代のイギリスに置けるサウンドであって、かなり早過ぎたサウンドなのです。当時のデジタルサウンドに馴染み始めた人達にとってはピンとこないサウンドだったと思います。

当時のバンドとして決定的に他のバンドと違っているのはビート感です。ネオサイケバンドならベースラインをもっと強調したサウンドになっていますから、彼らのアレンジはオールドウェイヴそのものなのです。アメリカやイギリスのバンドならレコード会社から指摘されて矯正されていたでしょうが、オーストラリアでは問題無かったようで、これもお国柄なのでしょう。

Myrrh
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[20151004]

Seance
(1998/07/14)
Church

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83年のアルバムです。Bob Clearmountainの手を離れた事によって、サイケデリックな部分が強調されるようになっています。これまでのポップな雰囲気から内省的な雰囲気になっています。それでもまったく80年代サウンドとは別物ですからネオサイケではありません。60年代後半から70年代初期の頃のB級バンドのような作風になっています。

1. Fly
2. One Day
3. Electric
4. It's No Reason
5. Travel By Thought
6. Disappear?
7. Electric Lash
8. Now I Wonder Why
9. Dropping Names
10. It Doesn't Change

手本としているのが初期の頃のデヴィッドボウイだと思われますが、古くさくても、どこかカッコいいのです。ジギーの前のボウイの妖しい感じが良く吸収されているともいます。例えるなら、この後に出てくる日本のイエローモンキーみたいな感じです。イエローモンキーも売れるまでに時間がかかっていましたから、時代が変わっているこの時代ではこの気持ちよさが伝わるには時間がかかる事でしょう。

ボウイだけではなく、シドバレットの影響もあるみたいで、その辺のミックス加減が往年のロックファンにはたまらないと思うのですが、オールドウェイヴは否定されていた時期ですから、当時は本国オーストラリアでも売り上げが落ちています。かなりやりたい放題になっています。これまではBob Clearmountainによってデフォルメされていたのでしょう。

Fly
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[20151004]

The Blurred Crusade
(1998/07/14)
Church

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82年のアルバムです。プロデュースは引き続きBob Clearmountainです。フォークロック的な雰囲気になっていて、メロディアスな旋律はまるでブリットポップです。パワーポップと言ってもいいですが、当時はそんな呼び名は全く無く、ネオサイケバンドと同じような扱いで紹介されていました。と言うより、まだ世界的にはそれほど名前は知れ渡っていません。

1. Almost With You
2. When You Were Mine
3. Field Of Mars
4. An Interlude
5. Secret Corners
6. Just For You
7. A Fire Burns
8. To Be In Your Eyes
9. You Took
10. Don't Look Back

ネオサイケもそれほど確立されていませんでしたので、何が正解かもありません。彼らはやりたい事をやっていれば良かったのです。しかし、世界的に売れるには真新しさはありません。これが90年代ならもっと売れていたかもしれません。当時としては古くさく、先々から考えたら早過ぎたのです。今聴けば普通にパワーロックバンドだと思って楽しめます。初期の頃のデヴィッドボウイにも近い感じです。その路線もブリットポップですから。

やはりグラムロックからの影響が強いバンドだったのだと思います。この時痔阿であれば、ボウイの影響があればニューウェイヴ調になっているのが、オーストラリアはやっぱり独自の感覚があって、普通の流れからは独立した感覚のバンドが多かったと思います。ボウイファンからすれば、かなり面白いバンドだと思いますが、当時はそれほどそういう事は伝わっていません。

Full Album
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[20151004]

Of Skins and Heart
(1998/07/14)
Church

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チャーチもオーストラリアのバンドで81年のデビューアルバムになります。オーストラリアというと独自の進化をしたバンドが多いのですが、このバンドはイギリスのバンドと変わらないサウンドを持っています。デビューアルバムでいきなりBob Clearmountainのプロデュースですから、最初から期待されていたバンドだった事が分かります。そしてレコード会社もオーストラリアのバンドに注目していた事が分かります。

1. For A Moment We're Strangers
2. Chrome Injury
3. The Unguarded Moment
4. Memories In Future Tense
5. Bel-Air
6. Is This Where You Live
7. She Never Said
8. Fighter Pilot...Korean War
9. Don't Open The Door To Strangers
10. Too Fast For You
11. Tear It All Away
12. Sisters

メンバーはボーカルとベースのSteve Kilbey 、ギターのPeter KoppesとMarty Willson-Piper、ドラムのNick Wardの四人組です。ネオサイケバンドとして売り出されますが、当時のネオサイケとは違って、60年代のサイケバンドと言うよりビートロックグループのような曲ばかりです。12弦ギターの使い方などはバーズみたいです。そういう意味ではルーツが見え易く、オーストラリアのバンドだと言う事を意識しなくても楽しめます。

ただ、当時のポストパンクと言うより、グラムロック崩れのバンドみたいな曲調であり、懐かしい感じがします。これも当時としては個性的と言えるでしょう。全然80年代サウンドしていません。今聴くと新鮮ですが、当時は古くさい感じがしていたかもしれません。それでも次代を担う新しいバンドとして注目されていました。

For A Moment We're Strangers
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[20151003]

Capricornia
(1998/07/14)
Midnight Oil

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2002年の作品でラストアルバムになっています。オーストラリアでも徐々に売り上げが落ちていましたので、原点回帰でもありませんが、変化球無しのオルタナティヴロックに戻っています。どちらかと言うとフォークロック的なオルタナです。それでも売り上げが回復しませんでした。ここでしぶとくマイペースで活動する事も可能であったでしょうが、潔くバンドは解散となりました。

1. Golden Age
2. Too Much Sunshine
3. Capricornia
4. Luritja Way
5. Tone Poem
6. Crocodile Cries
7. Mosquito March
8. Been Away Too Long
9. Under The Overpass
10. World That I See
11. Poets And Slaves
12. Kiss That Girl
13. Pub With No Beer
14. Luritja Way
15. Forgotten Years
16. A Crockodile Cries Mosquito March

21世紀になると時代をリードするムーブメントが無くなり、何でもありの時代になっていきます。流行がありませんので好きなスタイルを楽しめる時代とも言えます。そこで彼らが選択したのはバンドサウンドだけによるソリッドなオルタナスタイルでした。これで売れたのでもう一度と言う意気込みもあったかもしれません。しかし、どんどん売れなくなっていきます。過去のバンドになって忘れ去られるようになっていきます。

シンプルであり、曲の良さだけで勝負に出ています。質は全く落ちていません。まだまだ現役で活動出来るくらいの余力を感じます。このレベルに達していないバンドは山ほどいます。売れてからのこのバンドは勢いのままに素晴らしい作品を残してきました。もう一度再評価されるべき作品ばかりだったと思います。初期の頃は個性があり過ぎましたが、誠実に音楽に向き合ってきたバンドだったと思います。

Golden Age
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[20151003]

Redneck Wonderland
(1998/07/14)
Midnight Oil

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98年のアルバムです。今度はデジタルロックになっています。オルタナブームも終わり、新しい要素として取り入れたようです。ブレイクビーツを織交ぜたり、グランジっぽい感じもあります。スタイルが変わっても、その中で最高のパフォーマンスを創り出しています。しかし、ブームの終焉は一気に注目度を下げて、又オーストラリアでしか売れないバンドになってしまいました。

1. Redneck Wonderland
2. Concrete
3. Cemetery In My Mind
4. Comfortable Place On The Couch
5. Safety Chain Blues
6. Return To Sender
7. Blot
8. The Great Gibber Plain
9. Seeing Is Believing
10. White Skin Black Heart
11. What Goes On
12. Drop In The Ocean

デビュー当時に比べたら格段に作曲能力が上がっていますが、デジタルロックすら古くさくなっていますから、品を代えても世間には響かなくなっています。これだけカッコいい出来映えなのに、もう過去のバンドのような扱いになっています。デジタルな部分を抜きにしてもいい曲を創っていますので、これが売れないと言うのは、世間の方がおかしいとしか思えません。あまりにもサウンドがコロコロ変わるのでカリスマ性が無くなっているのかもしれませんが、かなりの存在感も示しています。

ギターロックバンドらしいアレンジでもありますし、勢いのあるアレンジはいつもながら見事です。曲の配列も良く考えられていて飽きる事無く最後まで聴き通していけます。いい曲を書けないバンドばかり売れて、いい曲に馴染めないような状況になっているとしたら、リスナーのレベルの低下としか思えないヒットチャートの悲惨さ、それに比べて何と堂々とした威厳を持った作品でありましょうか。とても充実した内容の名盤であります。

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[20151003]

Breathe
(1998/07/14)
Midnight Oil

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96年のアルバムです。90年代らしいリズムを強調したスタイルを取り入れて、それを見事に自分達のサウンドに反映させています。他のオルタナバンドと同じような質感になっています。どちらかと言うとサザンロック近い感じになっています。70年代リバイバルもありますが、90年代の特長はヒップホップの影響でリズムによるフレージングを強調している所にあります。

1. Underwater
2. Surf's Up Tonight
3. Common Ground
4. Time To Heal
5. Sings Of Omission
6. One Too Many Times
7. Star Of Hope
8. In The Rain
9. Bring On The Change
10. Home
11. E-Beat
12. Barest Degree
13. Gravelrash

アルバムごとにスタイルが変わっていると思いますが、その度にその中での最高の演奏を聴かせてくれています。かなり彼ら自身も研究して新しい要素も自分達の中にとりいれています。良く出来ていますが、徐々に売り上げは下がっていきます。考え過ぎという結果になっているのかもしれません。しかし、良い音楽を残しているのですから、考え過ぎても問題ありません。ロックを聴く人口が多くなったようにも感じますが、本当のロックファンの人口はさほど変わっていないのです。だから売り上げが落ちるのも当然なのです。

売れているのはロックとは呼べないようなものが多く、それに差をつけられても分かる人は評価してくれるものです。カントリー調のHomeではEmmylou Harris が参加してデュエットしています。今回のテーマはサザンロックのようです。ソロとなったポールウェラーもサザンロックに傾倒していましたので、ちょっとしたブームだったようです。それでもきっちり90年代らしさも出ているので、良く出来た作品になっています。

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[20151003]

Earth and Sun and Moon
(1998/07/14)
Midnight Oil

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93年のアルバムです。オルタナも主流になってきて、彼らも先駆者としてもてはやされるはずでしたが、新しく出てきたバンドばかり注目される事になります。この作品もオルタナ的ではありますが、サイケな60年代の雰囲気を取り入れていて、かなりの意欲作になっています。これも大ヒットはしていますが徐々に売り上げは落ちてきます。主流のバンドより上出来過ぎたのでしょうか。

1. Feeding Frenzy
2. My Country
3. Renaissance Man
4. Earth And Sun And Moon
5. Truganini
6. Bushfire
7. Drums Of Heaven
8. Outbreak Of Love
9. In The Valley
10. Tell Me The Truth
11. Now Or Never Land

ダウナーな感じが求められるようになり、オルタナも日陰者の代弁者となっていきます。その中で、彼らのスタイルは明るい雰囲気を持っています。明らかに主流のスタイルとは違っています。それでも音楽的には素晴らしい出来映えであり、前作とは違う雰囲気ですが、アレンジも冴え渡っています。出来が良くても売れない、良く無いと思っている方が売れる、そういう逆の現象が起こり始めたのが90年代です。その現象が少し影響していたのでしょうか。

評価の高い作品を聴いても何も面白くないし、これは凄いと思っている作品が全く評価されていなかったり、世間の評価が全く信憑性を持たなくなりました。何が原因か分かりませんが、評論家が金で買われ始めたのか、アメリカで売れているのはクソみたいなラップものばかりで、音楽の質が一気に下がったのがこの頃からです。しかし、その陰に隠れて質の高い作品も沢山出ていました。このアルバムもその中の一つです。前作に次ぐ名盤です。

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[20151002]

Blue Sky Mining
(1998/07/14)
Midnight Oil

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90年のアルバムです。前作での勢いのままにこのアルバムもヒットしました。オルタナ系のスタイルも板についてきて80年代的なアレンジも無くなって、早くも90年代っぽいサウンドになっています。何と言ってもしっかりと考え込まれたアレンジの展開が見事です。バンドとしての成長を反映させた見事な内容になっています。売れるのが遅かった分、ちゃっかりと次の時代への足がかりが出来ています。

1. Blue Sky Mine
2. Stars Of Warburton
3. Bedlam Bridge
4. Forgotten Years
5. Mountains Of Burma
6. King Of The Mountain
7. River Runs Red
8. Shakers And Movers
9. One Country
10. Antarctica

装飾の多かった80年代からソリッドでネイキッドなロックへと移行していこうとしていました。そうした流れにシンクロした、というより、80年代的なスタイルには向いていなかったバンドだったと思います。かといってハードロックに戻るのではなく、世界に飛び出していった事により、でこぼこだった石が見事に磨きがかかった結果だと思います。R.E.M.のような手本になるバンドもいましたし、何を目指すべきかが明確になっています。

曲はシンプルになっていますが、その流れとなるアレンジが見事です。だらける事無く勢いのあるビート、強弱のイントネーション、聴いていて全く飽きませんし、音数は多いのですが、ばらけた配列になっているのでシンプルな曲がカラフルに感じられます。これもセンスの問題だと思いますが、ここまで全曲練り込まれた作品も多くはありません。見事な名盤であります。オルタナが主流になってからいい作品は出ていませんので、これがオルタナの最高傑作として問題無いと思います。

Blue Sky Mine
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[20151001]

Diesel and Dust
(1998/07/14)
Midnight Oil

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87年のアルバムです。ここでやっと世界でブレイクしました。オーストラリア出身のバンドが次々に成功していく中、彼らも注目のバンドとして紹介され、MTVでPVが頻繁に流れるようになり、彼らの最大のヒット作となりました。80年代サウンドでありますが、ここで既にオルタナバンドというスタイルが確立されています。80年代にはまだ主流ではなかったオルタナもR.E.M.のようなバンドから認識されるようになり、彼らもそのイメージで知られていきます。

1. Beds Are Burning
2. Put Down That Weapon
3. Dreamworld
4. Arctic World
5. Warakurna
6. The Dead Heart
7. Whoah
8. Bullroarer
9. Sell My Soul
10. Sometimes

スタイルは変化していますがPeter Garrettの個性的な歌い方はより磨きがかかっています。曲はよりシンプルになり、弾き語りだけでも通用するような曲になっています。それでも80年代らしく装飾の音源が沢山まとわりついています。歌もメッセージ性が強くなって、それがシンプルな曲とうまく調和して硬派なバンドとして認識されます。Peter Garrettのスキンヘッドも印象が強く、Midnight Oilと言うバンド名が世界中に知られていきます。

きらびやかな時代だった80年代において、社会的なメッセージを投げかけるという、パンクの遺産があった方が印象が良かったと思います。バブルの時代といっても貧困の差はありましたし、儲けている人とは反対に失業者も増えていました。ホームレスが多くなったのもこの時期です。そしてバブルがはじけてオルタナが主流になっていきます。それは80年代にこうしたバンド達が成功した事に端を発します。しかし、彼らは90年代には主役にはなれていません。感覚はあくまでも80年代の感覚なので、90年代のそれとは微妙に違いがあるのです。

Full Album
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